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ガタガタゴトゴト

noteの方で「春の連続投稿チャレンジ」なんてことをやってるそうで、ちょっとそちらに乗っかろうと思う。

今回は「仕事について話そう」てなお題を選んでみた。

仕事論とかを語れるような出来のいい人間ではないので、とりあえず今の仕事の紹介でも書こうかなと。

得体の知れない乗り物

僕は現在、派遣社員としてとある工場で働いている。

そこは自動車関連の大きなパーツを作っていて、巨大なプレス機が金属の板を打ち抜く音や、自動溶接機の発する強い光や溶接される時に発する煙や独特の音に囲まれて、毎日小銭を稼いでいるわけだ。

ただ、僕はそれらの作業に携わってはおらず、特殊な乗り物に乗って、工場内の物を運ぶ業務についている。

いわゆる「物流」という括りの業務で、組み立て前の部品をラインまで運び、組み立てが終わったものを塗装の場所まで運ぶことを、朝から晩まで、もしくは夕方から夜中まで、毎日毎日繰り返しているわけだ。

業務には、専用の電動車両を使用している。

社内では「モートラ」なんて呼んでいるけど、その呼称で画像検索すると、市場で用いられる「ターレ」ばかりが見つかるので、何か別の呼称があるのかもしれない。

色々探してみて、社内にあるものに近い画像を見つけることができた。

写真はメーカーサイトより借用

この車両の後方に後付けしたフックに、運搬する台車の金具を引っ掛けて、片道100メートル弱くらいの道のりを、エッチラオッチラ引っ張って目的の場所に届けるわけですが、単純そうで意外に奥が深く、簡単そうに見えて難しい。

覚えることが何気に多い

ただ電動車両に乗って走ってるだけの仕事ではあるのですが、まず面倒なのは路面がフラットではないこと。

東日本大震災の折、こちらの工場も相応のダメージを受けており、床面が凸凹になってしまったらしい。

古い社員の話では「昔はもっと平らだった」そうで、車両の走行も楽だったらしい。

現在は、路面の凹凸がかなり激しく、軽い部品を運ぶ際は、かなり慎重にならないと、台車から落下して使い物にならなからなってしまうこともある。

振動も激しく、長時間乗っていると首や肩、腰などに疲労が溜まってしまい、慣れるまではかなり時間がかかると思う。

また、運ぶものがどこにあるのか、どこに運ぶのかを覚えないと、スムーズに仕事が進まないため、最初にそれを頑張った覚えるわけだが、工場の中は入り組んでいて、最初はすぐに迷子になってしまう。

そうなると仕事どころの騒ぎではなく、どこをどう曲ったかを、必死に思い出すことになるわけだ。

その他、各ラインの生産スピードなども把握しないと、部品や運搬用の台車をタイミングよく準備できないので、この作業者がラインで作業している時はこれくらいと、大雑把でもいいから覚えなければならない。

その他には独特の操作感や車両感覚、充電や点検の仕方など、覚える必要があるものは意外に多い。

生産しない稀有なポジション

工場というと、何かを加工したり、梱包したりと、生産に関する業務に携わることがほとんどだが、その中で直接生産には携わらず、製品の歩留まりや精度に気をつかなくてすむという、非常に珍しい業務ですが、それはそれで面倒臭くて難しいところも多々ありますが、ラインの流れにさえ追いつけていれば基本的に自由に仕事ができるので、時に必死に走りまわり、時に考え事やしながらダラダラしたりと、割と自由にさせたらもらってます。

しかし、まあ、そもそも働くことに向いていないので、いつまでもつかは神の味噌汁ってコトで。

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