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友寄隆哉の番外編講義Vol.4:(続・日本人のリズム感 「のっぺらぼー音楽」)YouTube講義(ジャズ,ロック,クラシック....ETC)の検証考察(すべての指導者へ贈る、学ぶとは?教えるとは、何か?)

*冒頭の営業妨害の警告文にあたる、ウク〇イナに関しては、一切、触れておりません!


「ぶっこみジャパニーズ」というテレビ番組があります。

2013年
10月9日 - 2020年3月19日


国外で、日本のYouTubeを見て学んだという人が、寿司職人、和食料理人、演歌指導者(などなど)、、、になって自国の人を指導しているところへ、それぞれの道の日本の達人が、変装し、まず、そのインチキ師範の弟子となります。

一方で、素顔を出して、その国のテレビやイベントに、日本から来た達人として出演し、その熟練ぶりを披露します。
その時、そのインチキ先生もイベント側が招待して見学させます。

地元のインチキ先生は、まさか、今日入門した自分の弟子が、テレビの達人とは知りません。

日本からの弟子は、後日、再び、インチキ師匠の元にあらわれ、その師匠のデタラメな指導を「実は、、、」と、素顔を見せ、自分が、テレビに出ていた達人であると、その正体を明かし、その国の指導者をギャフン?と言わせ、改心させる、という、いわば、水戸黄門的番組です。

放送期間2013年10月9日 - 2020年3月19日


当時は、これは、外国の特殊な世界だな、と思っていたら、近年、ついに日本も、”猫も杓子もYouTuber講師”の時代に入りました。

しかし、これも、「騙される方が悪いんじゃない? ちゃんと身銭を切って学ぶ気がないんだから」とスルーしていました。

ところが、あちらこちらから、その指導内容を知らされると、さすがに、「それは、ないだろ!」と突っ込みばかり。

それでも、スルーして行こうかな、と思っていたら、待てよ?このまま、自分に何かあったら、その後の子孫は、こうした無料のYouTuber講師から、物事を”無料だから!”と学ぶわけか!? と。

このままスルーして人生を終えるには、ちょっとまずいのではないか、と。

なぜなら、これからの子供たちは、こうした、無料YouTubeを見て、音楽やジャズ、ギターを学ぶわけか?と思ったからです。

そもそも、この口達者な講師って誰よ!
つべこべ喋らず、早く、黙って、5分くらい弾けよ!と、突っ込み満載です。

日本人は、ほっておくと勝手な教育を始めます。
それが、語学教育でした。

長年、英語を学んだにも関わらず、人前で喋れない。

なぜ、喋れないのか?というと、発音や文法を意識するので、できない、という事でした。

もちろん、発音や文法を意識して、英語を喋ろうとする気持ちは正しいと思います。
ところが、それを重視した教育法により、人前で英語を喋る人間に対して、周りが「発音」と「文法」に全神経を集中してチェックしているわけです。

人前で、英語を喋るのが恥ずかしい、という日本人は、こうした周りの評価が怖いからです。

この意識を大衆に植え付けたのが、日本の語学教育であったため、特に、団塊の世代の人(1947年昭和22年)〜1949年(昭和24年))は、英語関係の人でもない限り、人前で、英語なんか喋りません。

これは、日本の語学教育メソッドが未熟だったのか?と思う人がいるかもしれませんが、そうではありません。

それが日本人にあってたんですね。

お互いを観察しチェックしあって、できるだけ、抜きんでた人を作らない!という教育ですか、、、。

世界に通用していない日本人が、他の日本人に対して、「こんな事も知らないで英語なんか喋るんじゃない!」という指導をするわけです。

これは、何かの特権意識かな、と思ったりします。

発音や文法なんて、”即興”で行う”会話”で、完璧な人はいません。

それは、私です! は、It's me と言いますが、昔は、文法的には、It's I です。(それは、拙者じゃ?:It's he (she)は、そのままです。It's him(her)には、何故かなりません。)

大事な事は、その人は、なぜ、そんな指導をするのか?という事です。

もちろん、み~んな広告収入目当ての”金儲け”のためなんですが、そんなおかしな指導を真に受けると、ますます、日本人は、世界に通用しない人間が大量生産されるわけです。

まるで、指導者は、みんな自分になるのが正解、みたいな指導法です。

しかし、その指導者本人が、そもそも怪しいわけです。

驚くのは、その事に本人も気づいていないのです。

昔は、「いえいいえ、拙者など、まだまだ、教えるほどのものではありませぬ!」と断ったものですが、近年は違います。

自分の修行は、ほっておき、指導に群がる先生ばかりです。

先生になる、という事は、確実に、レベルが落ちて行く事なのですから。

よほどの荒行をしない限り、先生稼業が進化する事はありません。

指導者になったら、簡単に、コンテストや試合には出なくなりますから。

負けたり、落ちたりしたらかっこ悪いからですね。

それなのに、若い内から、指導者を目指す事の怖さを知らないわけです。


もちろん、何事も”無料”には、勝てません。

ある体育館で、子どもたちに無料の空手教室を開いたら、子どもが100人近く集まったのですが、有料にしたら、残ったのは、5人ほどだったと言います。

みんな無料が大好きですが、只ほど高くつくものはありません。

この点では、いつも、米を研ぐ際の話で説明しています。

最初に使用した60%以上の水道水を米粒が吸ってしまいます。
あとから、どんな綺麗な水を使用しても、受付ないのです。

これから、無料のYouTube学習が、一般的には、主流になって行くかもしれないので、これは、一度は、触れておかないといけない、という気持ちです。

読んでおくといいでしょう。

YouTuber講師は、内容で、惹きつけているのではありません。

その話芸と、何かしらの、魅力から人を惹きつけているとは思います。

しかし、ちょっと、考えらないに時代に入ったな、と思います。

そのための傾向と対策を考察してみました。

たくさんの生徒を見て来たので、顔を見たら、大体の上手さは、すぐにわかりますが、え?嘘だろ!という者までいますから、猫も杓子も、、となるわけです。

近年は、誰でも気軽にYouTubeから学んでいますが、YouTubeで、間違った事を学び、取返しのつかない事にならないように、この記事を読んでおく事といいと思います。

無料講義の弊害をまず、学ばないといけないからです。

これを見抜く”眼”を、まず磨く事です。

そして、教える、という事は、どういう事か、学ぶという事は、人生にとって何の意味があるのか?を今回は、考察して見ました。

*本シリーズも、基本的には、遺言シリーズです。
人生のエンディングは、突然です。
それまで、いつ人生が終わるかはわかりません。

本記事も、渾身の一打となりました。

ぜひ、読んでみて下さい!


1:日本人一億、猫も杓子もYouTuber講師の時代

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