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非常識な茹で玉子の作り方

簡単に見られるのに難易度の高い『卵料理』中でも身近な茹で玉子は舐められているだろう。しかし、誰もが経験有るのでは無いだろうか?あの剥けないイライラに。

茹で玉子の作り方色々

茹でる時に酢を入れる。
茹でる時に塩を入れる。
茹でたら氷水で急激に冷ます。
茹でたらそのまま放置。
水は鍋に2センチetcetc...
これら、色々試したけどね、上手くいく時もあれば、引っ付いてイライラする時もあり、なかなか安定しない。

殆どの場合、水から茹でる。
常温に戻す。
これが常識の様だ。

常識の真逆を行く

そもそも何故「水から」「常温で」と思っているのか?おそらく何かのサイトや本で見たので、それが常識になったんだろう。
「お酢を入れる」というのも、確か大昔に師匠に教わった気がする。

しかし、これ迄、何度もチャレンジして安定しないという事は、常識を疑うべきかもしれないな...と、数年前に思った。
つまり真逆に「熱湯」から「冷えた玉子」を茹でてはどうか?という事だ。

実践

まずは熱湯を沸かす。
卵がかぶるくらいの湯量で、卵を投入しても溢れない様に注意。次に冷蔵庫からひえっひえの玉子を取り出し、鍋に投入。
このタイミングに急激な温度変化が起きるので、ヒビが入る事が少なく無い。とはいえ此のまま続行し、箸でくるくる~っと回す🌀。これにより、黄身が中心に来る。
うん、全然出来る。
改善点は「割れやすい」という点だろう。

結論

ゆで卵を割らずに綺麗に剥ける新常識に推奨したいのは、
「熱湯から」「60度のお湯で10分放置」である。また、画鋲でプスっと一箇所、下側というか底というかお尻側というか、丸い方に穴を開けるのも忘れずに。



1. 卵を冷蔵庫から出し、60度のお湯に投入し10分放置

これにより、常温と同じ様な状態まで卵を温め、割れにくくする。

2. 沸騰したお湯に卵を投入

沸騰した状態に放り込む事で温度のブレを無くす。
水からの場合、季節により水温が異なり、沸騰までの時間に大きな差が出てしまう。

3. 箸でかき混ぜる

箸でクルクルっとかき混ぜる事で、黄身が中心に寄る。


4. 茹で時間7分、水に放つ(粗熱を取る)

この茹で時間は好みなので、調整して貰いたい。
俺はトロトロの半熟はあまり好みでないので、この時間にしている。
トロトロの黄身が好きな方や味付け卵を作る場合は6分でも良いだろう。
ただ、黄身が柔らかい分、剥きにくいので6分の場合はシッカリと冷やすのがオススメ。最低でも5分は茹でないと固まらない。

5. 卵同士を擦り合わせる様にして、ヒビを入れる

もちろん、テーブルでも良いのだが、特に6分の場合、中が柔らかいので衝撃を抑えなければならない。一箇所ヒビを入れたら、卵同士を擦り合わせて全体にヒビを入れると剥きやすい。

6. 剥く

この作り方であれば、まずストレスは感じないだろう。
するっと剥けるので、楽しさも感じるかも?

7.水に放つ(臭み取り、冷却)

水に放つ事で、玉子特有の臭みが抜けるのと冷却、また残った薄皮がヒラヒラっと玉子から離れるので取りやすい。

8.食す or 調理する

指定の茹で時間(7分)での仕上がりは、こんな仕上がり。6分なら半熟になるし、8分〜は固茹でになる。
前述したが、トロトロの半ナマが好きなら6分が良いだろう。


大量に茹でて、玉子サンドも美味しいよね。

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