見出し画像

FCバルセロナ対PSG レビュー

日本時間今朝4時から行われたUEFA チャンピオンズリーグのベスト8・2ndレグ、FCバルセロナ対PSG。結果はバルセロナのホームながら1ー4でPSGの圧勝、逆転でのベスト4進出を決めました。正直観るのがきつく感じるくらいの試合でした。先制しながらも前半30分での最悪のアクシデントにより直近の試合では堅守を誇っていた守備陣も4失点、この負けは事実上、今季獲得可能性のあるタイトルが0になったことを示しています。

スタメン
FCバルセロナ
GK:テア
DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ
MF:ギュンドアン、フレンキー、ペドリ
FW:ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ

PSG
GK:ドンナルンマ
DF:ハキミ、マルキーニョス、リュカ、ヌーノメンデス
MF:ザイルエメリ、ヴィティーニャ、ファビアン
FW:デンベレ、エンバぺ、バルコラ

両チームとも前日に上げたnoteの予想とドンピシャ全問正解でした。お互い現時点で組むことの出来るベストメンバーと言ったところでしょうか。

結果としては前半30分のアラウホのバルコラに対するDOGSO(決定的な得点機会阻止)による一発レッドカードが全てでしょう。

残り60分を10人で戦い抜くことが出来るほど、PSGは生半可な相手ではありません。12分にヤマルの素晴らしい突破からハフィーニャが得点を決め、アグリエイトスコアで4ー2になっていたことを考えると、あそこは何としてでもファウルだけは犯してはいけませんでした。寧ろテアとの1対1、最悪PKで失点していた方がまだ勝ち筋はあったでしょう。
これにより先制弾をアシストした個で打開の出来るヤマルを34分に交代させざるをえなくなってしまった。代わりにイニゴマルティネスが投入されましたが、それよりかはフレンキーをCBに落としてギュンドアン、ペドリのドブレピボーテにしてヤマルを残した方が良かったと結果論では言えますね。
他のシーンは特に触れません。デンベレも2試合連続で得点決めやがるし、ヴィティーニャも、なんてゴラッソを決めるんだって感じでした。そして亀ことエンバぺ。やっぱり持ってますね。

チャビも今季何度目でしょうか、ボードを蹴り上げて一発退場となってしまいました。リーグ戦でも2試合の停止処分を課されていたばかりなのに。まあチャビはこれで間違いなく今季終了時に退任(事実上解任)されるでしょう。新しい監督にはバルサ・アトレティックのラファマルケスが就任する可能性が高いとか。個人的にはタイトル獲得を目指すならハンジフリックを呼ぶべきだと思いますが、、、そこらへんは大人の事情なのでね。

最後に、来季のことをもうそろそろ考えないといけません。まずハフィーニャです。ここ数ヶ月で本当に評価が大きく変わりました。前までは裏抜けは良いけどボールを扱えないWGだったのが攻守に奔走し、ハードワークを厭わず、得点、アシストといった目に見えた結果も残しまくる。今では左WGのファーストチョイスの座を確固たるものにしました。来季も残したい。
ハフィーニャとヤマル以外のWGは売却or買取なしでいいでしょう。
中盤はフレンキーをどうするか問題ですが、給料が後払いになっているとはいえあまりにも高すぎます。それに見合ったプレーも出来ていない。然し彼がいるといないとではビルドアップの構造、質が大きく異なります。優秀なピボーテを連れてこれれば彼をインテリオールで使える。そうすればペドリ、ガビ、フェルミンあたりを怪我のリスクを考えながら回し、左WGにも置くことが出来ます。
DFラインは今季よく闘ってくれていますが、イニゴ、マルコスは放出、カンセロは今の使い方なら買取は見送るべきかもしれません。ラス・パルマスのセルジカルドナを本当に獲得するのであれば、不要でしょう。
リーグ戦は残り7試合、週末はエル・クラシコ、更にジローナとの直接対決も残しています。マドリーとの勝ち点差は8。奇跡の大逆転優勝なるか。
チャビのラストダンスをクレで見守りましょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?