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誰もしていないけど、英語の発音を爆速で上達させる方法2

前回の記事で、英語の発音を舌や口の動かし方のような小手先の練習する前に、発声方法を身に着けて、英語の声の出し方の土台をつくらないといけないと書きました。

今回は、じゃあ土台ができたあとどのように発音の習得を加速させていくかについてです。

「誰もしてないけど、英語の発音を爆速で上達させる方法1」はこちら

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1. 録音

発音の習得を加速させるための方法、それは「自分の声を録音する」ことです。そしてもちろん、その録音を聴き直し、おかしい点を修正します

これを意外としていない人が多いです。英語の先生には、自分の発音が合っているかよく聞く癖に、自分では自分の声を聴かない、聴きたがらない人が多すぎます。それでいて先生が「今の発音LじゃなくてRだった」と言われても自分では一緒に聞こえ、どこをどう直していいかわからない。。

そんな風になっていませんか?もしなっているのであれば自分の英語の発音を自分で客観的に聞いて、分析し修正しないといけません

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話は変わりますが、ぼくはよさこい祭りに4回参加したことがあります。よさこい祭りや、よさこい踊りをチームで踊って街中を踊りまわる祭りです。

踊りの評価基準はいろいろありますが、「チーム全体で踊りが揃っているか」というものがあり、評価の中でも重要な基準になっています。

そのため、チームは毎年数か月かけて踊りを練習し合わせていきます。ぼくはよく踊りを覚えるのが早く、キレイだと先生に褒められました。その理由は簡単でした。

それは、鏡の前でできるだけ踊るようにしたからです。鏡を見ていると、思っているより手が伸びていないや、低く屈めていないなど、「自分ではできていると思っているはずのことが全くできていないこと」に気づきます。

鏡を通して、自分自信を客観的に観察し、問題点を改善していくことで、上達が一気に加速していきます。そのよさこいチームでは、踊りの先生やリーダーは鏡を見て練習するのに対し、その他大勢は先生を見て練習するだけでした。ぼくが鏡を見るようにアドバイスしても「できていない自分を見るのが恥ずかしくて嫌だ」という人が多かったです。それじゃあ天才でない限り伸び悩むのは必然です。

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では、英語の発音に戻りますが、ここで言う踊り練習の鏡になるものはなんでしょうか?

そうです、録音です。録音して自分で聴くことで自分のできてなさに客観的に気づくことができます。LとRの発音の違いでさえ、客観的に聞くとその違和感に気づきます

ぼくも最初は自分の普通の声を聞くことさえ恥ずかしく嫌でした。しかし、1人でならできると思い、1人のときにやるようにし、そこから直した方がいい場所を特定し、一気に発音練習の効率が上がりました

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2. 具体的な方法

では、ぼくがどのような方法で行っていたかをご紹介します。

【必要なもの】
・スマホの録音アプリ
・発音の見本になる音声
・見本の音声を流すデバイス、パソコンか別のスマホなど

これだけ。以下が手順です。

(1)まずは自分の発音の見本とする英語音声を選びます。あなたのレベルや目的に合わせてYouTubeなどで選んでください。基本的には会話形式の音声をオススメします。会話ということはその情景をイメージでき、感情を入れて発音できるからです。

(2) 見本音声を1文ずつ区切り、しっかりと発音を聴く、そして情景をイメージ

(3) スマホの録音アプリで自分の声を録音します。この時大事なのは、できるだけ見本の音を真似してみてください。そしてその意味にあった感情で発音する

(4)録音し終わったものを聴き直します。恥ずかしくて下手さにがっかりしても続けてください。誰もが通る道です。ここで多くの気づきがあります。じっくり自分の声と見本の声を聴き比べ、どこがおかしいのか分析してみてください

【ぼくの場合】
・下を巻いている(Rの発音を意識しすぎ)
・発声が響いていなく日本語っぽい
・声は大きめに出した方が発音も聞こえる
・リンキング(リエゾン)がうまくできていない場所がある
 などなど

(5)上で気づいた部分があなたの弱点で、直すべきところです。次はそこを改善するために、声色や発声、舌の動かし方や口の開き方などを変えたりして再び同じ1文を発音し録音します。もし考えても改善方法がわからない場合は見本の音だけを真似るようにしてみてください、そうすると自然とそういう口の動かし方になっています。

(6)ある程度改善できるまで(4)(5)の繰り返しです。そう、1文を繰り返します。ぼくの場合は、1文に3回から5回修正をしていました。ただ、どうしても難しい部分があってすぐには改善できないこともあります。その場合は次の文に移りましょう。

これを1日1時間など目標を持って行います。また英語を話すときはここで気づいた弱点を意識して話すようにします。そうすると1ヵ月もあれば発音が自分でわかるほど劇的に改善されます

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3. まとめ

何事も自分を客観的に見て、弱点を見つけそれを改善していくことが成長を加速させます。地道ですが、他人に何がおかしいのか確認し続けるより、自分で見つけるほうが100倍自分の成長につながります。

また(1)で「情景をイメージでき、感情を入れて発音」と書きましたが、もし余裕があればこれをしてみてください。英語学習者の大きな課題の1つに英語脳を作るというものがあります。これはその英語脳を作るのに役立ちます。

見本の情景をイメージすることで、文字の羅列から離れ、その言葉で情景を思い浮かべるようになります。これが英語脳です。そして、その情景に合わせた感情で発音することで、情景と合わせて感覚に覚え込ませます。どうせ発音練習をするなら英語脳も一緒に作ってしまいましょう。

今回は以上です。頑張りましょう!!

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