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片思いをしたら惚れられました


ここの問題わかるやついるか〜

………

だれもわかるやつおらんのか!

………

もういい!今日はこれで授業終わりだ



そうして怒ったまま出ていってしまう先生




咲月:ねぇなぎー


和:ん〜?

咲月:さっきの問題全然わかんなかったよね

和:そう?

咲月:え、和わかってたの?

和:うん。

咲月:なんで答えなかったの!

和:だって答えるの恥ずかしいんだもん......

咲月:発表するのは恥ずかしいことじゃないよ!

和:でもさ...

咲月:胸張って答えなよ

和:それができたら苦労しないよ

咲月:ダメだなぁ

咲月:そういえばこの前告白されてなかった?

和:話が急に変わるね笑

咲月:まぁね笑

和:告られたよ、バレー部のエースに


咲月:え!あの人めっちゃカッコイイし最高じゃん!

和:カッコイイけど告白するときもずっとモジモジしてたからすぐ断った

咲月:恥ずかしがり屋なのかな?

和:そうかもね

咲月:だとしたら和と性格合うじゃん

和:私は恥ずかしいな自分が嫌いなの!

咲月:そうなんだ......

咲月:和はどんな人がタイプなの?

和:堂々としてて発表とかそういうのができる恥ずかしい屋じゃない人かな

咲月:顔は?

和:べつにどうでもいいよ

咲月:へ〜なんか和らしい

和:さっちゃんと違ってメンクイじゃないもん


咲月:べつにメンクイってわけじゃないもんっ

和:イケメンみつけたらすぐに情報集めるのに?

咲月:いぃ、、、いぃゃぁぁそんなことは......

和:やっぱメンクイじゃん

咲月:バレたか

和:隠す気ないじゃん




〇:(へ〜井上さん堂々としてて恥ずかしがり屋じゃない人がタイプなんだ。

〇:(頑張れば僕でも付き合えるかも!

そう。〇〇は和に恋をしているのだがなかなか1歩が踏み出せないでいた

自分で言いたくはないが顔は悪い。だけど恥ずかしがり屋でもないし発表などもこなすタイプだ。




ー次の授業ー

ここの問題わかるやついるか?

………

ここのクラスはほんとにダメだな

〇:(これはチャンスかも..?


誰か答えろ〜

〇:92です

和:!!

お、〇〇正解だぞ

それじゃあ残りも3分しかないし今日の授業はこれで終わる

全員:ありがとうございました






咲月:和ぜったいさっきのわかってたでしょ!

和:うん

咲月:答えなよ〜

和:だってやっぱ恥ずかしいんだもん

〇:(こういうところ可愛いんだよな

咲月:じゃあ今度から私が「井上さんがわかるそうです!」って言ってあげる!

和:ヤダヤダ答えたくないっ!


咲月:もったいな〜発表すれば成績もあがるのに

和:いいよ普通くらいの点数はとれてるし

咲月:余裕ですなー

和:さっちゃんみたいに欠点とらないもん

咲月:なっ、、私だって頑張ればとらないしっ


和:じゃあ今度のテスト勝負する?

咲月:絶対いや!

咲月:っていうかこのあともう帰るでしょ?

和:うん。

咲月:じゃあこの前見に行けなかった映画観に行かない?

和:あ〜えっと今日は1人で帰るよ

咲月:用事でもあるの?

和:お母さんから早く帰るように言われてるからさ

咲月:そっか....じゃあまた今度ね!

和:うん。また!

咲月:じゃあねー

そうして咲月は帰る





〇:(あれ?井上さん帰らないのかな?


和:ねぇ〇〇君


〇:な、なんですか?(やっべさっきの盗み聞きしてたのバレたかな......

和:一緒に帰らない?

〇:え!!

和:あ、もしかしてなんか予定入ってた?

〇:いやいやまったく入ってないよ(早く帰るんじゃないの?

和:そっか!なら行こ!

〇:はい





ー帰り道ー


〇:井上さん早く帰らないと行けないんじゃないの?

和:あ〜!〇〇君盗み聞きしたの〜?


〇:え、いやその.....たまたまというかなんというか...その

和:ふふ

和:聞いてたなら入ってくればよかったのに

〇:まともに話したことないしそんなことできないよ

和:でも〇〇君1個前の授業の休み時間も盗み聞きしてたでしょ?笑

そういってイタズラに笑う和


〇:な、なんでバレたの...?

和:だって私が言ったあとの授業で急に発表しだしたし聞いてたのかな〜って思ったよ

〇:バレバレだったんだ

和:〇〇君ってわかりやすい人なんだね笑

〇:恥ずかしい......

和:ちょっとあっちにクレープが美味しいカフェがあるんだけど行かない?

和:〇〇君ともっと話したいし

〇:僕も井上さんともっと話したいし行きたい!

和:よしっ!じゃあ行こう!






〇:なんかオシャレなお店だね

和:そうなんだよね笑 お気に入りのお店なの


〇:すごいな〜僕なんてこんないい雰囲気のお店なんて知らないよ

和:〇〇君はスポーツばっかでカフェとかあんまり行かないでしょ?

〇:行かないね...うん


店員:お待たせしましたー

〇:え、このクレープデカくない..?

和:ここは普通のよりデッカイのが売りなの!

〇:食いきれるかな...

和:いけるいける!

そうして1口食べると

〇:うまっ

和:クリームが軽いから食べやすいんだよね

〇:さすが井上さんのお気に入りのお店だ

和:ふふ🤭  

〇:なんで笑ってるの?

和:〇〇君ってびっくりするくらい正直だよね笑

〇:そうかな?

和:なかなかしっかり他人(ひと)のこと褒める人っていないもん

和:それに、Theスポーツマンって感じがする!

〇:それは褒めてる?

和:もちろん!


〇:井上さんに褒めてもらえて嬉しいよ

和:私なんかに褒めてもらったって喜んじゃダメだよ笑

〇:何を言ってるの笑

〇:井上さんから褒めてもらえるのが1番嬉しいよ

和:うわ〜そうやって女の子をおとしてるんでしょ?笑

〇:こんなブサイクが女の子から相手にしてもらえるわけないでしょ?

和:ダメだな〜顔だけで態度変えるような人に相手なんかしてもらわなくていいっ

〇:でも僕も一応男だし彼女とか欲しいしんだよ

和:えー〇〇君私のこと好きなんじゃないの?

〇:な、なんでそれを......

和:だって私が「発表とかする人が好き」って言ったら次の授業で発表したじゃん

和:つまり好きってことでしょ?

〇:うん

和:てことは両思いだね

〇: ………

〇:はい? え? どういうこと?

和:だって〇〇君のこと好きだもん

〇: …やっぱり状況が飲み込めない

和:だから!好きなの...///


〇:でも今までそんな素振り見せなかったじゃん

和:盗み聞きしてたなら分かるでしょ?私恥ずかしがり屋なの

〇:うん

和:それに〇〇君が私のこと好きじゃなかったら告白してもフラれると思ったからワザとあの時好きな人の条件を言ったの

〇:ほぉ

和:それで〇〇君が発表したから〇〇君が私のこと好きなのがわかったの

〇:それで放課後こうやって呼んだと

和:うん

〇:策士だ

和:女の子ってこんなもんなの

〇:色々考えてるんだ......

和:それで!付き合ってくれる?


井上さんから告白されるという夢にも思ってなかったことが起きた

〇:ぜひ!喜んで!

和:よかったぁ

和:告白なんて初めてした

〇:告白されたことは何度もあるんでしょ?

和:うん。何回もあるけど全部断る気だったからまともに話きいてなかった笑

〇:なんで断る気だったの?

和:そんなの〇〇君が私にとって1番好きな人だからだよ

〇:そ、そういうことか..///

和: ..好きにさせたんだから責任とってよね!

〇:うん!だからこれからよろしく!

和:これからは〇〇君の試合全部観に行くからね!


〇:お、それは楽しみだ!


それから2人は幸せな生活を送り


咲月:なぎー!なんで〇〇君が好きなこと私にいわないの!

和:必ず彼氏にしたい人は誰にも知られたくないの!



咲月:むぅ...告白の瞬間を撮っときたかった

和:残念だったね笑



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