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☆感謝☆『最後の子ども』批評まとめ!

今回は第一回透明批評会にて頂いた批評のまとめ記事になります。
拙著「最後の子ども」を通して頂いたたくさんのスキ、コメント、そして批評記事に感謝の意を込めて書かせていただきます!

笹塚心琴さん

笹塚さんには一番最初に的確に、分かりやすく内容をまとめて貰えました。
投稿も迅速だし、批評自体も柔らかく書かれているようでいて要点をきっちりカバーされていて、すごい仕事ができる人なんだろうなぁ、と勝手に思っています。。

何も知らない人から自分の小説を「どんな話か?」「ジャンルは?」などと質問をされた時には、とにかくこの記事を読ませようと思います(笑)

亀野あゆみさん

恐れ多くも、古典文学などを引用しながらの批評をしていただきました。
web上での詰め詰めな文章に関しては自分でも是非が判定しにくい所があったので、ここまで評価して頂けたのは素直に嬉しかったです。
亀野さんは長編エンターテイメントなど、私が全く使わない発想、創作の筋力を用いて作品を発表されている方なので、お褒め頂けたのは本当に恐縮至極なのです。

そしてまさかの断筆宣言で私も未だに動揺していますが、今後ともぜひぜひご活躍を応援したい作家さんなので、成田ごときお気になさらず、気が向いたらぜひとも投稿再開を……!

石川葉さん

石川葉さんは読解力が毎回凄まじく、作品を十分推敲せずにざっくり仕上げて、最後は投げやりに「えいっ」と投稿する私としては目からうろこな部分が多々ありました。
「とめきつ」が「止子」である事に関しても、よく見抜いたなぁ……と唸ってしまいました。……す、すごい。

長編に関するアイディアなども頂き、本当に嬉しいです。「インセプション」はこの記事を読んで以来ずっと気になってるのでそのうちTUTAYAにでも。。

アセアンそよかぜさん

アセアンそよかぜさんの投稿を見ていると、本当に多方面に知識が深く、調べ方が浅い私としてはかなりヒヤヒヤでした。特に登山技術に関して深く突っ込まれたらどうしよう、と震えましたが、何とかセーフでした。ちょっと手加減して頂いたかもしれません。

また、ご自身で書いた場合のアイディアなども提示して頂き、なるほどと思う点もたくさんありました。今後推敲し直す時の大切なアドバイスとさせて頂きます。ありがとうございました。

丹宗あやさん

丹宗さんには「私」に関する取扱いについて特に言及して頂きました。
こういう意見を貰えるからこそ、批評してもらって本当に良かったなと感じます。自分でも結構曖昧な部分を残しながら投稿した作品だったので、いざご指摘いただくと考えあぐねる部分がありますね。

「さらにその先の一歩」を考えて提示して下さっているのが本当によく伝わりました。数えきれない感謝の気持ちでいっぱいです。

■本作を通して■

実のところ、この作品は透明批評会に参加を表明した時点ではまだ半分も仕上がっていなかった作品で(雪崩にのまれる所から先が書けなくなり、一年くらい寝かせてました)、まさに今回の企画があったからこそ完成したようなものでした。今見直しても、曖昧な点、手を加えられる点がたくさんありますので、今後の見積もりとして自分が着目してる部分を何点か挙げます。

1導入部分が甘い

実をいうと、冒頭の文章は物語を作るための暫定的な「間に合わせ」であって、正直気に入ってません。もっと読む人を早い段階で深く引き込むような感じにしたいのですが、今のところ思いつかないです。吹雪に見舞われてからの下山シーンはきっちり書いているのですが、登山シーンはなんか印象がスカスカです。

2「私」「老人」のキャラが固まってない

敢えて曖昧にしている存在だからこそ、もう少し裏の設定をきっちり決めたいなと思っています。気づかれた方もいると思いますが、よくよく見ると老人の台詞の方言が関西弁だったり、東北弁だったり(笑)

3ラストシーンに解放感が足りない

一番重要なラストシーンも実は「間に合わせ」だったりします。
空気に人影が溶けたとか、表現に既視感ありすぎ……(泣)

あと、冒頭で「暗い部屋」から始めたなら、最後も同じ場所に戻るべきなのではないかとは自分でも思うのですが、そこで物語の輪を閉じてしまうとなんか自分で満足して手を入れるのをやめてしまいそうなので、しばらくこのままにしときます。

終わりに

あわよくば作品のボリュームアップ、中編、長編への成長を自分としても期待していますが、タイミング的に、もうすこしアイディア、体力、気力なども揃えてから挑みたいと思います。

最近は仕事で色々とバタバタしてる部分があり、ちょっと投稿からも遠ざかりがちになっています。また、色々準備を揃えて創作を再開するのでその時はまたよろしくお願いします。

そして改めて、今回はたくさんのスキやコメント、批評を頂けて本当に幸せでした。元々、私生活では小説を書いている事自体人前でなかなか打ち明けられないような人間なので、こうして色んな方に感想を頂ける事が夢のようでした。

最後になりますが、季節の変わり目でまた風邪など引きやすくなっておりますので、皆様、お体ご自愛下さいませ。

成田 拝

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