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英語の表現力を広げるにはライティング疎かにするな

あなたの英語の表現力は頭打ちになっていませんか?

いつも英会話で同じような表現をしてしまう、または他人の英語を聞いて、「あっこういう言い方もできるんだ」となっていませんか?

ぼくはなっていました。人の喋りを聞いて「あっそれも知ってたのに、なんで自分は使えなかったのろう」と悶々としていました。というかこれは英語学習者誰でも体験することです。

けど、そんなときに表現の幅を広げてくれる、そんな力をライティングは持っています。今日はそのお話しです。

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1. ライティングでなぜ英語の表現力があがるのか?

ライティングと聞いて、「ライティングを一生懸命やっています」という人はどれくらいいるでしょうか?たぶん少ないと思います。ぼくの英語学校の経験からしても毎日ライティングを勉強していた人は2割にも満たないと思います。

確かに、他の英会話に直結するスピーキングや、TOEICで受験者の多いリスニングとリーディングに比べるとライティングに重きを置いている人は多くはないです。正直その気持ちもわかります、あんまり使う機会が少ないですからね。

ですが、そのライティングに英語の表現力を広げるカギがあります。そもそもライティングというものは、スピーキングより同じことを伝えるために圧倒的に長い時間がかかります。文字を書かないといけないので、なのでライティングの勉強が億劫になっている人も多いはずです。ですが逆に時間がかかることのメリットもあります。

それは自分の伝えたいことを客観的に見れるということです。客観的に見れるということは、いつも自分が使っている表現を文字にして自分で確認できるということです。

スピーキングでは会話が流れていくので、間違ったり、言いたいことが言えなかったりしてもあとで忘れてしまいます。「あれあのとき言いたかったことなんだっけ?」「あっこれ前も言いたくて言えなかったやつだ」とかなっていませんか?ぼくはめちゃくちゃありました。

では、ライティングの場合はどうでしょうか?ライティングの場合は全て文字に残ります。ということは自分の表現を見直すことができます。そして言いたいけど言えない表現を調べる時間が生まれます。そして着実に自分の言いたい表現を意識しながらアウトプットが可能です。これがライティングが表現力を広げるという意味です。

2. 初級者のためのライティング練習方法

よくライティング練習であるのが、日記を書くというものです。ただぼくはあまりオススメしません。なぜならいつも同じ表現に偏っていくからです。日記だと例えば「○○に行きました。」「楽しかったです。」「△△さんと○○しました。」などほぼ同じような表現の繰り返しになります。それでは表現を広げるという目的としては、日記を書くことは相応しくないとぼくは思っています。じゃあどうすればいいのか?まずは初級者からです。

初級者なので日記でもいいのですが、ぼくはあえてこれを勧めたいです。

・SNSで外国人とチャットする

これです。したことありますか?見ず知らずの外国人とSNSでチャット。初級者ではあまりいないかもしれません。けどぼくはこれを強く勧めます。

なぜかというとチャットでは、スピーキングのように会話形式でライティングができるからです。これはなかなか自分で日記を書いているだけではできません。相手の質問に答える、こちらからも質問する、意見を言うなど。

「じゃあスピーキングでいいじゃん」って思ったあなた、先ほどのライティングのメリットを忘れていませんか?ライティングは時間をかけてもいいのです。スピーキングでは相手は待ってくれません。けどチャットだと相手は待ってくれます。最悪その日に返事しなくても大丈夫です。その間に普段使っている表現をアレンジしたり、全く違う語彙や表現を使って伝えてみたりいろいろ試行錯誤ができます。これがSNSでチャットすることが英語学習初級者にオススメする理由です。

では、どのようなSNSがいいのか?正直チャットできるのであればなんでもかまいません。Twitterで外国人の英語のツイートにリプライしてみたり、Instagramでコメントしてもいいです。ぼくが英語を始めたときに実際に使っていたアプリをご紹介します。それは、

Interpals(言語学習者のSNS)

Interpalsはプロフィール欄に自分の言語能力や学習している言語を記入できるところがあり、世界中で言語を話している人とつながれます。

ただどうやってメッセージしたらいいのかわからない、ましてや英語でと思っているあなた、勝手にメッセージが来るオススメの方法があります。それはプロフィールに「英語勉強したい」「英語話したい」と書いて、自分のイケてる写真(他人でも可)を載せましょう。そして、パソコンを寝てるときでもつけっぱなしにしておきます。その理由はInterpalsはログインしているアカウントが優先的にオススメにランダム表示されます。そして国よって時差があるので、ずっとログインしていると様々な国の人からメッセージが届きます。ぼくの場合、寝て起きたら3通くらいメッセージが届いていました。そこからチャットスタートです。

ときにはロシア人の男の子、ときにはトルコ人のお姉さんなどほんと世界の人と毎日チャットしていました。エジプトの人とLINEで音声通話や、オーストラリアの人にスカイプで日本語を教えたこともありました。以下は、ぼくがチャットしたことある国の人です。

アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、フィリピン、中国、韓国、台湾、シンガポール、タイ、インドネシア、ロシア、トルコ、フランス、イタリア、スペイン、インド、ブラジル、コロンビア、南アフリカ、ホンジュラス、マレーシア、リビア、ドイツ、ガーナ、ナイジェリア、オランダなど。(まだいろいろいます)

ぼくが主にやっていたのは3年前ですが、今でも別のSNSですが、やりとりをしている人がいます。

ここでもう1つ英語初級者にオススメの理由を書いておきます。このSNSでは自由に誰とでもメッセージのやりとりができるという側面から正直出会いを求めている人も多いです。物理的に距離があるので会えるわけではないのですが、できれば自分のタイプの人と絡みたい、それが人間の性なのでしょう。

なので、イケてる写真の方がいろいろな人からメッセージが届きやすいです。それがいい練習になります。初めましての人には、まず自己紹介をしますよね。自己紹介は最初の会話のきっかけになり、これからの英会話人生でも何度も出てくる会話のトピックです。なのでいろいろな角度や表現を使って自己紹介の練習ができます。これは英語初級者にとっては英会話の最初のトピックとして非常に役に立ちます。

そして合う人とはさらにいろいろなことチャットして、いろいろなトピックについて話してみましょう。

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3. 中級者のためのライティング練習方法

続いて、中級者に向けたライティングの練習方法です。それは、

・何かテーマを決めて文章を書く

です。これは日記のような感覚で1日1ページや、1日10行もしくは1日30分と時間を決めてしてもいいです。なぜテーマを決めるかと言うと、テーマを決めることで日記とは違い、そのテーマについての考え方や、自分の意見を考えながら書くことができます。これは先ほどの初級者の最後でも書いたように、英会話のトピックのバリエーションを増やすのにもつながります。

では、どういうテーマがいいか、以下一例をあげます。

・あなたの周りで誰か面白い人
・人生で忘れられないこと
・あなたにとって家族とは?
・お金と愛、人生で大切なのはどっち?
・日本の政治についてどう思う?

などなど。

そして、何かテーマについて書いたあとはできれば誰か英語のできる人に添削してもらいましょう。友達や英語学校の先生など。けど「そんな近くに英語を喋れる人がいないよ」という人はこのアプリがオススメです。

Lang-8

このLang-8は、Interpalsと同様言語学習者が集まるSNSですが、主にお互いの文章を添削し合うということが特徴です。そう、自分が書いた文章をこのSNSで添削してもらえます。もし近くに添削をお願いできる人がいないのであればLang-8を使ってみてください。

で、その添削の後が肝心です。その添削された英語の表現を自分のものにできるように音読をしてみましょう。そうすると一気に英会話の表現が広がっていきます。

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最初に書いたようにライティングは時間がかかる勉強です。しかし、その分自分の表現を客観的に見れるというメリットがあります。最初はあまり時間がとれなくても大丈夫です。10分だけ英文を書いてみるでもいいです。毎日やれば同じ10分でも書ける量が飛躍的に多くなっていると思います。自分に合ったやりかたで初めてみてください。

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