留学なしでも英語脳をつくる3つの方法
1. 英語脳とは
英語脳というのうは、「英語で考える」ということで、「英語で考える」ということは、自分の頭の中で物事を考えているときに英語やイメージだけで考えている状態です。
皆さんは英語を話すときに以下のような順番になっていませんか?
言いたいことが日本語とそのイメージで思いつく
↓
脳内で日本語から英語に翻訳する
↓
英語で話す
もしくは、
英語を聴く
↓
頭の中で日本語に翻訳しイメージする
↓
理解する
このような状態は日本語脳で英語をしゃっべている言えます。英語学習で大きな課題であるのは、この日本語脳をどうやって英語脳に切り替えていくかです。もし英語脳を手に入れられることができれば、聴き取りから考え、そして反応に至る一連のプロセスが全て英語で完結し、英語力が加速度的に成長していきます。
***
2. 英語脳の具体例
いきなり日本人のあなたに質問です。
「話す」と「語る」と「述べる」は使い分けれていますか?
もちろんできていると思います。
では、言葉で違いを説明できますか?考えてみてください。
*
*
*
さーどうでしょうか?
そう言われると具体的な状況が思い浮かびませんでしたか?
例えば「友達と話している」「物語を語っている」「政治家が述べている」など。これが日本語を日本語脳で考えるということです。
では、さらに質問です。「speak」と「talk」と「tell」の違いがわかりますか?日本語で説明できなくてもかまいません、日本語脳で考えたように状況が思い浮かんでいるでしょうか?どの単語も日本語では「言う」や「話す」と訳されることが多く、日本人としてはどう使い分けていいのか混乱してしまいますね。
※「speak」「talk」「tell」が「話す」「語る」「述べる」というわけではありません。
もちろん日本人の私たちがそうであったように、英語のネイティブはこれらの単語を感覚的に使い分けています。各単語はどういう状況で使われるのか、どういったニュアンスの違いがあるのかを自然に判断して使い分けています。
では、ネイティブがこれらの単語を話すときにどういう状況を想像しているのかをお見せしたいと思います。もちろん人の頭の中はわからないので、疑似的にですが。
各単語をGoogleで画像検索してみます。
【speak】
【talk】
【tell】
これがネイティブが考える各単語のイメージです。なんとなくわかりそうですよね。一応日本語の説明も書いておきます。
speak
単純に「音声を出す」イメージです。スピーカー(speaker)を想像してみてください、それがこの単語のニュアンスです。
talk
画像にもあるように、コミュニケーションや話し合っているイメージです。丁寧な表現の同義語で「discuss:議論する」があります。
tell
言いたいことや情報を伝えるというニュアンスがあります。上記の画像にもあるように1人がもう1人に何かを伝えていますね。
このように英語脳というのは、私たちが日本語を日本語脳で考えているときのように、考えるときに日本語を介在させず英語と状況のイメージとを直接結びつけることです。
***
3. 英語脳を作る方法
勘のいい方はすでにお気づきだと思いますが、英語脳を作るには日本語ではなくイメージと結びつけないといけません。その方法の1つが先ほど行った「単語を画像検索する」ということです。
もちろん英和辞書を使い、その単語を理解するということも必要ですが、できればそのイメージも一緒に検索して、それも一緒に頭の中に留めるようにしましょう。そうすることが英語脳を作る一歩になります。
ぼくからは3つの方法をご紹介します。
1. 単語を日本語の意味だけでなく画像を調べて、頭でイメージする
2. 単語の意味を検索するときは英英辞書を使う。
3. 音読をするとき、その状況をありありと思い浮かべ、感情を乗せるようにする
1番は上記で説明した通りです。
2番は、これもよく言われることですが、知らない英単語を調べるときは英英辞書を使うということです。これをする意味は英語を英語で理解するということで、辞書に画像はありませんが、英語で物事を考えるということが鍛えられます。
3番は、やっている人は少ないと思います。しかしやる効果は絶大。何か英文を読んだり、音読練習をするときに、その英文を目で追うことよりも、どういう状況なのかを想像しながら感情をのせて声に出すようにしてみてください。
以下の例文を声に出して読んでみてください。
Where have you been?
これは日本語で「どこに行ってたの?/どこにいたの?」という意味です。さて皆さんは日本語を聴いてどういう状況を思い浮かべましたか?
ぼくはこんな状況を思い浮かべました。
ぼくの脳内:(昨日の書類がどこにいったのかあいつに聞きたい、けどあいつがいない。どこに行ったんだろう。。あ、やっとあいつが戻ってきた!)
ぼくの発言:Where have you been? (どこに行ってたの?)
もちろん、状況はいろいろあります。思いつかない方は、ぼくの想像を使ってください。それではもう一度しっかり状況を思い浮かべて、「どこに行ってたの?」と言いたくなる瞬間で、言ってみましょう。
Where have you been?
見本の音声も真似して、このフレーズを英語脳で使えるようにしておきましょう。
これが英語脳の作り方です。地道ですが、これを癖づけることでどんどんと英語脳ができてき、それと同時に英語力がどんどん上がっていきます。頑張りましょう!
***
英語学習の無料相談はツイッターから ↓
サポートは、いつも英語の質問に付き合ってくれる月給3万円フィリピン人の友達にサプライズで還元します!!!