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英語を日本人が話せない理由とされることについて考えてみる

日本人がなぜ英語が話せないのかというテーマになると言われがちな理由というのがいくつかあります。みなさんも聞いたことがあるでしょう。例えば「文法重視の学習だから話せるようにならない」って考え方。そして子供が言語を習得するときは文法から入ってはいない、と続くんですが、ん〜、これねえ。
まあ、耳心地良い受け入れやすい理由を人は受け入れてしまいがちというのはわかります。また、これが本当であればもしかして文法学習という面倒なことをやらずに英語を話せるようになるかもしれないという希望が生まれますしね。それらの意味で広まるポテンシャルのとても高い説だと思います。

そして、学校で何年も勉強しているのに話せないのはおかしい。教え方に問題があるに違いないという話もよく聞きますが、それを聞くたびに「そんなに話せない?」と思うわけです。他の科目、例えば数学に置き換えれば今でも二次方程式を迷わずに解ける人の方が全体では少数だろうと思います。微分もx^2から導関数の定義を使って2xを出せるかというと、まあ厳しいですよね。四則演算くらいはみんな出来て時計も読めて3:20の45分後は?と言われてもちゃんと言えるでしょう。学校でどんなに習っていても大人になれば仕事に使っていない限りはそれくらいなので、英語もI have a pen.とかDo you have a pen?が出たらまあ同等くらいなのでは、と思います。

間違いを気にし過ぎるから話せないという指摘に対しては、例えば言いたいことを言うのに「どう言えばいいんだろうか?」「あの日本語は英語で何というのだろう?」と考えてしまうのであればそれは間違いを気にしているのでなくて、単に知らない・覚えてない・出てこないであって、間違いを気にしなくても、そこで急に言葉が出てくることはないと思うのです。
よく留学先の語学学校で他の国から来た人は間違えながらも次々と言葉が出ていたのに、というエピソードもありますがそれはまた別の理由も考えられそうです。
下のビデオではではそんなこをと話していますのでお暇でしたら是非ご覧ください。

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