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「奇跡の1枚」を「意図した1枚」に変える撮影テクニック

「奇跡の1枚が撮れました!」

写真教室をやっているとこのセリフをよく聞きます。

でも、一体「奇跡の1枚」ってなんでしょう?

夏の空にオーロラが出た写真が撮れた?

それとも

夜空に虹がかかってた?(もっともハワイでは night rainbow という神秘的な現象があるようですが)

いえ、そうではないですよね。
思っていたよりもうまく写真が撮れた!ということを、そう表現してるんだと思います。

そういう写真を見せてもらうと、プロの目で見れば、どうしてその写真がよく撮れたのかが説明できます。例えば構図が安定していたり、光が当たってる方向がイメージと合っていたり、背景と主役のコントラストがちょうど良かったり。
実はそういったものの多くは「写真の撮り方」、つまり撮影テクニックで説明できるものなんです。

そして、この撮影テクニックというのは、スマホでも一眼レフカメラでも同じなんです。よく一眼レフカメラを買ったのにうまく撮れない・・・という方がいらっしゃいますが、そういう方は、この撮影テクニックを知らないから、なんですね。

奇跡の1枚を撮ったのは、あなた自身。
どんな場所で、どんな時間帯で、どんな光が当たっていたのかを一番知っているのはあなた自身です。それを思い出し、そこに「何故その1枚が撮れたのか」という説明をつけると、次からも同じように思ったような写真が撮れるようになります。

あの7月の週末のお昼過ぎに(時間帯)窓が右にあるテーブル席で(光の当たり加減)ちょっと後ろにさがってカメラを構えて(どんなレンズを選択してたのか)ちょっと低い位置から(アングル)撮ったから、こんな写真になったのか!という具合です。

つまり、その写真を撮った時のご自分の行動を思い出し、それと撮影テクニックを掛け合わせることで、どういう時にどういう撮り方をすれば思った通りの写真に仕上がるのかが分かる。

その経験がご自分の中に溜まっていくと、だんだん思ったような写真が撮れるようになっていきます。

まさに「奇跡の1枚」を自分が「意図した1枚」に変えることができるのです。


写真はカメラのシャッターボタンを押せば誰にでも写せます。

しかし、自分が思ったように撮るには、「どう撮ればいいのか」というテクニックをしっかりと理解しておく必要があります。

つまり、カメラという機械の操作方法ではなく、この撮影テクニックが重要なのです。

私は今まで3000人以上の方に写真の撮り方をお伝えしてきました。
写真が苦手な人のつまづきポイント、そこを乗り越えるポイントを沢山見てきました。
そんな経験をもとに、どうしたら思ったように写真撮れるのか、という話を書いていこうと思います。

今、自分が思ったように写真が撮れていない。もしくは、写真はなんとなく撮れるんだけど、なんでうまく撮れてるのか分からない。そんな方に向けた記事を書いていこうと思います。


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