あなたの話が伝わらない理由

事細かく話してるのに話がいまいち伝わらない。

「どうしてわかってくれないんだ」

「一生懸命話しているのに」

先生との会話、

友人や恋人、仕事上の取引先との会話

お互いが話す気持ちは確かにあるのに

なぜか話が伝わらない。

その理由はいったい何なのでしょうか。 


結論は「前提条件が違う」です。

人は誰かに説明するとき、

自分のバイアスを通して説明してしまいます。

そもそも

他人から見たAとあなたが見るAというものは

同じAであるにもかかわらず、全く異なります。

それはなぜかというと

人間は何かをとらえるとき

「自分の経験で判断しようとする」

生き物だからです。

自分の経験とは言い換えれば

「過去」のことであり

過去が違う人同士がいくら話し合ったところで

全く同じ認識を持つことは

もはや不可能でしょう。

幼少時代に読んだ本を

大人になったいま読み返してみると

全く違う捉え方をしてしまうのも、

まさにこのためでしょう。

では、

どうすればあなたの話が相手に伝わるのか?

そのためには

「前提条件」を確認することが必要です。

「私はいまから話をするAについて

○○と捉えています。

Aをあなたはどのように認識していますか」と

そのように聞いてみてください。

もしも、この認識に違いがあるようならば

前提条件からすり合わせましょう。

そして、そのように話せば

あなたの話は相手に伝わることでしょう。

ここで具体例を挙げてみます。

例えば、Fラン大学は必要であるか。

という議論がなされたときに

Aさんは「いらない」と答え、

Bさんは「必要」と答えたとします。

ただ、実際、

Aさんの考えるFランは偏差45以下であり、

Bさんの考えるFランは

日東駒専以下の偏差値の大学でした。


この例からわかるのは

相手の前提を知らない状態は

つまり、

「自分の思う前提を相手も前提としているだろう」と考えている

という状態のことになります。

この結果として、認識の乖離が起きるのです。


キーワードは「前提条件」



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