大谷翔平のニュースを観て、野茂英雄・松井秀喜・イチロー・ダルビッシュとそうそうたるメンバーを思い出す。

　僕が最初にメジャーに移籍した選手は野茂英雄である、その当時野茂さんは日本の野球界に叩かれていた、その交渉の中でメジャー挑戦を選択した。

　松井さんは皆んな日本球界に残っていて欲しかった人材だったと思う、僕は松井さんと同じ年なので高校野球も印象に残っている。

　イチローは阪神淡路大震災の復興のシンボルだったと思う、頑張ろう神戸を今でも覚えている。

　ダルビッシュさんは東北高校時代から、自分の意見をはっきりと伝える人で練習の仕方や野球以外でも注目される人でした。

　どの選手も野球だけに専念されるんじゃなく、日本人との関係性を丁寧に表現された、才能のある方は他人に優しいなといつも思う。

　野茂さんは本当に野球が好きなんだなと思ったし、松井さんはとても真面目に野球に取り組む人だなと感じた、イチローは本当にかっこよかった、ダルビッシュさんは人間味のある方です。

　僕はいつのまにか、野球よりもベースボールにはまっている自分がいて、アメリカンドリームだと言ったら、日本人のメジャー挑戦がとてもしっくりくる。

　でもその厳しさは、他の追従を許さない。

　日本で最高の結果を残していても、成功するとは限らない。

　僕は体格や筋肉、精神の強さはやはり欧米人には敵わない気がする。

　無茶をすると必ず怪我をする世界である、そして幾ら自らを鍛えても上には上がいることを教えられる社会でもある。

　だから大谷選手には、無理をせずにバランスを持って、ベースボールを表現する様な一流の役者になって欲しい。

　今までの日本人はあまりに真剣に挑みすぎて、辛い経験をしてきた。

　大谷選手にはオニの様なひどい結果になってほしくない、厳しい世界にいる人間の余裕や優しさのバランスも僕らに伝えて欲しい。

　今期も大谷選手は大活躍した。

　しかし、肘の靱帯を痛めて投手として登板できない。

　打者のみの出場である。

　でも僕が観たいのはピッチャー大谷である。

　ピッチャーとして、メジャーの打者に挑む姿にとても魅力を感じる。

　しかし、ピッチャーは消耗品であるという。

　10年位が限界かもしれない。

　ヤンキースで活躍した、マー君も怪我に苦労した。

　マー君の野球に対する取り組み方は、大谷さんのとても参考になると思う。

　マー君は日本では力で押さえていたけど、ヤンキースでは素晴らしいコントロールで勝負した。

　大谷選手も今はまだ荒削りで力に頼る所があるけど、長い間活躍する為にはマー君の様にコントロールで勝負した方が良いのかもしれない。

　今の大谷選手を見ているとこのままでは短命で終わりそうだ。

　僕は細くても良いから長くメジャーに在籍して欲しい。

　日本人がメジャーにいるだけでも、興奮するしワクワクが止まらないからだ。

　今、世界の人が大谷に注目して応援している、日本の誇りである。

　頑張れ大谷！