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CLベスト161stレグ FCバルセロナ対ナポリ

始めに

皆さんお久しぶりです。ここ最近圧倒的な体調不良でまともに動けてませんでした。何とか回復し今日のCLを見ることが出来ましたが、久しぶりにバルセロナが希望の持てるゲームをしていたのでレビューしたいと思います。ナポリのホームで行われた1stレグ、結果は1ー1のドローに終わりました。試合としては全体的にバルセロナが押し込む展開が長く続きましたが、ナポリも交代を上手く使いながら少ないチャンスをものにしたと言えるでしょう。2ndレグはバルセロナのホーム・モンジュイックで行われます。ここは何としても勝ちたいところ。CLベスト8とCL圏獲得となれば本当に最低限の結果は得られたと考えられます。

スタメン

まずは両チームのメンバーを確認していきましょう。

両チームとも昨季リーグ王者でありながら今季は厳しい戦いを強いられています。バルセロナはチャビが今季限りでの退任を発表、ナポリは月曜日にカルヴォ―ニを解任し、スロバキア代表監督のマッツォーネを招聘しました。
バルセロナはCBにクバルシではなくイニゴを起用、クンデを右のラテラル、クリステンセンを引き続きピボーテに配置し、現状のベストメンバーを組んできました。

試合所感

両チームボールが持てるチームですが、基本的にはバルセロナがボールを保持し、ナポリがミドルプレスで様子を伺うという形勢に。バルセロナのビルドアップはカンセロを高い位置に上げ、左利きのイニゴを少し開かせて、空いたスペースにフレンキーが下りてきて4枚で行うというもの。クリステンセンは少し高い位置でロボツカをピン止めしていましたが、カユステとアンギサがかなり自由に動き回るため、少し苦労していた気がします。そうするとペドリがWGの位置から落ちてきてボールの受け所となっていました。

基本布陣の中で左サイドが大きく可変している一方、
右サイドはポジション通りでビルドアップを行っていた
可変4ー1ー4ー1のような形に。基本的に左サイドから展開し、
右のヤマルにボールを届ける形を目標としたビルドアップ。

前半の25分くらいまではバルセロナがかなりハイライン・ハイプレスで囲んでボールを奪おうという狙いが見え、非常に良かったと思います。基本的にはギュンドアンがレヴァンドフスキと最前線2枚を形成し、非保持4-4-2の形でプレスをかけていました。やはりギュンドアンは高い位置で起用した方が良さが活きるなという印象です。しかし、前線はレヴァンドフスキ以外に高さがないのでハイボールを収めるのは難しいように見えましたが、アラウホやクンデが割と簡単にハイボールを蹴ってしまうのでレヴァンドフスキのタスクが厳しく、難しかったような気がします。まあそのおかげで彼がサイドに流れて肝心な時に中央に人がいないということが無くなったので、彼には頑張ってもらいましょう。
結果的に60分にイニゴの縦パスをバイタルで受けたペドリがレヴァンドフスキにまた抜きでパスを通し、それを9番がまた抜きでゴール左隅に決めるというまさに「個の暴力」という得点で先制します。ポケットにペドリやギュンドアンが侵入し、中央に人数を掛けられるようになるとやはり強いバルセロナが見られるなと思いました。


75分には全体が右サイドに流れていた中でアンギサがオシムヘンに預けるとオシムヘンがイニゴを上手く反転で躱し、冷静に流し込んでホームチームが同点に追いつきました。まああのシーン、ファウルだろと言われれば確かにそう見えなくもないですが、そもそもズレ遅れが連続していての失点だったのでしょうがない部分はあると思います。
その後お互いにチャンスを作りましたが決め切れず。特に93分のギュンドアンのシュートが決まっていれば劇的勝ち越し弾だったのですが、まあアウェーで1ー1は最低限の結果と言ってもいいでしょう。

勝手に採点(及第点6.0)

テア:6.0
クンデ:5.5
アラウホ:5.5
イニゴ:5.0
カンセロ:6.0
クリステンセン:6.0
フレンキー:6.5
ギュンドアン:7.0
ヤマル:6.5
レヴァンドフスキ:7.0⚽
ペドリ:7.0🅰

ハフィーニャ:5.0
フェリクス:-
ロメウ:-

最後に

直近数ヶ月のバルセロナを見ていたら、相性がいいはずのナポリ、特にクヴァラツヘリアとオシムヘンにボコスカやられると思っていましたが、後半25分までシュート1本に抑えており、割とDFはやれていたなという印象です。ここ数試合レヴァンドフスキに再び得点の匂いが戻ってきたのが何よりも大きいですね。直近5試合で5Gですからね。これは大きい。
少し疑問に感じたのがカンセロは高い位置を取りますが、クンデが割と低い位置にベタ張りで彼の良さがあまり出ていないように感じました。普通にフレンキーを落として3枚ビルドアップでもいい気がするのです。普通に1枚余っている感が否めない。あとはハフィーニャが全然コンディションが良くなって来ないのが気がかりですね。ヤマルとは全く別タイプの裏抜けとハードワークに定評がある筈なのに、それが全くできていないし、裏抜けのタイミングもギュンドアンと被っていて全然効果的じゃない。もしこのままの状態が続くならプレミアにそこそこの値段で早めに売却した方が良いのではないかと最近思ってきました。その場合右WGの補強はマストですが。
チャビの退任&今季無冠がほぼ確定している現状なので【CL圏確保】【CLベスト8】この2つのミッションは何としても達成して欲しい所ですね。


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