〇:えっとぉ......なんでまた事務所に呼ばれてんの？

飛鳥:どうせ暇なんだからいいでしょっ！

〇:朝から20人も患者さん診たんだけど

飛鳥:いけるいける21人目も

〇:誰を施術するの？

飛鳥:まぁまぁそう焦らないで

〇:えぇ......(誰のこと施術するんだろ？

美月:あ！〇〇がきてる！

〇:おぉ久しぶり美月

〇:この前のドラマ観たよ

美月:観てくれたの！？

美月:1人でみたの？

〇:いや、飛鳥と観たよ

美月:え？でも飛鳥さん観てないって...

〇:どうせ褒めるのが恥ずかしくて観てないって言ったんだろ？

飛鳥: ……

美月:無言ってことは合ってるんですね！

飛鳥:うっさい！

飛鳥:あすかちゃんは観てないぞっ

〇:『演技上手いなぁ』とか『このセリフ覚えられたのすごっ』とか言ってたのはどこの誰だっけ？

飛鳥: …//

美月:飛鳥さんそんなこと言ってくれてたんですね〜

飛鳥:〇〇がウソついてるだけ！

飛鳥:〇〇が言うことなんて信じるでないぞっ

美月:へへ

美月:飛鳥さんから褒められるの嬉しいです〜！

飛鳥:だ、だからウソだって

〇:ウソついてるのはどっちだよ笑

飛鳥:〇〇

〇:じゃあ今度からボイスレコーダー買っとかないとね

飛鳥:そ、そ、、それはダメだ

〇:ウソついてないんだからいいんじゃないの？

飛鳥:むぅ......美月のこと褒めるのが恥ずかしくて観てないフリしてたわけじゃないしっ

美月:飛鳥さんそれ全部言っちゃってますよ...

飛鳥:いうなぁぁぁぁ///

〇:飛鳥顔が真っ赤だよ笑

美月:飛鳥さん小学生みたい笑

飛鳥:2人ともうっさいぞっ

〇:それは置いといて......だれを施術すんの？

美月:わたし？

〇:いやだ

美月:なんでよ！

〇:体めっちゃ悪そうじゃん

〇:治すの面倒くさそう

美月:ひどいっ治療家としてどうなの！

飛鳥:まぁ美月のことは置いといて...また櫻坂の治療をしてほしいの

さくら:〇〇さんが取られちゃうからダメです！

和:さくらさんの言う通りです！

〇:おぉさくら久しぶり

さくら:久しぶりです..//

なんで照れてんだ？


飛鳥:保乃ちゃんの施術してほしいの

美月:保乃ちゃん......〇〇のこと取りそう

飛鳥:バレーの始球式があるのに肩痛めちゃったんだって

〇:えっとぉ......まず保乃ちゃん？って人だれ？

飛鳥:そこからか...

さくら:〇〇さん知らなさすぎですよ

和:櫻坂さんのこと知らないんですか？

〇:この前あった山﨑さんとひかるさんくらいしか知らないよ

飛鳥:バカだ....

さくら:保乃ちゃんのこと知らないなんて......

〇:知らなくて悪かったなぁ

美月:可愛くてスポーツできて少し抜けてて面白い子だよ

〇:へぇなんでもできる人なんだね

美月:〇〇と違ってね？笑

〇:俺は......全力で壁にぶつかることしかできないもんな

美月:こういうときだけカッコイイのウザイ

〇:ウザイってまで言わなくていいだろ！

美月:だってウザイもん！

飛鳥:いいから早く行くよ

〇:ちょっとまって。

そういってスマホをいじる〇〇





〇:もう大丈夫だよ

飛鳥:何見たの？

〇:なんでもない

飛鳥:あっそ






飛鳥:失礼しまーす

〇:失礼します

？:〇〇さんお久しぶりです！

〇:山﨑さん久しぶりです

天:山﨑さんじゃなくて天でいいですって！

〇:そっか笑

？:私のこと覚えとる？

〇:森田ひかるさんですよね

ひかる:そうです！

ひかる:〇〇さん私のときみたいに保乃のこと治してください！

〇:わかった

保乃:お願いします！

天:それじゃあまた飛鳥さん遊びに行きましょ

ひかる:行きましょいきましょ

飛鳥:いいよー

〇:(前と同じ流れなような...

保乃:待って保乃のこと置いていくん？

天:うん

ひかる:私も天ちゃんに同じことやられた

保乃:2人ともほんまひどいなぁ

天ひ:ヒヒ


そして前と同じように出ていってしまう3人



保乃:えっとぉ....とりあえずよろしくなっ！

〇:うん。わかったよ

〇:肩が痛いんだよね？

保乃:そうやねん。今度始球式あるんやけど肩痛くてサーブ打てへんねん

〇:え、野球の始球式じゃないの！？

保乃:バレーやで

〇:野球の始球式だと思ってた...(てかバレーの始球式なんてあるんだな

〇:それじゃあ肩治すからそこに寝て

保乃:わかった！






ーほぐし開始ー


保乃:あかんな〜ダンス練習しただけで肩痛くなるんやもん

保乃:歳やな

〇:櫻坂さんのダンスって難しいんでしょ？(飛鳥が前に言ってた気がする

保乃:そうやねん難しいねん。

〇:僕がやったら1日で全身筋肉痛になりそうだ笑

保乃:たぶんなるで

〇:すごいなぁ

〇:でもこの肩の感じだいぶ溜め込んでるね

保乃:ん〜そうなんかな

〇:意外と緊張に弱くて1人でイベントでないといけないときにド緊張しちゃうとか

保乃:！！！

保乃:なんで知ってるん！？

〇:こんなラフな感じの人なのにストレスがだいぶかかった肩ってなかなかないからね

保乃:始球式1人ででなあかんから怖いねん

〇:打つだけじゃないの？

保乃:お客さんの前で少しはしゃべらなあかんねんもん

〇:あ〜あるね

保乃:それが緊張すんねん

〇:なんか意外...笑

保乃:こんなことあんま他人(ひと)にはいえへんねんな

〇:自分のことだすの得意そうなのにね

保乃:天然で出てまうことがほとんどやねん

保乃:ホンマはなるべくだしたないんよ

〇:そうなんだ

保乃:でも保乃バカやからでてまうねんなぁ

〇:ビーフのことエビと思ったりとか？笑

保乃:なんで知ってんねん！

〇:さっきちょっとだけ調べた

保乃:そういうとこは調べんで！

〇:わかったよ笑

〇:でもバカを表にだすことはすごいことだと思うけどな〜

保乃:なんで？

〇:だって恥ずかしがったりして結局隠しちゃう人がほとんどでそんな中表にだせてるのはすごいよ

保乃:バカを褒められたの初めてなんやけど...笑

〇:まぁなかなか無いだろうね笑



保乃:もうそろそろボキッってされるん？

〇:いや、ボキッとしなくても......

〇:手を挙げてみて

保乃:うん

そうすると......

保乃:凄っ痛くなくなってる！

保乃:それに前より肩が軽くなった気がする

〇:肩ほぐして肩甲骨はがしたからね

保乃:しゃべってる間にそんなことしてたんっ？

〇:そうだよ

保乃:さすが凄腕整体師さんや

〇:ありがと笑


そして少し時間が経つと.....



飛鳥:ただいまー

天:飛鳥さんと美月さんと遊ぶのすっごい楽しい！

美月:楽しかったね

ひかる:ほの肩大丈夫になった？

保乃:うん！めちゃくちゃ肩あがるで！

ひかる:よかったぁ


？:あのぉ...

ひかる:なんで夏鈴がいるの！？

〇:(知らない人きた

夏鈴:レッスンシューズ忘れちゃってさ

ひかる:明日どうせレッスンあるんだし取りに戻らなくてもよかったんじゃない？

夏鈴:たしかにそうだけど『忘れた！』と思ったら勝手に足がこっち向かってたんだよね

天:へ〜

夏鈴:あ！〇〇さんですよね？

〇:そうですよ

〇:(いきなりこっちにバトンきた！

保乃:そういえば最近足がどうとか言ってなかった？

夏鈴:最近足が冷たいんだよね...お風呂入ってるのに

保乃:〇〇さんに治してもらったら？

夏鈴:いいのかな？

〇:僕でいいなら治しますよ

美月:美月ちゃんのことは治してくれないくせに！

〇:美月は俺の治療院じゃないと治せねぇんだよ

美月:それならしょうがないか..

夏鈴:それじゃあ〇〇さんお願いします

〇:はい






〇:足つめたっ

夏鈴:そうですよね...

〇:こんだけ冷え性っぽくなったら寝れないでしょ？

夏鈴:最近寝にくかったのって冷え性のせいなんですか！？

〇:冷え性になると副交感神経が優位になるから眠りにくいんだよ

飛鳥:ふむふむ

美月:飛鳥さんわかるんですか？

飛鳥:全然わかんない

ひかる:ようするに寝にくいのは冷え性のせいってこと？

〇:そうだよ

夏鈴:足あっためてるのになぁ

〇:なんで足だけ？笑

夏鈴:『足を温めないと人ってヤバイんですよ』

飛鳥:そうなんだ！

〇:ん〜言いたいことはわかるけど心臓とか肺に負担がかかりすぎるから長風呂はオススメしないなぁ

夏鈴:そうなんですか！

〇:それに肌が乾燥しやすくなっちゃうよ？

夏鈴:それは困る...

天:あれ？ひかるも長風呂じゃなかったっけ？笑

ひかる:乾燥はいやだよぉぉ

〇:それに寝付きが悪くなっちゃうしね

夏鈴:冷え性で寝にくくなって長風呂で寝付きが悪くなって......最悪だ

美月:〇〇たまには勉強になるこというね

〇:美月なんか言った？ｷﾞﾛｯ

美月:な、なんにもいってござらんですます

〇〇の睨みに負ける美月

〇:そっか...ならよかった

美月:(こわっ

天:〇〇さん天より睨み上手い！

〇:僕は睨み上手くないよ

飛鳥:美月は完全にビビってたよ？

〇:だって美月じゃん

美月:なにその『あいつバカだからな』みたいな言い方！

飛〇:バカじゃん

ひかる:そろった笑

保乃:バカは保乃だけやないんや...ﾎﾞｿｯ

ひかる:保乃ほどではないと思うよ？

保乃:え...ほ〜にょほにょほにょほにょ

〇:(何それ...笑

美月:私もこんどそれしよっ

飛鳥:なんて言うの？

美月:み〜じゅみじゅみじゅみじゅ

飛鳥:あんま可愛くない

美月:辛辣...！

夏鈴:あのぉぉ......私忘れられてません？

飛美ひ天:あ......

夏鈴:(ひどい...

保乃:保乃は覚えとったで！

〇:そろそろ矯正にはいろっか

保乃:ボキッってするやつ？

〇:そう

保乃:保乃のときはせんかったのに！

〇:肩治っちゃったからね笑

〇:それに冷え性はアトラス(首の1番上の骨)を治療しなきゃだから

飛鳥:これまたよくわかんない言葉だ

美月:アトラスって宝石みたい

保乃:ほんまや！綺麗な宝石みたいや

ひかる:ふふ アトラスっていうのは首の1番上の骨なんだよｷﾘｯ

飛鳥:よく知ってるね！

ひかる:この前〇〇さんから教えて貰いました

〇:それにしてもよく覚えてるね笑

夏鈴:アトラス...覚えとこっ

〇:とりあえず骨鳴らすね

夏鈴:はい...！

〇:なんか緊張してる？

夏鈴:ちょっとだけ...

〇:そっか......好きな食べ物とか思い浮かべてみたらどう...？

夏鈴:焼きマシュマロ...//

〇:(思ってたより可愛い食べ物でてきた笑

〇:ちょっとリラックスできた？

夏鈴:はい

〇:おっけい




ー矯正開始ー


〇:息吸ってー吐いて〜

夏鈴:ﾊｰ

ボキッ

夏鈴:キャッ

保乃:(めっちゃ可愛い声だすやん笑

〇:どう？

夏鈴:あ！首まわしやすいです！

〇:よかった

天:〇〇さん百発百中だ！

〇:ミスしたら骨が折れちゃったりして大変なことになるからね

天:こわいっ

美月:これってそんなことになったりするんだ...

〇:だから信頼できる人に頼んだ方がいいんだよ

美月:それじゃあ〇〇施術お願い！

〇:いつかね

美月:やる気ないじゃん

〇:バレた？笑

美月:バレバレ

夏鈴:足があったかくなってる！

〇:しっかり血が流れたみたいだね

ひかる:〇〇さん櫻にこないかな...

美月:ダメ！ぜったいダメ！

保乃:目がマジだ

〇:アイドルがそんな睨みすんな

美月:だって〇〇が取られたら嫌だもん

〇:飛鳥の彼氏なんだしメインは乃木坂に決まってんじゃん

美月:そっか！ならよかった！

天:美月さんには申し訳ないけどアニラに〇〇さん来てほしいんです

〇:飛鳥...アニラってなに？ﾎﾞｿｯ

飛鳥:アニバーサリーライブ！ 乃木坂でいうところのバスラ

〇:あ〜それね

ひかる:疲労困憊になっちゃうメンバーが多いんで助けてほしいです

〇:わかったよ。チカラになれるなら助けるよ

保乃:やった！

美月:そのかわりその後は乃木坂に〇〇は返してもらうからねっ！

ひ天:はい！

結局アニラに参戦することになった〇〇

メンバーの名前すら覚えてない〇〇はどうなるのか