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実験するところ。英語映画。

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芸術

芸術って一体なんだろう、って思いませんか。 様々な芸術と対峙しながら わたしは芸術に何を求めているんだろうな。 わたしは何を基準に芸術かそうではないかを判断しているんだろう。 って、自分の物差しを探している。 けれど、ちっともまだ見つかりそうにないのです。

    • 作る人と受け取る人

      映画やお芝居ってわたしにとってはたくさんある娯楽のひとつなのだけれど映画やお芝居に関わっている人には生きる術でもあるんだよな。 わたしにとっての仕事と一緒なんだよな、って。 作品を作って、生活費やら光熱費やら税金やら支払ってるんだよなって。 当たり前なのだけれど、最近はそれを強く実感する機会が多くて。 鑑賞中に、『 わたしは、これを作った人と同じ熱量で、今、この作品を、受け止めることが出来ているのだろうか。』 みたいな考えがふっとよぎるようになってしまった。 困っ

      • 満員列車

        人が集まるイベントを自粛するよう強く要請するならば すっかり元通りになってしまったぎゅうぎゅうの通勤列車も自粛を要請してほしいなあ、と思うけれど 実際、鉄道会社さんが自粛したって、 仕事は変わらずあるし、そもそも仕事はしないと暮らしてはいけないから、 職場最寄駅のマンションやらを探さなくてはいけなくなって。 でも、その家賃の差額は補填されないから、実費ね、 なんてことになったり。 しかも、明日から自粛ね!なんて突然言われたら すぐ家なんて決まらないから最初の数週間はホテル暮ら

        • ねむい。

          悪くなってしまった、という表現は、前が良かったから、元に戻したいってことなのかな。悪くなるってよくわからない。時間はただ過ぎていて、そこにわたしがひょいっといるだけなのに、良くなったり悪くなったりするのかな。それはとても主観的で、あやふやで、今の善し悪しをぶれずに決めることができる人は、とてもかっこいいなあ、とも思う。

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        記事

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          日中にたくさん思ったことがあったはずなのに、夜になるとすっかり忘れてしまう。嫌われたくないなあと思って、生きていることは、ほとほと無駄なことだなあ、と頭ではわかっているのに、どうしても嫌われないように過ごしてしまう。嫌われないように生きようとすると、なにが大変かって、人はひとり違うから、相手に合わせて、自分をぐにゃぐにゃ変形させなくてはいけないということなのです。あの人は、コーヒーにシュガーがふたつミルクはいらない。あちらは、ブラックが苦手だから、ミルクと、おまけに砂糖もみっ

          美術館との距離。

          美術館に行くという行為が、ちょっとそこまで買い物に、みたいに生活の一部になるには、日本であとどれくらいかかるかな。 神社やお寺にお参りするみたいに、お散歩に行ったり、お花見をするみたいに、そういう感覚でふらっと行って、帰ってくる場所になるには、どうしたらいいのだろう。 常設展をもっと身近に感じられる場所があればいいのかなあ。お金を払う、となると、やっぱりそれだけでイベント化してしまうし、こちらも価値を求めてしまうし、大英博物館みたいに無料で入れる場所を提供したり。 音楽

          美術館との距離。

          本屋さんで購入したモノ。

          緊急事態宣言があけて、初めて本屋さんに立ち寄った。 ■ ダンス・ダンス・ダンス(下)/村上春樹 緊急事態宣言中に上を読み終えてしまい、小説は実物を触って買うという自分でもよくわからない自分の決め事のためネットでは買えず、ようやく手にすることが出来た。 ■ ジヴェルニーの食卓/ 原田マハ 列車内で本を広げていたのだけれど、ついうとうと寝てしまい、起きたら手元からすっかりなくなってしまった本。鞄の中や車内を必死に探しても、(終点だったので、しばらく駅に留まっていた。)後日

          本屋さんで購入したモノ。

          芸術と芸術家とその価値について最近考えること。

          たとえば、ゴッホが、アンディウォーホルがまだこの時代に生きていて、彼らの作品を生で浴びることが出来たとしたら、堂々とわたしは彼らの作品を好きだ、と言えるだろうか。 彼らのパーソナルな情報を切り離して、彼らの作品と対峙することができるのかな。

          芸術と芸術家とその価値について最近考えること。

          お金と付き合うこと。

          わたしたちは生きる為に、お金を稼ぐことが必要な世界に生きているけれど、お金って、人間が作り出した制度なんだよなあ、と思うと、なんだか不思議だ。そして、少しだけ虚しくもなる。なぜ自ら生み出した制度に、こんなにも翻弄させられなくてはいけないのだろう。 でも、貨幣制度は物々交換より便利なシステムだし、もしこの世が物々交換の世界だとして、今日の夕飯の献立はカレーライスで、わたしがニンジンしか持っていなかったら、ニンジンを求めるじゃがいもを持っている人と、玉ねぎを持っている人と、牛肉

          お金と付き合うこと。

          神様。

          知らなかったはずの情報にアクセスすることが、容易になりすぎてフラットになったこの時代に、みんなが同時に同様の問題に直面し、でも立場や環境や価値観によって大切にしなくてはいけないことはバラバラで、その対応は共通ではなく、お互い守る為に、生きるために、護衛したり、遮断されたり拒絶したりする。 コロナ禍って、まるで、情報社会のバベルの塔みたい。

          神様。

          日本の芸術って、鑑賞する側とされる側に明確な線引きがあって、まるでウチとソトのような関係だなあと思うときがある。表現はファンタジーではなく、そこには私たちと同じような現実がきちんとあるはずなのに。

          日本の芸術って、鑑賞する側とされる側に明確な線引きがあって、まるでウチとソトのような関係だなあと思うときがある。表現はファンタジーではなく、そこには私たちと同じような現実がきちんとあるはずなのに。

          たくさんの価値観が転がる。

          ”パラサイトどうだった?” ”暗くてつまらなかったよ。” いつもならオフィスで投げられる会話なんて気にしないのに。 パラサイトを観ました。 シリアスなテーマを扱っているけれど終始コメディタッチで展開されるので、社会派の映画でありつつ、娯楽映画としても楽しめるバランスの良い作品だなあ、とか、まあ、いろいろ思ったのですけれど、それはちょっと置いといて。 アカデミー賞やら何やら受賞して話題になって、普段映画館にあまり足を運ばない層にまで、届いた作品になったんだと思うのです

          たくさんの価値観が転がる。

          音楽。

          恥ずかしいくらい真っ直ぐな日本語を 感情を乗せ過ぎた声に置いてうたう音が じくじくと奥底に沁みてしまうほど わたしは、たぶん大人になれたよ。

          音楽。

          すき。

          好き、がどうしてもわからない。愛することも憎むことも、好きっていうことなのかな。嫌われたくないと怯えることも好き、ということなのだろうか。感情が揺れ動けば、それは好きってことになるのかな。 大好物のドーナツを頬張るときに感じるすき、と、あの芸能人をテレビで見たときに思うすき!!という感情と、君に感じる好き、は全部違うような気がするののに、でも、全部同じ好きなのかな。

          すき。

          夜が終る、その瞬間に。

          少しだけ夜更かしした金曜の夜は、いつのまにか更けて、昨日と今日の境界線が曖昧なまま。 閉め忘れた遮光カーテンの隙間から刺す陽の光。 シャッフルで音楽を流す。ジャカジャカと鳴る音はどうやら場違いで、まだぼんやりとした意識を無理やりこっちへ引っ張ってくる。荒療治。 やかんに水道水をたぷたぷと注いで、火をつける。 沸騰したお湯がことことと鳴る。朝には少し騒がしすぎる音楽を邪魔して。

          夜が終る、その瞬間に。

          朝とパンとコーヒー

          掌の中でぶるぶると振動を感じたような気がして、ぼんやりと目が覚める。スマートフォンが震えている。リセットし忘れたアラーム機能。 どうやら握ったままいつのまにか寝てしまったようだ。目を一度強く瞑って、開くと、もう朝の光が少しだけ眩しい。まだほのかに残る煙草の香りと共に。

          朝とパンとコーヒー