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tAchiの大会参戦記 「第10回ドリプロVオープン」

はじめに

いつもお世話になっています。初めましての方は初めまして。tAchi(タチ)です。

今回は先月に引き続き益若ニコル(@Nicole_Masuwaka)さんの主催するエクスプローラーの大会、「第10回ドリーミングシンデレラプロジェクトVオープン」に参加してきたので、備忘録的な感じで記事を書きつつ、「サンダージャンクションの無法者」実装後のエクスプローラー環境に触れていこうと思います。

お時間あれば読んでくださると幸いです。


大会に参加するまで

「サンダージャンクションの無法者」実装前〜実装後にかけて、普段交流しているMTGプレイヤーと共に「蒼紅杯」に向けてスタンダードをプレイしていました。

Discord上で意見交換を交わしながらスタンダードの様々なデッキに触れることができ、とても楽しむことができました。

蒼紅杯での私の結果は、睡眠コントロールに目覚ましをカウンターされ(寝坊)、そのままテンポを取られて(二度寝)0回戦負けとなってしまいました。不甲斐ない。

蒼紅杯が終わって数日後、「第10回ドリーミングシンデレラプロジェクトVオープン(ドリプロVOP)」の開催が発表されました。
ドリプロVOPは数少ないエクスプローラーの大会ということに加えて、普段一緒に遊んでいる方々も出るということもあり、本大会にエントリーすることに決めました。

前回のドリプロVOPでは【ジャンド異形化】で全勝し、2位という好成績を収めることができたので、今回は優勝を目標にデッキ調整を行いました。


デッキ選択

「サンダージャンクションの無法者」実装によって、スタンダードだけでなく、パイオニアやエクスプローラーでも様々な新カードが試されています。

その中でも特に注目されているカードの一つが、《精鋭射手団の目立ちたがり》です。目立ってる。

自身の唱えたクリーチャーでない呪文に反応して+2/+0の修整を受ける、「果敢」のような効果を持ちます。
速攻+飛行持ちかつ修整値が大きいという点から、1ターンでかなりの打点を叩き出してくれます。

さらに、このカードは新メカニズムである、「計画」を持ちます。
計画コストを払って追放領域に送ることで、次のターン以降にマナコストを払うことなく唱えることができるといった能力です。

この効果が前述した効果と非常に噛み合っており、計画経由でこのカードを出すことで、マナを全て非クリーチャー呪文に使うことができ、最大効率で自身の能力による修整を得ることができます。
また、相手が除去を構えているような状況で計画しておくことで、マナが無駄にならず、相手の隙に合わせて打点を叩き込むといった動きも強力です。

パイオニア・エクスプローラーの既存のデッキでは【赤単アグロ】や【ボロスヒロイック】などの軽量スペルを連打するようなデッキと相性が良く、様々なデッキで採用されるようになった印象です。

スタンダードの調整の際にこのカードが取り上げられ、強力で感触も良かったことから、エクスプローラーでも活用したいと考えました。

そこで注目したデッキが、【アタルカレッド】でした。

このデッキは、果敢持ちのクリーチャーを軽量スペルでバックアップすることで、1ターンで多くの打点を叩き込むことを狙うアグロデッキです。
《精鋭射手団の目立ちたがり》の加入によって爆発力が増し、今まで以上に攻撃的なデッキになったということで、このデッキを調整することにしました。

30戦ほどプレイしましたが、4〜5ターンには相手のライフが無くなっていることが多く、3ターンで削り切れることもたまにあり、かなり強化されたデッキだと感じました。

一方、弱点も多くあることがわかりました。
【黒単無駄省き】や【イゼットフェニックス】のような軽量除去を連打するようなデッキが苦手だという点や、デッキ構成上初手にクリーチャーが必須なため、マリガンの回数が多くなってしまい、長期戦になってしまった場合に立て直しが困難だという点です。

また、ミラーや他のアグロデッキとの対戦になった際に、相手に対する干渉手段に乏しく、引きムラに大きく左右されてしまう、といった点も気になりました。

アグロデッキを使った経験が少ないということもあり、採用カードを見直すにも見識が浅かったので、このデッキの使用を断念することになってしまいました。

この時点で1日前、大会に持ち込むデッキがありませんでした。

大会当日、デッキ提出ギリギリまでデッキ選択に悩みました。
最終的に【青白コントロール】と【アマリアコンボ】、そして【アタルカレッド】の3デッキが候補として残りました。

デッキ提出期限までこれら3デッキをプレイして、今回のドリプロVOPには最も感触の良かった【アマリアコンボ】を持ち込むことに決めました。


ドリプロVOP

事前のメタゲーム予想では、【イゼットフェニックス】、【アタルカレッド】、【ボロスヒロイック】の数が多いと予想しました。

実際のメタゲームがこちらになります。

メタ読み、ほとんど当たりませんでした。
【アブザン脂牙】が多いのが印象的ですね。


今回の【アマリアコンボ】は1ヶ月ほど前に練習していたリストを微調整して持ち込みました。
《耳の痛い静寂》は【イゼットフェニックス】や【ボロスヒロイック】などを意識して採用したのですが、サイドインすることはありませんでした。


1回戦:ジャンドコンボ 2-1

1回戦は同じDiscord鯖で遊んでいる方との身内当たりでした。
メインは序盤にダイナが定着したので除去が無いことを確認してからコンボ始動して勝つことができました。

サイド後1本目は《懲罰者、ケアヴェク》の能力で除去を使いまわされ、《陰湿な根》のトークンによって完全に盤面を掌握されてしまい、お祈り《集合した中隊》もスカるという非常に厳しい展開となり負けてしまいました。

2本目は初手でコンボパーツが揃っていた上にリアニ札まであったため、最速でコンボを狙ったところそのまま通すことができ勝つことができました。

普段から非常に独創的なデッキを作る方で、今回のデッキも全く新しい構築でとても面白かったです。
プレイングも上手な方なので気を抜くことができない対戦でした。


2回戦:黒単無駄省き 2-1

このデッキとの対戦にはずっと苦手意識があります。

メインはハンデスされた上に《真っ白》で墓地対策までされてしまい、完全に身動きが取れなくなってしまいました。
この対戦でも《懲罰者、ケアヴェク》にいじめられました。強敵すぎです。

サイド後は2本とも逆にハンデスすることで優位を取ることができました。
《シェオルドレッドの勅令》をしっかりとケアできたのも大きかったです。


3回戦:ラクドス吸血鬼 2-0

前回のドリプロVOPで対戦した方との再戦でした。
蒼紅杯準優勝という実力者で、今回含めて3回対戦したことがありますが、とても丁寧なプレイをする方という印象です。

メインは《復活の声》が刺さりました。
ハンデスで除去が多いのを確認できたので、こちらのターンでの動きを牽制しつつ、ライフゲインで耐久しながらパーツを探せました。

《血管切り裂き魔》のドレインによって、コンボ成立後にお互いのライフが60以上あるという長期戦になりましたが、巨大アマリア+トークンという並びで押し切ることができました。

サイド後はかなり良い初手でキープすることができ、《召喚の調べ》を用いて相手の隙に合わせてコンボ始動することで勝利することができました。


4回戦:アブザン脂牙 2-0

主催者との対戦でした。
【アブザン脂牙】は最近は対戦する機会が少なく、過去の経験を頼りに対戦することになりました。

メイン・サイドともにかなり運が良かったです。
メインでは初手でパーツが揃い、《思考囲い》で一枚抜かれてもデッキトップから《召喚の調べ》を引くことができコンボ成立させることができました。

サイド後は様々な択があるハンドでしたが、《無私の救助犬》の使い所がうまくいったのが勝因でした。
フレーバーもイラストも好きなカードなので上手く使えて嬉しいです。


ドリプロVOPの結果は4-0、全勝で優勝することができました。
とても嬉しいです。
今のところドリプロVOPの結果は7勝0敗というかなり良い成績を残せています。
100連勝目指して頑張ります。


おわりに

今回参加したドリプロVOPは、毎月開催される貴重なエクスプローラーの大会となっています。
普段エクスプローラーをやっている方はもちろん、エクスプローラーに興味がある方もこれを機に始めてみてはいかがでしょうか。
参加費無料かつ賞品も出るということで、とても魅力的な大会です。

来年の1月には2024年のドリプロVOPの優勝者を集めた大会、「(ドリ)プロツアー:Vみなとみらい」が開催されるようです。
大会に参加するモチベーションにもつながりますね。

これからも主にパイオニア・エクスプローラーに関する記事を書いていきますので、読んでくださると励みになります。

ではまた!

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