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【卓球】ドライブの回転をかけるためのコツや練習方法について


本記事は「TACTIVEのお悩み相談室」の動画を文字起こしをしたものになります。

【🏓TACTIVEのお悩み相談室とは?】
TACTIVEのお悩み相談室は、卓球スクールタクティブの会員様の「何だか上手くできないな」と課題を感じたり、はたまた目の前の課題に対して「どう向き合えば良いのだろう」と漠然とした悩みや疑問を経験豊富なタクティブのコーチ陣がトーク番組形式で解消していく動画になります。

今回は「ドライブの回転のかけ方」がテーマになっており、両面に裏ラバーを使用している西田コーチと同じく裏ラバーを使用している三橋コーチの対談になります。


西田コーチ


三橋コーチ

【🏓コーチのプロフィール紹介】
西田コーチ
近畿大学出身で、全日本選手権出場や国体代表などの実績を残している。戦型は両面に裏ラバーを使用しているドライブ主戦型。

三橋コーチ
明徳義塾高校→近畿大学出身で、インターハイ出場や全日本学生選手権出場などの実績を残している。戦型は両面に裏ラバーを使用しているドライブ主戦型。三橋コーチのバックドライブ解説動画はコチラ↓



ドライブの習得は難易度が高い

西田: 本日のお悩み相談者の方はYさんです。卓球歴は2年ほどで、今回のお悩みは「ドライブの時の回転のかけ方を知りたい。また、うまくできない時はどうしたらいいですか。」というお便りが届いています。

三橋: ドライブって難しいですよね。回転をかけるって難しいです。

西田: 自分もドライブは難しかったなっていう思い出はありますね。

三橋: 自分もやり始めた時は回転のかけ方が分からなくて、よくスマッシュみたいな感じになっていたのを思い出しました。
なんか、回転かけるって、どこで気づいたんでしょうね。(笑)西田コーチなにかありますか?これが回転か〜みたいな体験は。

西田: フォアドライブとかの前進回転をかける事の前に、下回転をかける練習で、すごい壁にぶち当たった時期がありましたね。それができるようになってからは、フォアドライブとかも練習を始めたんですけど、どうやって前進回転をかけるか分からなかったです。両親が卓球をしてて、自分も教えてもらってたんですけど、回転かかってるよって言われても、かけてる感覚がないから本当にそれがドライブでいいのかどうかっていうのも分からなかったです。

ドライブ習得には現役時代に苦しんだ思い出がある

今のがかかってるの?みたいな。でも確かに、防球ネットとかにボールが落ちたらシュルシュルって音はするんですけど、自分はあんまり回転をかけてるっていう感覚が掴めてなかったっていうのはありますね。

ドライブをかける感覚を掴んだ瞬間

三橋: どの辺で、あれが回転かって思ったというか、気づいたんですか?

西田: 気づいたっていうか、下回転を打つ練習とはまた別の練習で、たまたま中学校の時に試合でカットマンと当たった時に、そのカットマンと対戦するまでに対策としてカットマンの人に練習してもらう機会をめっちゃ増やしたんですよ。その時にドライブをしてて、ふと今かけてた、みたいなのがちょっと掴めたんですよね。だから、どういう風に練習してたかっていうのはないんですけど、そこは自分の中で、あの時かけてたなっていうのが掴めた瞬間だったかもしれないですね。

三橋: 回転のかけ方は、これかもみたいな感じですね。

西田: そうです。

三橋: なるほど。自分もカットマンとかが苦手で、やっぱりドライブかけられなかったんで、ネットミスしたりとか、パチンと打っちゃって回転かけられないなと思ってましたね。最初はスピードじゃなくて、ループドライブでとにかく山なりに打つ練習をいっぱいしてましたね。その時に、今のかなとか、なんかちょっと違うなみたいな、今のは回転かかってますか?とか相手に聞いたりもしてました。回転かかったら相手はオーバーミスするよって言われて、ずっとやってるんですけど、相手がネットミスするので回転がかかってないんか、みたいな色んなことを思ってましたね。相手がオーバーミスするぐらいまで、ループドライブっていうのを練習した記憶がありますね。

西田: 確かに、三橋さんの話を聞いてて、自分もカットマンの時に感覚つかめたのって、多分それまではどっちって言うと、攻撃マンとかと試合すると早い球で決めようとするじゃないですか。でもちょっとカット上手い人って早い球はむしろ取り慣れてるじゃないですか。速い球を返す練習をたくさんしてるから、やっぱ粘られた時に自分がたくさん打てないってなって、多分自然とループをしないといけない場面に遭遇したのかなっていうのは思いましたね。やっぱそうしないと勝てないから、ループの大切さとか、回転をかけるっていうのが掴めたんだなと思います。

西田: Yさんも回転のかけ方が知りたいとか、分からないっていうのがあると思うんですけど、やっぱり早いボールを打つってよりかは、遅くて山なりで、しっかり回転がかかってるドライブの練習をして、それを感覚を掴むまでやり切っちゃってもいいのかなって思いました。

三橋: ループドライブを打って、相手にブロックしてもらった時にオーバーミスしたら回転がかかってるっていう証拠なんで、ループで相手をオーバーミスさせたいですね。

ドライブに回転をかける感覚を掴んだ話をする2人

西田: あとは、自分で回転がかかってるか分からないっていうのも、多分あると思うんですけど、そこはコーチに聞いてもらって、自分の感覚と実際打ってる球のすり合わせが出来ると良いと思います。今このくらい振ってて、こういう感覚がある時はかかってるんだ、みたいな事が徐々に分かってくると思います。それを誰にも言わなかったら、不安で仕方ないですよ。今かかってるのかなって不安になると思う。
ループドライブの練習とかをしつつ、やっぱりコーチに今かかってるか、かかってないかっていうのを聞きながら、練習してもらうのは良いなって思いますね。
ドライブする時だと、僕らもそうですけど、やり始めた時は卓球の動画とか見ると、みんなすごいボール打つじゃないですか。速いドライブを打ちたいって思って、多分練習したりすると思うんですけど、実際やっぱり打てないじゃないですか。

三橋: そうですね。

西田: ああいう上手い人達って、そこの回転の感覚がすごいからこそ、速いボールを打てるっていうのもあると思うんですよ。だから、まずは回転をかけるために、速い球を打つことは1回我慢してもらいたいですかね。

ドライブで回転をかけるための練習方法

三橋: 回転をかけるトレーニングって、いろいろあると思うんですけど、特にこれをしたっていうのはありますか?先ほどカット打ちで気づいたっておっしゃってたんですけど、それ以外でこういうトレーニングしたよ、みたいな事が知りたいです。

西田: 以前のお悩み相談動画でも回転をかけるお悩みが来た時にお話しした時があるんですけど、遅いボールを打つ練習は良いと思います。自分で自分の台にボールを落としてスイングして、擦り上げて回転をかける練習っていうのはいいなって思いました。あと自分が実際やってたのは、卓球台のネットのところに高さ1mくらいの防球フェンスみたいなのを置いて、山なりでしっかり飛ばして落とすという練習をしたりとかはしてましたね。あとさっきの遅いボールを打つっていう話と似てて、もしかするとやったことがある人も多いかも知れないですけど、台で自分の方に向かってボールを転がして、台から出てきたところを打ったりとかはやりましたね。ラケットが台に当たらないようにしないといけないですけど。
そういった速い球を打つってよりかは、ゆっくりなボールを打って、しっかり回転をかけるっていう練習をしていってもいいんじゃないかなって思いました。

ドライブに回転をかけるための練習方法について話す2人

三橋: その台からコロコロってやって出たボールをキュって回転をかけるっていうのは、遊び感覚でできるトレーニングでもあるかなと思ったんで、おすすめにはなりますよね。

西田: ぜひやっていただきたいですね。三橋さんは、他に僕もこれやってましたみたいなのはありますか?

三橋: 台にフェンスを置いて、それを超えるように山なりに入れるっていうのは、やっぱり高校時代を思い出しましたね。バックもフォアもそれでやりました。かなり厳しく指導されました。。。

西田: バックもですか!?バックはやったことないし、多分今もできないですね(笑)

三橋: バックはめっちゃ難しかったんですけど、バックもフォアも、フェンスを超えるっていうトレーニングはかなりやった記憶がありますね。

まとめ

西田:Yさんに対してのまとめになりますが、ドライブの回転が上手くかからない時は、スピードよりもまず、しっかり回転をかけるために、遅いボールに対してドライブする練習をしてもらったり、あとはドライブが少し出来てきたら、スピードドライブよりまずループドライブの練習をしていただくと良いと思います。あとコーチに今の回転かかってますか?どうですか?、みたいな感じで聞いてもらって、かかってる時ってこういう感覚で、かかってない時はこういう感覚なんだっていうのを、徐々に掴んでもらうような形で日々練習の方を頑張っていただけたらと思います。

📝本記事のまとめ
・まずは、ゆっくりなボールに対してドライブする練習をする
・スピードよりも回転を意識したドライブの練習に取り組む
・自分の打った感覚と実際に飛んだ球の実際の回転量を確認する


いかがでしたでしょうか。
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