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【パース vol.8】35億年前の生物よ、こんにちは。そしてロブスターさん、いただきます。

ピナクルズ を後にすると既に時刻はお昼を過ぎていた。
お腹が空いた。
食べる物を求めて最寄りの町サバンティーズを目指す。
サバンティーズはロブスターの町だ。
お昼は少し贅沢にインド洋で採れたロブスターにしよう♡

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ピナクルズ からサバンティーズに行く道のりの途中にレイク・テティスという塩湖がある。
この超マイナー(失礼!)な湖に実は世界でこことシャークベイでしか生息しないという海洋ストロマトライトがいるらしい。
という事で寄り道をして、その世界で唯一無二の海洋ストロマトライト、ロブスターの前に会いに行くことに。


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60号線からサバンティーズ・ロードを左折すると町に入る手前にハンセン・ベイ・ロードがある。
そこを左折するのだけど、それまでの舗装された道からいきなりの赤土の未舗装の道路...ガタガタと小石を飛ばしながら、ぬかるみを避けながら進むと現れるレイク・テティス。
パークスペースに車を止めて、遊歩道を湖に向かって歩く。

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さて、この海洋ストロマトライト、一体何?と思ったそこのあなた!
もちろん私もです笑。
生きた化石と言われる海洋ストロマトライト、実は35億年前から生息する最古の生物でもあります。
年に0.3mmずつ今も成長を続けている生物という事で期待に胸を膨らませて行ったのだけど...えーと、ぱっと見ただの岩!笑
これ、生きてるの?ここから生命力あんまり感じないのだけど。

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でも恐竜が生存していたのが2億5000万年前、アンモナイトでも約6億年前。
そう考えると35億年前なんて果てしなさすぎて想像もつかない。
そんな前から生き続けている生物を見る事が出来るって、もうなんとも言えないロマンだわ。
なんて、そんな感動が胸半分、残り半分はやっぱりその35億年のロマンの割には地味なビジュアルだわという本音。笑。

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さて、そんなレイク・テティスと海洋ストロマトライト(舌を噛みそう!)にさよならを告げて向かったサバンティーズ。
採れたて新鮮のロブスターが私を待っている!
いつの間にか35億年のロマンは遥か遠くに消えていったわけです。
はい、まさに花より団子!

海岸沿いにロブスターファームがあるのは見つけていたのだけど、観光客誘致で某お国の方が多いと口コミで見てしまったので、トリップアドバイザー先生のアドバイスに従ってローカルのシーフード(といってもほぼフィッシュ&チップスメインのお店)へ。

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完全にランチタイムを逃してる事もあってローカル客1組と私。
ガヤガヤしてなくていい。
茹でられたロブスターが一匹丸ごと豪快に出てくる。
ソースはタルタルとサウザンドアイランド。
チップスは常に山盛り(いつも最後胸焼けする)。
オーストラリアの料理はシンプルかつ豪快。
移民の国なのに、オーストラリアで美味しい料理はなかなか見つけられずだった(ブリスベンだからという説もあるが)。
でもシーフードやお肉(特にラムが最高!)、野菜、フルーツなど素材自体は味はオーストラリアは本当に美味しいのだ。
そう考えると案外この蒸すだけとか、焼くだけとかの「だけ調理法」が1番の調理法なのかもしれない。

そしてオーストラリアの美味しい調味料、チキンソルト。
チップスを置いてある店では必ずといっていいほどあるこの塩は日本に買って帰ったくらい美味しいので是非食べてみてほしい!
もちろんこのお店にもボトルで置いてあったので、ポテトの山にたっぷりとかけました。

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ロブスターさん、いただきます♡
半身をぺろーんと剥がしてガブッと一口。
あぁ、なんて贅沢な食べ方!
ぷりっぷりの身は潮の香りと独特の甘さを運んでくる。
あぁ美味しい♡あぁ幸せ♡

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丸々一匹のロブスターを一人占めするという贅沢を味わった後、このロブスターが採れるという海に寄ってみた。
インド洋の美しい海に沢山のロブスター漁船。
傾き掛けた太陽の光がこれでもかと言うくらい降り注いでいる。
キラキラ光る水面、青い蒼い海。
こんな綺麗な海で育つ天然のロブスター、そりゃ美味しいに決まってるわ。


SEA BREEZE CAFE
10 Cadiz St, Cervantes WA 6511
+61 (08) 9652 7233
ロブスター&チップス AU$50


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