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姉の子供を育てることになりました .15


〇:はぁ疲れた

ヘトヘトになりながら家に帰ると


和:〇兄おかえり〜


〇:和ただいま

和:〇兄きついの?

たぶん顔色が悪かったんだろう。和はよく気づく子だ


〇:きつくないよ、ちょっと疲れただけ

和: ……


なにかしてあげようと考えている様子の和


〇:和いやしてー

和:いやす..?

〇:そう。こうやって

そうして和を抱きしめる〇〇


和:へへ


〇:かわいすぎる

和:ヒヒ

和:〇兄がかわいいっていった!


日頃はあまり言わない〇〇の「可愛い」に嬉しそうな和


〇:そりゃ〜和は可愛いよ

和:やった!

〇:もうこのまま寝たい

和:おなかすいた

〇:U〇ERでいい?

和:うん!マックがいい!

〇:わかったよ


それからマックを買い......

和:やった〜××セットだ!

〇:やっぱ子供はコレだよな

和:〇兄のハンバーガーは?

〇:俺はサラダだよ(今バーガー食ったらたぶんよけい眠くなる


そして食事を終え寝ようとすると......


和:あ!忘れてた!たいへん たいへん!

〇:ん?

和:〇兄これ!


〇:なにこれ?

1枚のプリントを渡され......


〇:あ〜授業参観か......

和:〇兄来てくれるでしょー?

〇:えっとぉ......日程は日曜か...行くよ

和:やった!

〇:それじゃあ疲れたし寝よっか

和:うん


麻衣姉が帰った日以降2人はずっと一緒に寝ている






むかえた日曜日

〇:まだ眠いな......

そう呟きながら小学校へ向かう

?:お!〇〇も来てるんやな!

〇:あぁ七瀬か

七瀬:なんなん?疲れてるん?

〇:今週仕事が立て込んでてさ

七瀬:大変やなぁドッチボールできるん?

〇:ドッチボール...?

七瀬:あの紙見てなかったん?

〇:日程のとこしか見てなかった

七瀬:今日はドッチボールやで!

〇:ん〜じゃあ俺帰る

七瀬:なにゆってんねんいくで!


〇:なんでそんなにノリノリなんだよ笑

七瀬:ななのこと忘れたん?「ドッチボールのなな」やで?

〇:ドッチボール以外何にもできなかったもんね

七瀬:それは言わん約束や

〇:はいはい

七瀬:はい は1回!

〇:はーい

七瀬:のばさない!

〇:OK

七瀬:ほないくで

〇:英語はいいんかいっ!



学校につくと


菅原:お!〇〇きたな

〇:よっ!

飛鳥:おはようございます

〇:飛鳥さんおはようございます


飛鳥:(ん?〇〇さんやつれてるような...

菅原:〇〇横の人は?

〇:ん?あ〜桜ちゃんの親の西野七瀬.....さん

七瀬:なんやそのオマケみたいな「さん」は!

飛鳥:あ〜!桜ちゃんのお母さんなんですね!

七瀬:そうです。西野七瀬といいます

飛鳥:西野七瀬.....七瀬..え!

七瀬:ん?

飛鳥:な〜さん!?

七瀬:!!!

七瀬:そうやで!でもなんでその名前知ってるん?

飛鳥:飛鳥です!齋藤飛鳥です!


七瀬:え!飛鳥なの!?

〇:えっと...どういう状況?

七瀬:〇〇覚えとらんの?

〇:なんのこと?

七瀬:なな達が3年のとき1年生にめちゃくちゃ可愛い子が来たっていっとき凄いことになってたやん

〇:あ〜なんかそんなこともあったね

〇:マンガ研究会なのに小説読んでた子ね

七瀬:それが飛鳥や!

菅原:(嫁ってそんなすごかったんだ

〇:ってことは飛鳥さんは年下!?

七瀬:そうやで

〇:なんか変な感じだ

七瀬:〇〇とななで飛鳥のこと助けたこともあったな


〇:そういえば助けたことあったね

菅原:その話気になる!

〇:話す?

七瀬:飛鳥もピンときてないみたいやし話そ!

〇:そうだね




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高校時代


七瀬:〇〇〜一緒に帰ろ!

〇:あれ?マンガ研究しなくていいの?

七瀬:今日は休みや

〇:そうなんだ

七瀬:〇〇も今日は部活休みやろ?

〇:うん。なんで知ってんの?

七瀬:愛のチカラや

〇:はいはい

七瀬:なんで無関心やねん!

〇:だって付き合ってないもん

七瀬:たしかにそうやけど...


話しながら校門に向かうと



?:飛鳥ちゃん俺と遊ぼーぜー

飛鳥:いやです


?:ゲームとカラオケ行こうよ

飛鳥:嫌なんです

?:行ったら楽しいってば!

そういって飛鳥の手を掴む??

飛鳥:離してくださいよっ



七瀬:これは助けなやな ボソッ

〇:うん ボソッ



〇:その子困ってるじゃん。離してやりなよ

?:あ..?飛鳥ちゃんも俺も遊びたがってんだよ!

?:邪魔すんな

〇:どうみても嫌がってるだろ

?:飛鳥ちゃんが俺を嫌がることなんてあるわけないだろ

〇:(自惚れにもほどがあるだろ

?:こいつは俺のこと好きなんだよ


そう言って飛鳥を抱く??


〇:!!

〇:お前それだけはマジでやめろ

?:うるせぇ

〇:飛鳥ちゃん引き剥がすから七瀬飛鳥ちゃんよろしく ボソッ

七瀬:わかった


そうして〇〇はいとも簡単に??の腕を掴み??から飛鳥さんを引き剥がす

?:な!お前!!

〇:七瀬たのんだよ

七瀬:了解

そして飛鳥さんを連れ七瀬は離れていく


?:お前なんてことしてくれてんだよ

〇:襲って楽しいの?

?:ま、まぁ..女と遊べたらなんでもいいんだよ

〇:そんな考えのやつに女の子がついてくるわけないだろ

?:お前みたいに勝手に女がついてくるようなやつに俺の気持ちがわかるわけねぇだろ!

そういって帰っていく??


〇:(俺そんなモテてないけどな...笑

〇:まぁいいや七瀬探そ







そうして歩きだすとそばの公園に七瀬達を発見


七瀬:お、〇〇もう終わったんや

〇:うん。飛鳥さん大丈夫?

飛鳥:グスッグスッ ごわがっだ

〇:いきなり抱かれたら怖いよね

七瀬:しかもあんなゴリラみたいなやつに


〇:ごめんね助けるのが遅くて

飛鳥:うんうん。ありがと

〇:どういたしまして

〇:(子供みたいだ

七瀬:飛鳥ちゃん1人で帰れる?

飛鳥:うん

そうして立ち上がろうとすると


フラッ

少しフラつく飛鳥さん

飛鳥:なんか.....歩けない


〇:足がすくんじゃったかな

飛鳥:どうしよう.....お母さん今日お家にいないのに

七瀬:〇〇おんぶしてあげたら?

〇:いま男に触られたら...

七瀬:そっか

飛鳥:あの人じゃないから怖くない

〇:ホント?

飛鳥:うん

飛鳥:〇〇さんがいいならおんぶして欲しいです//

〇:(なんだこの子可愛すぎだろ!

〇:じゃあ背中乗っていいよ

飛鳥:あ、でも西野さんの彼氏さんだしやっぱり...

〇:七瀬は彼女じゃないから大丈夫だよ笑

こうして背中に乗って家に帰った




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〇:まぁこんな話があったよね

飛鳥:思い出した!!

菅原:〇〇......ホントにありがとな!助けてくれて

〇:どういたしまして笑

飛鳥:あのときの〇〇さんがこの〇〇さんだなんて!

〇:七瀬が言うまで全然気づかなかった

七瀬:なな記憶力ええからな


〇:勉強以外な

七瀬:うるさい!

菅原:てか待ってください

七瀬:ん?

菅原:飛鳥ってそんなモテモテだったんですか!?

七瀬:いっつも告られてたで

〇:毎回図書館だったな

七瀬:そうそう!なな達が読んでる横で告られとった

菅原:嫁すごっ

飛鳥:飛鳥ちゃんモテてたんだぞっ


菅原:恐れ入りました

「それでは保護者の皆様〜グランドにおこしください」

七瀬:呼ばれてんで!

〇:行くか!

菅原:そ、そんなまじな感じなんですか?笑

七瀬:当たり前や!


結果はいかに...?

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