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架空OL日記が好き。あともやもや。

年度も年号が変わって暫く経ったが、素晴らしいまでに最悪である。
今日も休日だというのに仕事の関係でうなされては頭が痛くなり、気がつけば泣いている。自分でもこんなにもろいのかとびっくりする。
春から予想通り人事異動があり、直属の上司が移動した。希望を出したと聞いていたから当然ではあった。新しい人がやってきて、上司も変わって、仕事が始動した。色々あったがもう半年以上の疲れが溜まっているような感覚がする。
私は仕事で役に立てていないし、ミスもするし、営業成績だってよくない。そもそもこの仕事が嫌いである(働くことが嫌なので当然だが)。
新しい上司は、『いい人』だ。わからないことがあれば教えてくれるし成績もいいし上司との付き合いも上手だ。まごうことなき『いい人』だ。百人中百人がきっと『いい人』だと言うくらいには『いい人』だ。だから何かあるたびに、その上司と比べられ(一般的な兄妹以上離れているが今までの上司の中でもまだ歳が近いほどなので)、色々と言われる。そりゃそうだと思うため、頭を下げる。『いい人』、嘘じゃなく本当に『いい人』。

だけどもやもやするのはなんでだ?

もやもやしたまま連休に入り、出かけたりもしたが、ほとんどはDVDを見て過ごしていた。トリック2は面白かった。最終日に返却をした。返却の際、ふとドラマのコーナーを見た。そして『架空OL日記』を借りてきた。

このドラマは放送時にも見ていたため、内容は殆ど覚えていた。とても面白いなと思って見ていた。覚えていたが、また見たくなった。
原作はバカリズムさんがネット上でOLになりきって更新していたブログ。そして主人公の私を本人が演じるということもあって、放送当時は結構話題になっていた気がする。見れば見るほど違和感は薄れていき、あっという間に20代女性の銀行員である。彼女たちのやり取りや仕事の風景に特別さは一切なく、至って日常。会話のやり取りも翌日には忘れてしまいそうなものばかりだ。上司の愚痴、遊ぶ計画、ご飯に行く、お茶に行く、ジムに行く、月曜が憂鬱、食堂のご飯が微妙、化粧品が欲しい、とか。銀行の制服、おしゃれな私服、気の抜けた私服、汗をかくためのジム用の服、化粧、アクセサリー、行き帰りの電車、休日のだらだら。

いいなあ、と思う。

どこにでもある日常かもしれないけれど、凄く羨ましい。愚痴を言い合えるような同僚なんていないし、先輩や後輩もいない。歳が近い人もいない。仕事終わりに皆でお茶なんてありえないし、休みの日に遊びに行くことだって絶対にない。田舎だから電車通勤もない。だから、いいなあ。特別キラキラはしていない(皆さん綺麗だが)。日常だから。
あるある、なんて思うところもよくあった。
けど、私の身近にはマキちゃんもサエちゃんも小峰様も酒木さんかおりんも『私』もいない。職場で何かがあっても、愚痴を言い合ったり、ミスを笑い合ったりする人たちはいない。

ドラマのラストシーンで、『私』が消えたけれど、本当に向こうの世界に始めからいないのはこの日常を垣間見ている私なんだな、と思った。

終わらせたくなくて、また見た。でもやっぱり終わってしまった。

そうしている間に日曜日は消費されていった。
上司へのもやもやが言えるような同僚が出来れば私の日常も何か変わったりするのだろうか、なんて思ったけれど少なくともあと一年は変わりそうにないし、変わったときはもう日常じゃないかもしれない。明日からはまた仕事が始まる。頭が痛い。

何度目かわからないため息を吐いて、ゲオへ返しに行く。

偽装の日常を本当に手に入れるため、DVDを買おうと誓った。

あとエンディングソングもとても可愛いです。ドラマでの映像もブログ形式で素敵。

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花野

これといってなにもない。備忘録。
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