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MEAN GIRLS(2)

ミュージカル「MEAN GIRLS」

劇場 : 東京建物Brillia HALL




今日は「MEAN GIRLS」 2回目の観劇でした〜。

いい作品の2回目ってさ、1回目よりもっとワクワクするよね。
あんなに楽しい経験がまた出来るんだ〜とか、前回と違うところ探すぞ〜とか、もっと理解深めるぞ〜とか、中2日なのに待ちきれなかった!

今日もめちゃくちゃ楽しかったな〜。
いろいろ今日も気づけたことがあったのでレポートするぞ〜。


まず今日の席は、J-2。
前から9列目の超左端だった。
今日も撮影OKだったので載せておく。

開演前
インタミ


正直左端すぎて開演前はちょっと心配だったけど、全然悪くなくてむしろ良かったこともあったのです。

ひとつは、スピーカーが目の前だったこと。
1回目の観劇では台詞や歌詞が聴き取れないことが何回もあってちょっともどかしかったんだけど、スピーカーが近いと聴き取りやすくて(1回聴いてるからというのもあるかもしれないけど)良かった!

もうひとつは、前回と視点が全然違うから注目してなかった人に注目できたこと。
例えば誰かがソロで歌ってる時にはその人の方を自然と向いてしまってたけど、今日は舞台の下手(しもて)側の人を中心に見ることが出来た。
特に印象に残ってるのが、『Apex Predator』でケイディが上手(かみて)側でソロで歌ってるときにジャニスが下手側に来て観客の方を見てるタイミングがあるのね。その時にふとジャニスの方を見たらめっちゃ自分と目が合った気がして、しかもあのジャニスの目線だからとんでもなく迫力があったのよ。迫力ありすぎてドキッとしちゃって、目逸らしちゃった。笑
でもこれは下手側じゃなかったら体験できなかったなって思って。
そんな感じで目線を変えて楽しめたよーということ。


席については以上〜。


今回はですね、観劇をするにあたって前回と圧倒的に違うところがありまして。
映画版の原作を観てから行きました。

実は1回目の観劇では「なんでこうなるんだろう?」とか「これはどういう意味なんだ?」とか曖昧にしか捉えられなかったところが多くて、単純に物語の内容理解が足りていなかったわけです。
なので原作を観たらそれがほとんど解決して。
しかもそれを踏まえて2回目を観れたのでより理解が深まりました!

僕が疑問に思ったところはみんなも疑問に思ったところだったと思うので、一応自分が1回目に疑問だったところとそれの理由を書いておくね〜。
自分の理解の整理にもなるし。
余計なお世話だったらごめんなさい。とばしてください。


グレッチェンがレジーナについて行くのをやめた理由について。
グレッチェンにレジーナから嫌われていると思わせるために作戦を立てて動いてたのは分かったけど、具体的にどんな作戦でそうさせたのかあんまり分からなかった。でもこれはアメリカ独自の文化だったから分かりにくかったんだと思う。
まず、みんな分かったであろうところは、もとからグレッチェンとレジーナの関係が崩れ始めていたこと。これはケイディが初めてレジーナの部屋を訪れたときに、レジーナがグレッチェンに怒ったような態度でカレンだけを連れて隣の部屋に行って楽しんでいたことから分かる。「車でゲップをしたからだと思う」と不安な気持ちをケイディに打ち明けてた。
その後に『Revenge Party』があって、作戦が始まる。ここからが大事。
アメリカの学校には恐らくクリスマスの時期に自分が大事に思ってる人へキャンディを贈る文化があるんだと思う。ケイディたちはそれを使って作戦を立てた。
まずレジーナに「今年は誰かにキャンディを贈る予定はあるか?」と聞く。それにレジーナは「いいえ。私は貰うだけよ。」と答えたので、誰にもキャンディを贈る気はないことを確認する。
だからケイディはレジーナの名前を使って自分宛にキャンディを贈って、それをグレッチェンに見せつけた。それを見たグレッチェンは「なんでケイディには贈るのに私には贈らないの?」となり、信頼関係が崩れてケイディにレジーナの秘密を沢山バラした。
こんな感じの流れ。


カレンとレジーナの関係が崩れた理由。
これは作戦とは関係なく短い間に起こったことだったから見落としてた。
最初の観劇では、「グレッチェンとレジーナの関係が崩れたのは何となくわかったけど、カレンもケイディの味方をしたのはなんでだろう?バカだからかな?」とか勝手に思ってた。笑
でもちゃんとターニングポイントあったんだね。超見落としてた。
これは2回目にレジーナの部屋を訪れた時。
レジーナがサンタコスのカレンの胸元を見て「ブラ見えてるわよ」と言うと、カレンは「わざと見せてるの」と言う。それに対してレジーナは「流石11人とヤってる人は違うわね」と皮肉を言ってカレンを傷つけてた。
多分カレンとレジーナの関係が崩れた理由はこれだけ。グレッチェンと比べてなんかちょっと理由が薄い気がしたけど。あと、カレンが11人とヤったことを知ってるのグレッチェンだけなんだから、それをレジーナにバラしたグレッチェンの方が悪者だろ。とも思ったけど。


言うてもこの2つくらいか。

映画版ではカレンとレジーナの関係を崩す方法が違ってて、他にも細かいところが結構違ったから、複数回観る人は間に映画版を観てから行くとより楽しめるし理解が深まるかもね〜。
おすすめ!



好きなシーンがまた増えたので紹介!!!!



これは最初の観劇の時にも思って書き忘れちゃったんだけど、ケイディがノースショア高校に転入して最初の授業でクラスメイトに自己紹介をするところ。
ケイディが「ケイディ・ヘロンです!」って言う時の、「です!」が好き過ぎる。
何言ってんのってね。思うでしょ。違うのよ。ちゃんと聞いてみな??
ちょっとだけドスが効いてて、普通の「です」じゃないのよ。この「です」の中に、ケイディの無垢さや少年心やこれから仲良くしてね!っていう元気いっぱいな気持ちがめちゃくちゃこもってる。
ほんと可愛い。愛したくなる。うぅぅ。好き。さっすがいくちゃん。
となった一言。


『Where Do You Belong?』のケイディ。
最初は学校内に居場所が見つからずトイレでご飯を食べてる寂しいシーンから始まるんだけど、ジャニスとダミアンが「君の居場所はここだよ!」って言ってくれる明るい楽曲。
ケイディもだんだん楽しくなってきて椅子に乗っかってノリノリで踊ったりするの。笑
それがなんと可愛いことか…(推し補正あり)
トイレでご飯なんてだいじょぶか〜って心配してたところなのに、直ぐに元気になっちゃうケイディ可愛すぎるし、それを見てほっとするし、こっちまで明るくなるよね。
あ、これ好きなナンバーのところに書けばよかったかも。
まあでも曲が好きと言うよりは曲中のケイディの動きや表情が好きって感じだからいいか。



1個前のやつと同じ感じで、曲が好きと言うよりは曲中の演出が好きなシーン。
『Stop』のタップダンス!これはみんな好きだろう。そうだろう。弾むようなリズムが心地いい。
それに夢中で前回気づかなかったんだけど、周りの絵画が「Stop!」の掛け声に合わせて腕で🙅🏻ってやってたんだね。
それに今日気づけて「おもしろっ!笑」って思った。
複数回観劇することの醍醐味やね。



なんの曲だったか忘れちゃってとてももどかしいんだけど、前に座ってるアーロンの背中を見て最後に「恋は、、解けない〜♪」ってケイディがか細い声で歌うところ。
今回の作品はいくちゃんはパワフルに歌うことが多いから、逆にこの部分でめっちゃ綺麗な透き通った歌声を聴くと、「うわぁ好きぃぃ」ってなる。
君嘘のかをりちゃんを思い出す。
この歌詞の部分が1番なったなぁ。


好きなシーンの紹介は以上。
いくちゃん多めになってしまった…。
でも仕方ない。これは仕方ないんだ。
今日もいくちゃん多めで追ってしまったんだもの。
気づいたら追ってしまってるんだもの。


そんなことを言いつつ、推しキャラが増えたよ〜という紹介をしちゃう。

前回はカレンが推しって言ったんだけど、それはもう変わらず。推し増しです。はい。作品の中のキャラならセーフだよね、、、???(セーフだよ)

それがですね、ノーバリー先生です。
映画版を観てからノーバリー先生の魅力に気付かされました。

あのね、人柄が良すぎるよ。
ノーバリー先生はめちゃくちゃ良い先生なんだけど、ケイディのせいでありもしない噂が広まることになって、警察沙汰になってしまうのよ。
結局それはケイディが嘘ですって言ってノーバリー先生は助かるんだけど、その時の言葉がもう、、素敵すぎる。
ケイディがノーバリー先生に「ごめんなさい」って謝ったのに対して「ありがとう」って返すんだよ!?!?
いやいやいや素敵すぎるでしょ。
生徒に裏切られて警察沙汰にまでなって、いくら先生でももうブチ切れよ普通。
それでもその時の話をネタに使うような言い回しがあったり、謝罪に対して感謝で返したり。めちゃくちゃ惚れたよね。

以上。簡単に推しの紹介でした。



続いて、1回目の観劇と2回目の観劇で変わったことについて書いていく〜。

まず、観客のテンションが違った!
1回目に観劇した時よりも拍手が大きかったり、笑う人が多かったり、リアクションが大きかったのが印象的だったな。
やっぱりお客さんも作品をつくるものの一部なんだなって改めて感じた。
周りの笑い声や拍手が大きいと自分も遠慮なく笑えるし拍手できるし、それが役者さんに伝われば役者さんも嬉しいだろうし。雰囲気ってほんとに大事だよね。ナマモノだから。作品の内容は同じでも日によってかたちは変わるんだ。だから面白い。
特に今日テンションが上がったのが、前回のレポートでも紹介した僕が大好きな『Sexy』での出来事。
1回出てきて歌い始めて、間違えたからって言ってもう1回はけてから出てくるカレンのソロ曲なんだけど、それがもう可愛いのよ。
で、今日は1回はけて2回目の登場の時に観客から拍手が!!!!
これめっちゃいいって思った!!!
カレンも絶対嬉しいし、応援の気持ちが伝わるし、これは毎公演やって欲しいな〜と思った。


他にも違ったところが。
ハロウィンパーティーでレジーナがアーロンと話しているシーン。
その間はケイディとグレッチェンとカレンが一緒にいて、前回はケイディの背中に刺さった包丁を抜こうとして抜けないみたいなお芝居をしてたんだけど、今回はしてなくて、ひたすらケイディのドレスの肩らへんをいじってた。笑
ここはいつもアドリブでやってんだな〜って気づけて嬉しかった。


最後にもうひとつ。
女子を体育館に集めたときにノーバリー先生が言った言葉。
これは最後にも出てきて物語の中で大事な言葉になるんだけど、「誰かをバカと呼んでも、自分は賢くならない。」 この言葉が 「誰かをバカと呼んでも、自分は利口にならない。」に変わってた。
1回目の観劇では確かに「賢く」って言ってたと思うんだよね。でも今日は「利口に」になってた。
どっちが正しい台詞なんだろう。
実は今日出たミーンガールズの公式の舞台映像にもこの台詞が出てきて、そこでは「利口に」と言ってる。でも、1番最後のまとめみたいなところでジャニスが言う時には前回も今回も「賢く」って言ってた。
ううん。。謎。
普通統一するよね。
あと1回だけ観劇できるのでその時確かめる。
最初は「利口に」で統一してたけど途中で「賢く」に変わったって可能性が高いかな???



次に、今日またもっと好きになった曲が2曲あるので紹介!

1つ目は『Fearless』。
曲中に「Fearless!」っていう歌詞が何回も出てくるんだけど、ここは日本語版でも訳してなくてそのまま発音するのね。そこがいい!
前回のレポートにも書いたけど、やっぱり英語の歌詞の方がしっくり来るというか、かっこいいって感じることが多いからこの曲は英語の歌詞を残してる部分が多くて好きかなぁ。
1幕最後の曲ってことでめちゃくちゃ盛り上がるしかっこいいし!

2つ目は『I See Stars』。
これは前回のレポートでも3位に挙げた曲なんだけど、今日さらに好きになった。
まず、歌い出しの「Cheep,fake,」のところ。
これもさっきと同じ理由で、英語の歌詞を残してるところが好き。それと、最後の1番の盛り上がるナンバーなのに呟くような歌い出しなのが逆にワクワクするというか、「うおおおきたあああ」って感じになるんだよな。分かるかな。笑
あと歌詞もすごく好きで、1回目の観劇の時は雰囲気に圧倒されてあんまり歌詞まで聴いてる余裕がなかったんだけど今日はしっかり聴いてみた。
ちゃんとは思い出せないけど、他のナンバーは物語の中の登場人物の心情とかを歌ってるから“物語の中の歌”って感じがするんだけど、『I See Stars』は物語の中の登場人物たちが観客に向けたメッセージみたいな歌詞が多くて、凄い染みた。やっぱり物語を締めくくるナンバーはめちゃくちゃいい。今更歌詞の素敵さに気づいた。



最後に考察っぽいことがあるので書いておく。
すごい勝手な妄想である可能性があるのでご注意を。

『Meet The Plastics』の最中の演出について。
プラスティックスが登場して、周りの男たちが特にレジーナに対して群がるシーンがあったり、周りの女子たちがプラスティックスに対して憧れの目線を向けているようなシーンがあったりする。
最初は、こうやって周りの憧れの的だからカーストの頂点なんだろうなと思っていたけど、2幕でジャニスが「プラスティックスは自分が周りから好かれていると思ってるけど、実際は嫌われてる」みたいなことを言う。
でも、周りからいつも嫌われてるなら『Meet The Plastics』のときの周りの男子や女子の反応や態度はおかしいような気がするな〜と思った。
だから、このナンバーの時間の演出は“プラスティックスから見えている景色”を表現したものなのかなって思った。
考えすぎの可能性はめちゃくちゃあるし、そういう捉え方をしたら面白いかなって思っただけなので、異論はあると思いますが、責めないでください。(泣)
「もしかしたらこうかな〜?」って考えるのが好きなんです。



今回のレポートは以上!!

途中推しのこと多めに書いちゃって「なんだよ推し補正じゃん」って思ったところもあったかと思いますが、お許しを。

2回目で色んなことを感じることができて、見つけることができて、楽しかったーー!
何回観たって内容一緒じゃんって思う人もいると思うけど、こういう発見が増えていくので楽しいんですよ。
映像作品は何回みても決まったものしか映らないけど、ナマモノは視界を動かして、その世界の見たいところを見ることができるから、それが最高なのです。

僕がMEAN GIRLSを観れるのはあと1回…。寂しいよ…。
でも最後はPINK DAYだし!全力で楽しんで終えるぞ!
楽しみだ!!


舞台やミュージカルの感想を交換するのもとても大好きなので、是非あなたの感想や意見、好きなシーンも聞かせてください!語り合いましょ!

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