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DJI Osmo Pocket 3 vs Pocket 2 比べるために両方で動画を撮ってみました

10月25日にDJIからPocket 3が発表されました。これは何かというと動画撮影用のカメラでこれにジンバルが一体化していて、ブレのないスムーズな動画が撮れるというものです。本気で画質を求めるならミラーレスやさらにはフルサイズの一眼をその重さに耐えうるジンバルに乗せて撮るのですが、これだと重いし、カメラを乗せる際にバランスを取る必要があるため「あ、今!」と思い付いてすぐに撮るというスタイルにはなかなか難しいです。
今時のスマートフォンには手ぶれ補正がついているのもありますが、あれは動画をデジタルで補正して、簡単に言えば揺れてる動画にセンターがセンターに来るように反対の動きを加えて揺れてないように見せているわけです。それでも結果は同じなように感じるかもしれませんが対象は三次元で奥行きがあるためにカメラが傾けば被写体と背景の位置関係も変わりますし、そう簡単に良好な結果が得られるわけではありません。ジンバルは物理的にカメラを動かして傾きを吸収してくれるので安定した動画が撮れます。

さらにPocketシリーズは名前の通りコンパクトで、カメラとジンバル一体型なのでいちいちバランスを取る必要もなくサッと取り出して電源入れてすぐに撮影が可能なため、私も特に旅行時に持ち出すためにPocket2を購入しました。コンパクトであるが故のデメリットもあるわけで、画質はやはりレンズやセンサーが大きい方が有利です。Pocket 2も明るいところでは割と頑張ってくれるんですが、薄暗い場所ではノイズが目立ったりそもそも動画の明るさがどうしても足りなかったりでした。また本体に付いているディスプレイが小さいために良い構図を得るのが案外難しい。自撮りの時には画角を稼ぐために腕を伸ばしてカメラを遠くに構えますがすると私の視力ではかなり厳しく、実際に頭の上に空間が空きすぎていたり自分がセンターから大きく外れていたりとったことがありました。

そこにリリースされたのがPocket 3でディスプレイが2インチになり、撮像センサーは1インチ。スペック上のサイズだけで言えばあのSONYのZV-1と同じ大きさです。私の二つの不満点、ディスプレイサイズと暗所での画質がどちらも解決されそうな期待があり、では実際に画質はどれだけ違うのかと思いPocket 2とPocket 3を両方持って外で撮影してきました。大まかな傾向はPocket 2の方が若干明るく見えるように設定されている感じです。そのためか後ろにライトが入っているような看板は明るくなり過ぎてしまって文字が読みづらくなっています。またPocket 3の方がシャープネスが強目に見えます。パッと見はクリアで綺麗に見えるんですが少し人工的な感じがしてしまいます。通常運用時はシャープネスを下げて使うことになりそうです。実際の見え方は下の動画でご確認ください。
比較動画撮影時は片手に一台ずつ持って歩いてたんですが、これって、たまにYouTubeで他の人がカメラの比較動画の際にやってるのを見ますけど自分がやってみると未だに周囲の目が気になります。いや、自分が思っているほど周りの人はなんとも思ってないのは頭ではわかってるんですけども。

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