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今年こそ英語!初心者が最初の3か月ですべき具体的な勉強法。

フィリピンのセブでは、日本より1時間遅れて年が明けます。毎年、半そで半ズボンで迎える新年は日本人にとって違和感でしかありません、ただ街中から一斉に上がる花火は壮観の一言、ぜひ一度は異国の地で正月を迎えてみてください。

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1. 誰でも最初は何をすべきわからない

さて、日本人にとって永遠のテーマでもある「英語学習」。今年こそ身につけるぞと思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、多くの人がその元日の決心を1ヵ月も続かずに断念しています。

では、何がその決心を鈍らせるのでしょうか?その1つは、英語学習という蓋を開けた瞬間に、膨大な無限に続くと思われる英語の世界に圧倒されてしまうからではないでしょうか。

少し初めてみても、何をどこまでしたらいいかわからない。世界が広すぎて自分がしていることが自分の成長につながっているのかわからないという状態です。

そんな英語ビギナーの方へ、かつてその混沌とした学習初期を乗り越えたぼくから具体的に何をすべきかをお話ししたいと思います。

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2. まずは土台づくり

まずは、英語の土台を作ること。最初から英語の動画やYouTuberを見るのは得策ではありません。英語への興味を促すエンタメとしては価値はありまし、目標としてを見るのはかまいませんが、まずは基礎・土台を固めないことには何も始まりません。家を作るときも最初に柱を立てるのではなく地盤調査し地固めから始まります。

では、英語でいう地盤調査とは。それはこのnoteや、その他の英語初心者向けの情報を網羅的に把握することです。それで何となくでもやらなければいけないことやその規模感を掴んでください。

規模感というのは、英語は毎日勉強した方がいいということ、毎日10時間勉強しても日常英会話習得には最低でも半年ほどかかるということです。これを把握することで日々の勉強の量や質を逆算できるようにします。

言わずもがな英語習得率は、どれだけ時間を費やしたかに比例します。なので月並みなアドバイスですが、できるだけ英語に触れる時間を増やすようにしましょう。これが土台をつくる上での絶対条件です。3か月で土台を作りたいのであれば1日最低3時間確保するようにしてください。

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3. 土台とは単語と文法である

では、英語でいう土台というものは何なのでしょうか?それは単語(語彙)と文法です。ここを最初にしっかり身に着けるようにします。その理由は、この土台がないと、英語を学んでも全く意味がわからずまた文法書や単語帳に戻って、確認して、という作業の繰り返しになり、かえって効率が悪くなります。

おすすめのテキストをご紹介します。
順番に
1. 最初の3か月で絶対に習得すべきもの
2. 最初の3か月できるだけ習得したいもの
3. 最初の3か月で習得できれば、半年で日常英会話の習得も可能
という定義で1冊ずつ紹介します。

【文法書】
1. 中学英語の文法を勉強できるテキスト(いきなり具体的でなくてすみません、中学英語の文法を習得できれば正直なんでもいいです)
2. 「一億人の英文法」(この本は日本人にわかりやすくいろいろな文法を絵を使ってそのニュアンスを説明してくれています。やり込むほど感覚的に文法を習得できます。)

3. 「English grammar in use(中級の青色の本)」(この本は全編英語で書かれています。書いている内容は日常的によく使われる文法表現を網羅しています。)

【単語帳】
1. 「キクタンBasic4000」(この単語帳に載っている単語は全て、日常会話で頻出の単語です。)

2. 「Duo 3.0」(この単語帳は単語だけではなく、それを使った表現を同時に学ぶことができます。)

3. 「金のフレーズ」(これはTOEIC向けの単語帳です。上記の2冊とも内容はかぶっていますが、TOEICはビジネスシーンなどで使われる英単語が多く、日常的にも関わってくる単語も少なくありません。)

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4. 具体的な勉強方法

では、どのように勉強するのかを説明します。それは、とにかくその本を短期間でできるだけ多くの回数読むようにします。上記のテキストを1冊終わらすのに1ヵ月かかっていたら話になりません。できれば1週間以内に1冊を読み切るようにしましょう。そして同じ本を繰り返し読みます。1冊少なくても10周は読みましょう。最初はわからない単語も多く時間がかかると思います、ですがそこで立ち止まらずにスピード感を持って進めましょう。回数をこなすうちにどんどんと単語や文法が定着してきます。

これを最初の3か月徹底します。できれば上記に書いた文法書と単語帳の1番と2番です。これが今後英語の勉強を進める上での土台になります。正直この最初の3か月が1番しんどいかもしれません、しかし基礎・土台を怠るとかえって時間がかかり、英語を諦める原因になりかねません。気合いを入れてやり切りましょう。

ちなみに、これをしないで留学に行く人が一定数いますが、はっきり言って時間とお金の無駄です。なぜかと言うと、留学で一番のメリットである「英語に触れる環境」を活かせないからです。英語に触れても何が何だか意味がわからず、結局留学先で、土台作りをしないといけません、日本でできることなのに。

話を勉強法に戻します。先ほど、できるだけ早く1冊読み切ることを繰り返すと言いました、さらにもし可能なのであれば各単語や英文を声に出しながらしてみましょう。時間がかかるかもしれませんが、いずれは必要になります。土台のあとは発音練習が待ち構えているのですから、早めに慣れておくに越したことはありません。しかしあまりにも時間がかかるというのであれば黙読でも最悪大丈夫です。

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5. 単語・文法以外にしておくべきこと

それはリスニングです。リスニングは英語の学習で唯一、他のことをしながらできる勉強です。つまりリスニングをうまく生活に取り込むことで、英語に触れる時間を増やし、さらに文法や単語習得も後押ししてくれます。

では、いつリスニングするのかというと「他の人の迷惑にならないとき全て」です。通勤・通学中はもちろん、仕事中や昼休み、家事の途中でも作業や他人に迷惑がかからない限り、それはリスニングができる時間です。必ず自分の生活でいつリスニングができるのかということを考え、その時間を最大限利用するようにしてください。最低でも1日2時間ほどできればいいです。

リスニングの際は、シャドーイング(聴こえる英文を追いかけ発音する)をしましょう。これで発音や英語のリズムにも慣れることができます。

ぼくの場合は通勤中や買い物中など外に出るときは、確実にリスニングし、充電が切れないように携帯バッテリーも常に携帯していました。もちろんシャドーイングしながら、ぶつぶつ言いながら歩きます。

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6. 自分の成長の測り方

さて、英語学習者が直面する問題の1つに自分の成長が見えないということがあります。ここをしっかりと考えてあげないとモチベーションが下がり、諦めムードになり、今までの努力が水の泡となってしまうかもしれません。

オススメなのがTOEICを定期的(2か月に1回など)に受けることです。他の英検などの資格でもいいです。TOEICは英会話に向いていないという人も言いますが、それはスピーキングがないからであって、リーディングとリスニングはおおいに鍛えられます。TOEICの勉強は全く無駄になるどころか、むしろ今後の英語人生に必須の内容です。

ぼくがなぜTOEICなどの試験を勧めるのかというと、こういった試験はスコアが出るので、自分の実力が客観的に数字でわかるということです。これは意外と英語学習者には重要で、目標設定も「次はTOEIC500点」などと非常に明確に設定ができます。スコアが基準となり自分の成長が見えてきます。これがモチベーションにつながります。

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まとめ

英語初心者がやるべきこと
・3か月で単語と文法の基礎をつくる
 (上記の本を最低10周(あくまでも目安)する。)
・リスニングできる時間を最大限利用する
 (1日2時間、できればシャドーイングも)
・定期的にTOEICを受ける
 (自分の成長を測定するために受験する)

以上、最初の3か月の次に何をすべきかは近日執筆予定です。よければフォローしてお待ちください。

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