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天気が良いので着物を干しています

今週もずっと良い天気だったが用事が立て込んで家のことができなかった。

今日もからりと晴れた朝で、最高気温は24度になる予報。

それで、思いついて桐の箪笥を開けて、着物を干した。

往きはよいよい復りは怖い…
着物は仕舞うところまで考えないと、力尽きてしまう。
たたみ方もよく覚えていないのだし。

虫干しなんていつやったか覚えてないくらいだ。
冬物の喪服だけは何回か使う機会があった。
それ以外は字の如く、箪笥の肥やし。

一度も手を通しておらず、帯がかかったままのもある。


四十代のころに、何を思ってか作った。
追記:思い出しました。こちらの地域では四十二の厄年に神社でお祓いをするので、同級生が集まるんですね。それで着物を新調する人が多くて。私は地元じゃないから同級生もいないのに、便乗したのであった!
でも結局着なかったという💦

結婚する時に、こちらの地方では一通りの着物を揃える風習がある。
嫁入りすると近所の人を呼んで、箪笥の中身をお披露目する、らしい。
夫の両親はそんな風習は無視したけれど、訪問着で義父に伴われ、近所を挨拶回りした思い出はある。

私は関東の者だし、そんな由緒正しい家系じゃないから知りません、というわけにもいかず。

好きな着物だけれど、さすがにもう可愛すぎるね。

洋服ではピンクは皆無だけれど着物はピンクばかり。たぶん、肌の色に合っているのだと思う。
サーモンピンクの鮫小紋を染め直した。これは死ぬまで着られそう。着る機会があるかどうか…
手前の袋帯はお気に入り。


成人した頃から五年間一緒に暮らした継母が和裁をしたので、浴衣くらいは教わって縫った。
二人で近所の呉服屋に出入りして、着付けを習った。
継母はその後着付けの講師になり、着物を召して公民館やらで茶の湯を教えていたらしい。

亡くなった後、鎌倉彫の和ダンスから夥しい数の着物や帯や襦袢、帯留め、帯揚げ、草履などなど見つけた。

実子がなかったので、それらのいくつか選んでもらって帰ったが、他は遺品整理業者に任せてしまった。

娘時代に作った着物は模様や色も派手でもう着られない。
娘がいないので譲る相手もいない。

小紋。結婚当初はお正月に着た。


シミのついたのは棄てることにする。
作り直したので新品のまま古びた喪服は、さてどうしよう。
メルカリに出せば幾らかにはなるかしら?

今は身内の葬儀でも洋装で済ませる時代で、もう以前には戻らないだろう。

黒の地を活かしてバッグや洋服にリメイクする人が買うかもしれない。
自分で作ればいいか…

着物を仕立てた時に付いてくるハギレと、汚して着られなくなったお気に入りの着物を切り刻み、接いで膝掛けを作ったことがある。

こうの早苗先生のご本を参考にしました。
よくある着物リメイクとひと味違います。
キルト芯は貼らず裏側にアクリルのボアを貼りました。

詳しくはこちら、私のキルトのサイトです。
よろしかったら見てくださいね♪



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