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Balisick_超私的バリ島ガイドBOOK④ バリ島の入門書としてもおすすめ!『TRANSIT』最新号

3/13に発売になった
『TRANSIT』最新号 no.63
「永久保存版 インドネシア マレーシア シンガポール 熱狂アジアの秘境へ」
Southeast Asia
Jakarta / Kuala Jumpur / Singapore / Bali
3都&バリ島トラベルガイド

ちょっと、なにこれ! 渡バリ前に読みたかった!!と、思わず声をあげてしまった。

3週間前の帰国から、バリシックを重症化させている私にとっては、その症状をますます悪化させてしまうような内容でしかない。

特集扉ページ。バリのタナ・ロット寺院

この号は、インドシナ半島のさらに南、マレー半島とインドネシア諸島の特集ということで、国としてはインドネシア、マレーシア、シンガポールの3国を取り上げている。私の好きなバリ島には、それほどページは割かれていないだろうと、正直あまり期待していなかった。

ところがどっこい、届いてみたら、タブラ奏者のユザーン氏が、吉本ばななさんをはじめ、さまざまな分野のバリ島ラヴァーのかたがたから指南を受けつつウブドを楽しそうに旅していた。

さらにジャカルタ、クアラルンプール、シンガポールと並んで、バリ島のおすすめスポットもマップ付きで4ページに渡って紹介されていたり、インドネシアの歴史と現在、バリ島の習俗、宗教、文化、芸能、芸術、音楽なども解説されていて、想像以上に読みごたえのある内容。バリ島に興味をお持ちいただいているかたのための入門書にもなりそうだ。

インドネシア、マレーシア、シンガポールは、国境で境目が付けられているものの、共通・通底するものはいろいろあって、その様相はまさに「グラデーション」。それが一番顕著に見えるのは食であり、国は違えど同じような料理を食べていることがわかるページもあって面白い。

いろんな地域や国を訪れる楽しさは、こういった境を越えた「グラデーション」をリアルに垣間見るところにも宿っている。たとえば、私の経験で言えば、熊野と千葉の沿岸部に同じ地名が存在することを教えられたり、バリと沖縄に"混ぜる"という意味の"チャンプール/チャンプルー"という同じ言葉があることに気づいたり。ひとが海を渡り、山を越えて伝え、時とともに変化していく。その軌跡にロマンを感じてしまう。

いまバリに長期滞在中のみちよさんが、ビザの関係で一度出国せねばならず、マレーシアのクアラルンプールに行くと話していたとき、「クアラはたぶんユキコさんも好きだと思う〜。食べものもすごく美味しい!ぜひ行ってみて!」と言っていたのだけど、この特集を読んでみて、彼女の言ってたことがなんとなくわかる気がした。

表紙、特集の扉ページ、特集エピローグと、大事なページの写真がすべてバリ島だったのは、ただの偶然なのだろうか。

表紙の場所はクレジットには記載されていなかったのだが、たまたまFBでコメントしているかたがいて判明。

表紙(記事TOPの画像):ウブドの北東、タンパクシリンにあるPura Mengening
特集の扉ページ:バリ島南東部タナバンにあるタナ・ロット寺院
エピローグ:不明。ただしバリ在住のかたがおっしゃるには、おそらく家寺での、子どもの誕生日の祝いだろう、とのこと。

特集 エピローグページ。これもバリ


それにしてもユザーン氏にあてて、ばななさんが送った3つの指南がじつに的を得ていて、思わず笑ってしまった。せひ本誌を入手してご確認を。そしてバビグリン(豚の丸焼き定食)のイブオカは、私も熊本から初めて渡バリしていた坂口夫妻におすすめしたお店。おそらく1号店より、3号店のほうが広くて眺めもよいのだと思う。夫妻も3号店に行き、美味しかったですよ!とよろこんでいた。

25年前のイブオカでの写真は、後日投稿するつもり。

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