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2023.5.4 かしわ記念 JpnⅠ

❌◎4.シャマル / 川田将雅
とても豪華なメンバーが揃い、予想も難解なGW中の交流GⅠ。昨年は船橋巧者ショウナンナデシコが牡馬を蹴散らして優勝し、その力を遺憾なく見せつけたレースでした。
まずメンバーを見渡すと人気馬はことごとく決め手に勝る仔たちが有力です。なかでも前走フェブラリーS組についてですが、出遅れたメイショウハリオが脚溜めし直線一気で3着に来れる差し優勢のレース質だっただけに、このレースで3着ドライスタウトに及ばなかったメイショウハリオ以下は今回難しいと判断しました。他レース組からはマイルまで距離の幅が広がったシャマル、本質は千八ながらツーターン4コーナーの競馬が上手なハヤブサナンデクン。この3頭に魅力を感じての予想となりました。
そしてこのレース、最も頭を悩ませるのはスマイルウィの取り消しです。ハナを取ってくると思われた本馬の取り消しは、各陣営のレースプランを大きく変えるでしょう。ひとつ確かなことは各馬の想定位置がすべて一列前になる、ということ。目標にして競馬する存在が消える分、前での駆け引きが競馬を決めることが往々にしてあります。
私の隊列想定は6.ハナの番手1,4その後ろに距離短縮の7というイメージです。7の外に12が入る形が濃厚かと。7.津村Jからレースを動かす動きをすることは考えづらく、彼が動かさない限り、その後ろがレースを動かすには三角から外4を動く必要があります。動かしに行くと自分が勝つことが難しくなる分、あえてアクションをすることはなかなか難しい。強いて言えば12イグナイターが突く動きをしそうですが、若干の距離不安となる今回、早めに動くレースを選ぶことはしないと思いますので、今回は6が引っ張れる限り引っ張りそのまま隊列崩れず進みそう。この形であれば、前有利に流れると考え、展開利は番手想定の2頭かなと。
本命はシャマル。前走は高知でヘリオスを3馬身差完封。南部杯での着順を逆転しました。斤量差も+1kgでのこの着差は力差、そして成長を見せた勝ち切りでした。2走前の園田では終始外3を回る形。勝ち馬はインポケットから直線イン2を抜けての勝ち切りだけにバイアスに逆らった形での2着で、力は見せていました。このふたレースで追走は外外。想定隊列では砂被りも最小限にできるはずですし、ツーターンの千六ならば誤魔化しは効く。
3,4走前のGⅠはチャンピオンズCでツーターン千八をクリア。スローイン優勢の競馬でしたが、テーオーケインズのひとつ内を回ってはいますがそれでも走路は上位勢の中でも外。着差順位より強い競馬をしたように見えました。南部杯ではカフェファラオと0.1差の3着と左回りの大舞台ではあと一歩。以前は脚抜きのいいマイルがギリギリだった印象ですが、良馬場マイルを走破できるまでには成長してきた印象ですので、この舞台で一気のJpnⅠ制覇はあるでしょう。
今回かきつばた記念のルーチェドーロのようにレースを動かし、前に辛いレースを仕掛けてくる鞍上も見当たらず、先行勢にとっては緩くポジションからの決め手が問われる比較的甘い展開になると想定しました。好位からの決め手ある本馬に名手川田Jが跨ります。この舞台で彼に戴冠を。


自分が本命に対して、力関係、このレースに対して抱いている印象と、そこから何を導いてるかは表現できたんじゃないかとは思います。
駄文ではありますが、参考になれば幸いです。

何より、競馬は楽しむことが一番🤍
重賞こそ、トップクラスの激突なので、みなさん楽しみましょう🔥

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