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【パース vol.7】そこには宇宙が広がっていた

パースに到着してから5日目。
私は北へ北へと車を走らせていた。
海沿いの道を選んだので青い空とインド洋の青い海がドライブのいい友達になってくれている。
天気もよく最高のドライブ日和だ。

CAUTION WILDLIFE IN THIS AREA!!

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野生動物に気を付けて!のサインとともにカンガルー、エミュ、ハリネズミのマーク。
カンガルーやエミュはぶつかろうものならこちらも無傷(どころかむしろ死ぬかも!)ではいられない。
私がオーストラリアで郊外で運転する上で一番心配な点はまさにこれだ。
カンガルーアタックで車が大破しただ、大怪我しただ、オーストラリアで住む上で耳に入らない事はない事故の数々。
この旅の間もかなりの数の可哀想なカンガルーを見てきた。
カンガルー避けを付けている大型車ならまだしも、私がレンタルしたSwiftなら間違いなくこちらも吹き飛ばされる。
なのでカンガルーなどの野生動物が活発になる夕方以降は運転をしない、これがロードトリップをする上でのmyルールなのである。

さて、そんなオーストラリアらしいサインを横目に2時間のドライブで到着したのがピナクルズ、奇岩群だ。

**ピナクルズ **
西オーストラリア州西部、インド洋に面するナンバン国立公園内にある奇岩群。砂漠から高さ3~5メートルの石柱が無数に林立する。かつて石灰岩質の基盤岩に根を張った樹木やその腐植質によって浸食の差が生じ、森林が無くなったのちに風化が進柱状に残ったものと考えられている。ウエーブロックとともに同州を代表する独特な自然景観として知られる。

ピナクルズ は砂漠の中にある。
そしてこのナンバン国立公園は車の乗り入れが可能というなんともオーストラリアらしい場所だ。
ただし、マニュアル車だけ!私はオートマ車なので入れず(スタックしちゃうからね)!

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いいのだ、歩く方が小さな感動を見つけやすいし、写真だって撮りやすいのだ!

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駐車場に車を止めて砂の上を進む。
たまに後ろから車に追い抜かれながら岩と岩の間に出来た道を進む。
ルックポイントを過ぎてしばらくすると...またも途中から人がいなくなるっていうね!笑
でも炎天下の旅も4日目になると身体が暑さに強くなるのか、どんどん歩けちゃう。
しかも今日は水をいっぱい持っている。
これでも少しは学習しているのだ!


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黄金の砂漠に延々と続く奇岩群。
大小様々な柱状の岩。
荒廃してるように見えるくせに、強い生命感も感じる。
宇宙、ここは宇宙だ、と思った。
まだ見ぬ宇宙はこんな感じなんじゃないか。
この広い宇宙のどこかには、ここに似た景色があるかもしれない。
それにここ、ダースベーダー出てきそうだし、ライトセーバーがとっても似合いそう笑!

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ピナクルズはサンセットが綺麗だと聞いた。
紅く焼けた空と、その色を写す砂漠と奇岩から出来る影。
それは間違いなく綺麗に違いない。
でも私はここで星空を見てみたいと思った。
たぶん一番星空がこの世界には似合う。
満点の星空と砂の世界と茶色の奇岩群。
想像しただけでもそれは鳥肌ものの世界だ。


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でも残念ながら夜のドライブはmyルールに違反する。
私は何よりもカンガルーアタックを恐れている。
なので今度はナイトツアーに参加するか、大型車を運転できる人に連れてきてもらおう。


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See you again Pinnacles!!

はじめまして! サポート頂きありがとうございます。 頂いたサポートでもっと色々な世界を体験してnoteを通して皆様にお返しできればと思っています。