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地に足をつける

久しぶりに、少し遠くにある大きな公園(というか、ただの原っぱ)に散歩に行った。澄み切った青空を見上げながら歩いていたら、心も澄んで行くような気がした。遠く広がる地平線を見ていると、しっかりと足が大地につながっている気分にもなった。そして、また自分が不安定になっていたことに気づいた。

普通に暮らしているだけで、家が自然と汚れてしまうように、毎日変わらず生きているつもりでも、色々と問題はやって来る。住む人が多いほど家の中が汚れやすいように、家族や関係する人が多いと、その分問題も起きやすくて、気づいたら不安や不満でいっぱいになっている。

問題やネガティブな面にばかりに目を向けないで、大切な人たちや与えられているものに感謝して、ただ穏やかに暮らしたい。そのためにできることを色々やって、シンプルにミニマルに暮らしているつもりなのに、また不安や不満に乗っ取られて、気づかないうちに不安定になってしまっていたらしい。

でも、この辺りに前に来た時は、夫の精神状態が最悪で、本当に辛くて辛くて、景色も何も目に入らなかった。何を見ても心に響かず、ぐらぐらと揺れる不安定な気持ちから抜け出せずにいた。

今回は、ちゃんと空の青さも、大地の広さも、吹き抜ける風の心地よさも、心に届いた。少し周りに振り回されて揺らいでいたけれど、大自然の中で地面に足をつけて、大地とつながって、踏みとどまれた気分。

これからも、問題は起きるだろう。夫も息子も娘も、精神状態がまたいつ悪くなるか分からない。その時に、自分を見失わないでいられるように、しっかりと地面に足をつけていよう。たまにこうやって大自然に触れて、大地とつながろう。何が大切で、何をすべきで、何ができるのかをきちんと判断できるように。

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