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第10節 FCバルセロナ対アスレティック・クルブ

代表ウィークも終わり、
2週間ぶりのリーグ戦となった今節。
アトレティコはグリーズマンがトリプレーテを
決め、マドリーはセビージャと引き分け、
ラ・レアルは久保が途中出場から決勝点を
アシストするなど話題に事欠かないリーガ。
そして忘れてはいけないのが4位と6位の上位対決のこのパルティダスト(大一番)。

まずは両チームのスタメンです。

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負傷者がどんどん増えてきてしまっている
バルセロナは28日に控えているマドリーとのエル・クラシコのために復帰が近づいているペドリやフレンキーらを招集せずに
多くのカンテラーノを呼んできました。
そのため選手層はかなり厳しいものがあり、ベンチはアラウホ、アロンソ、ペーニャ以外がトップチーム登録外の選手という有り様。
この試合では古巣対戦のイニゴが久々先発、
フェルミンが表記上では左WGでしたが実際はフェリクスが左WGでフェルミンが偽9番の
布陣となっていました。対する元バルセロナの監督であるバルベルデ監督が率いる
アスレティック・クルブはウィリアムズ兄弟をはじめ、殆どフルメンバーで臨んできました(アンデル・エレーラが試合前のアップで負傷したためルイス・デ・ガラレタが先発に)。

10分、イニゴのロングフィードをフェランがコントロールし相手と入れ替わり中に侵入し中央のフェリクスにパスを送りフェリクスがダイレクトで合わせますが惜しくもクロスバー。
この試合は本当にイニゴが良かった。
ロングフィード、対人、前回の試合とは全く違う選手かと思うくらい良かったです。
このプレーを維持できるならクリステンセン、アラウホ、クンデそしてイニゴとCBの層の
厚さが生まれてくるので頑張ってほしい。
14分、ギュンドアンからバルデへ展開、
バルデが素晴らしいタッチで駆け上がり
マイナスへ折り返し、フェリクスが前で潰れて後ろのフェルミンがシュートを放つも
ラ・ロハの守護神、ウナイ・シモンが
立ちはだかります。左足一本で防いだまさに
パラドーン(スーパーセーブ)。
20分、ロングボールのこぼれを拾おうとしたフェリクスが相手に突き飛ばされるも
ファウルなし。これにカチンときた
フェリクスがこぼれを回収したバルデから
パスを受けて強烈なシュートを放つも
これもウナイ・シモンがセーブ。
この試合フェリクスへのファウルは殆ど
見逃されていたような印象がありますが、
審判は試合全体では良いジャッジをしていましたような気がします。
21分、イニャキのシュートは一度はブロックされるもバルセロナのクリアミスを拾った
イニャキがもう一度強烈なシュートを
放ちますが、今度はテアがパラドーン。
この試合は両チームのGKが素晴らしかった。
何本も良いセーブをしていた印象があります。
46分、ニコの突破は一度は防がれるも
それを拾ったレクエがニコにパスを出し、
抜け出したニコが鋭いシュートを放つも、
またしてもテアがパラドーン。
54分、ニコの縦パスに抜け出したイニャキが
強烈なシュートを放つもサイドネット。
この試合、やはりウィリアムス兄弟の個の力は
凄まじかったですね。来夏、ニコがフリーで
バルセロナに来るという噂がありますが、
果たしてどうなるのでしょうか。
間違いなく戦力にはなるとは思いますが、
バスクの近年の最高傑作を獲れるのか、
注目していきましょう。
57分、ギュンドアンが持ち上がりフェリクスに預けるとフェリクスが反転してシュート。
これをシモンが防ぎ、こぼれ球にフェルミンが詰めるもこれもまたセーブ。
この日のウナイ・シモンは
まさにゾーンに入っていました。
ギュンドアンがバイタルエリアに入ってくると
何かが起こるという期待感がありますよね。
63分、フェルミンが高い位置でボールを
奪い、フェリクスに繋げるとそのまま
持ち上がり途中出場のヤマルにラストパス。
しかしヤマルのシュートは枠外に。
これは決めてほしかった。
74分、ガビがキープから素晴らしい
スルーパスを右に送ると受けたカンセロが
シザースで相手をかわして強烈なシュート。
しかしこれもまたウナイ・シモン。
流石ラ・ロハの守護神。
ガビは最近判断も良くなってきてパスの精度も決定力も上がってきています。
これでまだ19歳というのは
何とも恐ろしいものです(by同学年)。
79分、バルデに代えてマルコス・アロンソ、
そしてフェルミンに代えて17歳のFW
マルク・ギウを投入。
ギウはトップチームデビューとなりました。
するとそのわずか30秒後の80分
イニゴの縦パスをフェリクスが間で受けて
ターンからギウへスルーパス。
これをギウが決め切りまさかの
ファーストタッチでゴール。



投入からわずか34秒でのゴールにピッチ、
コーチ、監督皆大興奮のバルセロナ。
ウナイ・シモンの牙城を崩したのは
まさかの17歳。187㎝の高身長、素晴らしい抜け出し、丁寧なファーストタッチ、
冷静なフィニッシュとまるでハーランドを
彷彿とさせるかのようなプレーでした。
89分、ヤマルが駆け引きで相手を揺さぶり
左足でクロスを送るとフェリクスが高い打点で合わせるもシモンが冷静に対処。
180㎝前後の選手ですが非常に空中戦が強いのがフェリクスの特徴。

このまま1ー0で試合は終了。何度か
ウィリアムス兄弟に決定機を作られるも、
全体的に攻勢に出ていったバルセロナが
怪我人の多い中カンテラーノの活躍もあり
勝利を収めました。
これで首位マドリーと1ポイント差で
ミッドウィークのCLを挟み、
エル・クラシコで激突することになります。

【勝手に採点!】(及第点:6.0)
テア:7.5
カンセロ:6.5
クリステンセン:6.0
イニゴ:6.5
バルデ:7.0
ガビ:7.0
ロメウ:5.5
ギュンドアン:7.0
フェラン:6.5
フェルミン:6.5
フェリクス:8.0🅰【MOM】

ヤマル:6.0
アラウホ:6.0
ギウ:7.5⚽
マルコス・アロンソ:5.5

攻撃の場面でことごとく中心になっていた
フェリクスがMOMにしましたが、
個人的にはウナイ・シモンに上げたいくらいとにかくスーパーでした。
こんなに止めるかねというくらい
止めまくってました。
ギウはこのままトップチームに少しずつ
帯同してほしいという気持ちはあるものの
レヴァンドフスキが復帰したら
中々出番はないだろうと思います。
なのでまずはU19でしっかりレベルアップ
したうえでカップ戦などで起用していって
ほしいなと思います。カンテラで187㎝のFWなんて珍しいですよね。
これはまた将来の楽しみな選手が
また増えましたね。
ちなみにこの試合のリーガが選んだMVPは
マルク・ギウでした。まだ写真がない笑

fin.


P.S.
この試合バルセロナには20歳以下の選手が
5人も出場しました。
こんなクラブ他には無いです。
これが私がバルセロナを見続けてしまう、
クレを辞められない理由なんです。
世界最高の育成期間ラ・マシアから
次はどんな逸材が出てくるのが楽しみです。













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