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ティーカップのお話

こんにちは!
今日はティーカップについてあれこれお話していこうと思います。

みなさんはお気に入りやこだわりのカップ、、好きなブランドやメーカーなどありますか?

私は小学生の頃に初めてアウトレットに連れて行かれたとき、ウェッジウッドのショップに母に連れられてふらりと入ったことがあるのですが
初めて見る食器なのに謎の親近感、壁や棚に所狭しと並べられた美しい食器の数々に見惚れ、それ以来ウェッジウッドのファンです。

ちなみにその後、「ウェッジウッド貯金」なるものを始め、中学生に上がって少し経った頃、念願のティーポットとティーカップを揃えることができました。
年始のお年玉や、親戚のおじさんから頂くお小遣いを親に交渉して手元に残した甲斐がありました。笑

さて、本題に参りましょう。

紅茶にも適したカップがある

自宅で紅茶を飲むときは、どんなカップを使っていますか?ティーカップですか?紅茶コーヒー兼用カップ?マグカップ?湯呑み?
ワインに合わせてワイングラスを選ぶようにとまでは言わないですが、紅茶も適したカップで飲む方がより紅茶の香りと味を楽しめます。

そもそもティーカップってどういうの?

一般的には、径が大きくて、開いていて、比較的浅くて、朝顔に似た形をしたカップ(ピオニーシェイプ)がティーカップです。と言っちゃうと叱られそうですので語尾を言い換えて、こういう形のティーカップが理想です。

なんでこんな形をしているのが理想なのでしょうか?
ひとつは、径が大きい=紅茶と空気が接する部分の表面積が大きい=紅茶液面から揮発する香気成分が多くなり、その結果、香気成分=香りをキャッチしやすくなり、繊細な紅茶の香りをより楽しみやすくなるからです。
また、紅茶は完全に沸騰した湯で抽出するので淹れたては熱くて飲みにくいため、早く冷めるように浅く広くしています(とは言え、紅茶の湿度は高い方が香りをキャッチしやすいので、そんなに早く冷めすぎてもらっても困るのですが)。

径が大きい=カップの縁が大きい円になる=唇が当たる部分が長い、と紅茶を口に入れた時に紅茶が舌の広範囲に直接当たりやすくなり風味をキャッチしやすい=風味を楽しみやすくなります。
また、カップの深さは浅い方がカップの底に光が届きやすく紅茶の色合いをより楽しみやすくなるので浅い形になっています。
そして、ティーカップの厚みは薄い方が良いと言えます。薄い方が繊細な風味をキャッチしやすくなるからです。ワイングラスも高品質のもの、高価なものほど薄く作られています。ワインも繊細な風味を大切にしますからね。それに、厚みが薄い方が早く紅茶が冷めます。
さらにカップの内側はできれば白が良いでしょう。白だと紅茶の水色(すいしょく)がよく見えます。絵や柄が入ってた方がエレガントではありますが。

コーヒーカップはどうでしょうか?

ティーカップと比べると、径が小さくて、深いです。厚みも薄いものがありますが、陶器製の結構分厚いものも多いですよね。
コーヒーは紅茶よりは低い温度で抽出するので、カップに出来上がったコーヒーも温度が低く、ハンドドリップの場合おおよそ60℃ぐらいになります(になるのが理想)。出来上がった時点であまり温度が高くないので、紅茶とは逆にあまり冷ましたくないため径が小さく、深く、厚手なカップが多くなるようです。それに厚みがあるほうがコーヒーの苦みを緩和する効果もあるそうです。
これは私の個人的な思い込みですが、コーヒーは風味がガツンと来て、紅茶の風味は繊細だと思っています。なのでティーカップのように径を大きくして繊細な香りをキャッチしなくても十分楽しめるのかな?とも思います(コーヒー党に叱られそうですが)。
コーヒー液は黒く濃いので浅い形状にして水色を楽しむというのも必要ないですし。

違う形のティーカップもあります

ティーカップに話を戻すと、先に触れた形状のティーカップの他に、もっと深くて、真ん中が少しくびれているタイプ(ヴィクトリアンシェイプ)のティーカップもあります。パッと見はコーヒーカップのような形です。こちらは香りより味重視の形状で人気の形状でもあります。が、私は紅茶はどっちか一つ選ぶとなると味より香り重視なので、特にフレーバードティーは香りが大切なので、ピオニーシェイプの方が紅茶には理想的だと思っています。本当は紅茶の正確に合わせてカップの形状も選んだ方がいいのかもしれません、ワインみたいに。

材質

材質の面から考えると磁器が良いのでしょうか。ガラスより保温性が高く、陶器より薄く、強度もあって、白く、繊細な加工もしやすい分エレガントなデザインのカップも多いからです。

容量も考慮して

「じゃあ、ちょっとティーカップ買ってみるか」となったとき、もうひとつだけ注意して頂きたいのは容量です。
紅茶は150ml、コーヒーは130mlが出来上がり量の目安です。形状がティーカップに一致していたので買ったはいいが容量が小さかった、実はコーヒー用だった!なんてこともあり得ます。径や深さ形だけで判断せず容量もチェックしてください。

さて、ティーカップについてだいぶ長々と話してしまいましたが、いかがだったでしょうか?
記事を書いておいてなんですが、我が家では普段紅茶を1杯、2杯…とお上品な感じではなくリッターで飲んでいるので、あまりちゃんとしてはいないです。笑

ブランドものの紅茶の葉っぱをいただくと、さすがにコップは替えようかな、とは思いますがなかなか腰が重く…。
今年から意識を変えていきたいです。

そろそろ茶葉の紹介記事を書いていきたいですね…。
紅茶のお供によければお付き合いください。
では。

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