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Gwen Lee(グウェン・リー)さんの韓国向けのTOEIC Speakingの本を読んだ

韓国までTOEIC スピーキング・テストを受験環境がどう違うのか体験しに行ってきた話はこことかここに紹介し、実際に日本とのテスト環境の違いや問題の感想はこちらで紹介していますが、現地でGwenさんに彼女が書いたTOEIC スピーキング・テストについての本をもらいました。Gwen(グウェン)さんといえばGwen TVというYouTubeチャンネルを持っていてそこでTOEIC スピーキング・テストに関する動画も色々アップしているのでそれを参考に勉強している人も少なくないのではと思います。彼女が出す練習問題はかなり本番に近いですし、回答方法の解説は実践的です。

彼女の本は日本でも翻訳されていたものが出ていたのですが今は絶版のようです。この本は収録されている問題も多く、解説も取り組みやすいものでした。意見問題のアプローチはこの当時から、よくある理由を二つのタイプでなく、理由一つとその具体例を提示するやり方です。どんな質問に対しても理由が二つも浮かぶかというとこれはかなり難しいと思うんですよ。…って話は本人とも、でも何故か世の中の本は理由二つを提唱しているのが多いよね、としたことがあるんですが個人的には理由一つと具体例一つの方が遥かに楽に回答できると思います。

で、今回の本なんですがタイトルは英語で言うと"The Rules of TOEIC Speaking"だそうです。だそうです、というのは私、韓国語全く出来ないので。ですので、本の感想と言っても収録されている問題と模範解答などの英文のパートと、一部Google翻訳を使って読んだ韓国語の部分、そして私の想像が元になった感想です。

世の本の多くの模範解答はかなり英文のレベルが高く、ネイティブ並みじゃないと準備時間内でここまで思いつくの厳しいんじゃってレベルだったり、さらに文章量も時間内に言い切るにはかなり流暢さを要求されそうだったりってものもある中で、本書は如何に平易な文で回答を作るかに舵を切っています。意見問題用の具体例も、各回答ごとに特化しているわけでなく出来るだけ同じものを少しの変更で使い回すスタンス。みんながみんな他の本の模範解答のような英文を最初から目指せるわけではないと思うのですが、レベルごとの解説書ってこのテストに関しては私の知る限り無いので、これがまたテスト勉強をしようと思って本まで買った人に「やっぱり難しいわ〜。まだ自分のレベルではこのテストは無理だ」と思わせる原因になってるのではと思ってましたが、本書のやり方を見たら「これなら出来そう」と思う人も増えるのでは。来年には英語版を出す予定だそうですのでそうしたら取り組みやすくなるのではと思います。
さらなる感想は下の動画をご覧ください。


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