夏計算機

留学生の生活ってどう?

先日、留学生のアルバイト代が私のより多かった・・・なんて
ことを書きましたが、実際どこの留学生でもそうなのかしら?と思ったので、
調べてみました。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)(ジャッソって呼ばれてます)が調査しているレポートがあります。

隔年で調査をしているようで、
今年の1月には「平成29年度 私費外国人留学生生活実態調査」が発表されていました。

全国の大学・専門学校、そして日本語学校と言われる日本語教育機関に在籍している7000人をランダムに抽出してアンケート調査したものです。

アンケートなので、本人が正直に書いたかどうか・・・も少し懸念されるようですが・・。

それによると
調査した人の約7割が何らかのアルバイトをしていて、

職種は、飲食業が約4割と一番多く、
その次が営業・販売(コンビニなど)で3割弱だそうです。

コンビニに外国人が増えた・・・って結構思っている人が多いけれど、
実際は飲食業の方が多いんですね。

確かにコンビニはある程度の日本語力が必要ですが、
飲食業だと接客をしなくてもいい裏方の仕事も多いですから、
日本語力が低くても
働きやすいのが理由かと思われます。

収入の平均は146,000円でこれはバイトと仕送りの合計金額だそうで、
大体半々くらいでしょうか。

平均するとアルバイト収入は7〜8万位ということになるようです。

周りの学生と比較すると、
勉強第一にしている留学の目的通りの学生の平均値としては妥当かなぁ、
と感じます。
アルバイト中心の生活になりがちな学生の場合は、
もっと収入が高いと思いますけどね。

このアンケート、アルバイトの他にもいろいろ生活に関する調査をしています。
生活費はどのくらいか、部屋のタイプはとか、保険に入っているかなど。
留学生と接する仕事をしている人は、
自分が関わっている学生と比較してみると、面白いのでは、と思います。

留学生と接点がない人でも、彼らの生活ってどうなの?
例えば、同じ学生として親元を離れて一人暮らしをしている人は、
共通点が見えたりして、親近感が湧いたりもするのでは、なんて思いました。

最後に
レポートの中でちょっと気になったのが
留学後の日本に対する印象のところ。

留学前は悪かったが、留学後に良くなった→8.7%
留学前は良かったが、留学後に悪くなった→12%

え?悪くなったほうが多いの?  なぜ?

もちろん、最初から印象が良くて、それから変わらないという意見も多いのですが、「悪くなった」ところについて、更なる詳しい調査が欲しいなぁと思いました。 

救いだったのは、
留学しての全体的な印象が良かったと答えたのは92%というところでした。

留学後に就職してしばらく日本に残る人もいれば、
国へ帰る人もいるでしょう。
どちらにしても、日本での生活を通して感じた「日本への印象」が
悪くならないように、私たちも努力しなければと感じました。
その努力は彼らのためだけではなく、私たちのためでもあることを
忘れてはいけないですよね。
世界中のどんなニュースでもネットを通して瞬時に届く今でも、
口コミの力は絶大ですよね。
世界196カ国の中の一つの国「日本」として、
一つでもいい印象を持ってもらえるように
したいなぁと思いました。

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