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旅先の洗濯はどうする?

私は、旅行において洗濯は必須なものを考えています。衣類はバッグのスペースを多く占有しますが、それを現地で洗濯することで大幅に削減することができます。と同時に、洗濯は手間と時間がかかる作業。なのでできる限り楽に早く安く済ませたい。

1泊2日の弾丸ツアーなら洗濯の必要がありませんが、私は基本1週間以上の旅行が主ですので、少なくとも2回は洗濯する機会を設ける必要があります。なので渡航準備初期から、現地の洗濯事情の下調べを入念に行っています。

私は基本、次の順位で洗濯の手段を考えています。

①ローカルのランドリー

意外かもしれませんが、私が洗濯の手段として一番に挙げるのが現地のクリーニング店です。というのも一番手間がかかりませんし、人件費が高い先進国でないかぎり、ランドリー委託費用は非常に安いです。
実際カンボジアでは洗濯もの1kgで訪問当時1米ドル(日本円で110円程度)、ペルーでは1kgで5~6ソル(日本円で160円程度)でした。この値段で依頼して約1日で仕上がります。

カンボジア・シェムリアップのランドリー。たくさん頼めばディスカウントあるみたいですね。

旅行前に、あらかじめ現地のランドリー市場価格を調べておきましょう。またホテルの予約では、最寄りにクリーニング店がある立地を選んだほうがいいです。私は洗濯の頻度が高いので、徒歩圏内で探していました。

依頼するときは、不透明のレジ袋を用意しておくといいと思います。レジ袋に入れておけば、お店でそのまま渡して、重量を計ったあとお金を払ってオシマイなので楽です。私はバッグに数枚、大きめの不透明レジ袋を入れています。回収時にもレジ袋が必要かと思いますので、必ず持って行ってください。

依頼内容は「洗濯(Wash)・乾燥(Dry)・畳み(Fold)」だけで十分。アイロンがけは、スタッフが布地の適正温度が分からないと思われるのでNGです。ワイシャツなど着ていく場合にはノンアイロンタイプがいいでしょう。
また現地の洗濯機はパワーが強いので、傷みにくい衣類をチョイスしましょう。早めに仕上げたければExpressなんかも頼めますので、必要に応じて依頼するといいでしょう。

雑談:ローカルランドリーの困った点

クリーニング店に依頼するにあたり、私にとって非常に苦手なことがあります。海外製の柔軟剤(Softener)はたいてい香りが強烈で、それが肌着についていると息苦しくなってしまうのです。現地語で「使わないで」と言えればいいのですが、そこまではなかなか。😅

あと、ごくたまに衣類を紛失されたとの体験談を聞きます。私はまだ遭遇したことはありませんが、そもそも紛失されたら被害が大きい、値段が高い衣類を旅行に着ていくのは避けたほうが無難です。トラブルが起きても問題ない、と受け入れられたら、あなたはすでに旅の上級者です。😅

②コインランドリー

コインランドリーは、先進国では選択肢の一番目に上がってくると思います。また電力状況が改善している新興国でも近年普及が進んでいるので、国によっては使えるでしょう。ちなみに私の高校時代の友人は、メキシコでコインランドリーを展開する会社の社長をしていたりします。

こちらもあらかじめホテルを予約する際に、コインランドリーが併設されているか調べておきます。ただ、ホテルのコインランドリーは騒音防止のため夜間使えませんし、台数もそんなにありません。また乾燥機がないこともありますので注意してください。ちなみに両替はカウンターでできます。
ホテルにない場合には、近くにコインランドリーがあるのかも調べておきます。

洗剤はコインランドリー内でたいてい調達できますし、市井のスーパーでも売っています。私は先に書いた通り、海外の洗剤の香りが苦手なので、日本から粉末洗剤を持っていっています。液体洗剤・ジェル洗剤は、飛行機の持ち込み荷物制限対象になりますので避けたほうがいいでしょう。またこれも先に書きましたが、海外製洗濯機はパワーが強いので、心配なら衣類を裏返しにするか、洗濯モードをDELICATEにするとよいと思います。

衣類を洗濯機に放置したままだと他の方が使えませんから、終わったら速やかに回収する必要があります。なので私は洗濯を食事の時間帯にするようにしています。洗濯&脱水はその場でスマホなど見ながら過ごし、乾燥機にかけた段階で食事に行き、1時間ほどで戻ってきています。ホテルのコインランドリーならば、軽作業や仮眠にあててもいいでしょう。

コインランドリーは、現地の人にとって日常コミュニケーションの場です。なので結構話しかけられもします。もし現地の言葉が話せるのであれば、交流できるかもしれませんね。

③ホテルのランドリーサービス

ランドリー専属スタッフがいてサービスを提供しているようなホテルに泊まられる方なら、選択肢に上がってくるかもしれません。ですが値段がかなり高いですし、そもそもモーテルなど格安ホテルでは外注しているか、サービスそのものを提供していません。使うとしても、お金に余裕がある人か時間がない時などの非常手段です。

④手洗い

手洗いは、手間もさることながら時間もかかって旅程に響きますし、洗濯ひもや洗濯ばさみ、さらに必要に応じて洗濯板・洗い桶、それらの代わりになる洗濯バッグなどを携帯しなければならず、荷物の削減にもなりません。なので月単位の長期旅行ならば選択肢になりえますが、それ以外ではできる限り避けたい最終手段です。
ただ女性ですと「人に頼めない!コインランドリーがないなら、手洗いする!」という人もいるかもしれませんが…。

事前調査が大切!

以上、私のおススメは①ローカルのランドリーで、渡航先が先進国・新興国なら②コインランドリーですが、要は現地状況の下調べが最も重要。今やインターネットで現地情報が入手できるのですから、積極的に調査しましょう。実際、洗濯の需要があればおのずとその供給も発生するのでしょう、①②の方法がとれない地域は私の経験上ありませんでした。
ただし、日本語でGoogle検索しても当然ヒットしませんので、英語か現地語でLocationとともに検索することがポイントです。

あえて④手洗いを選ぶとしたら、お金を節約しなければならない長期旅行とか、あえて不自由であることを楽しむ旅行じゃないかなと思います。私は時間と労力と経費をスマートにバランスよく抑える旅行を目指しているので、そこまでやることは今後もないと思います。

もちろん手洗いを否定するわけではありません。何に旅行の価値を見いだすのは人それぞれ。ただ「全日分の衣類を持っていきます!」というのは、 一番悪い選択かと…。😅

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