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金融業界出身でもないのに、私が資産運用に関する発信をしている理由

サラリーマンながら、資産5000万円を目指すTadashiです。
私は、これまで資産運用に関する発信をいくつかしてきました。
いまさらかもしれませんが、改めて自己紹介もかねて「なぜ資産運用に関する発信をしているのか」、その理由を紹介しようと思います。

簡単な自己紹介(2024年1月時点)

・年齢:30代前半 男性(既婚、子供なし)
・居住地:愛知県の賃貸マンション
・職場:愛知県のメーカー(新卒でこの会社に入社して現在に至る)
・収入(額面):600万円
・保有資産:1.投資信託:740万円
      2.米国株:190万円
      3.個人向け国債:200万円
      4.企業型拠出年金(DC):100万円
      5.現金預金:300万円(うち8割が旧NISA口座の換金による)

私が資産運用に興味を持ったきっかけ

先に「なぜ資産運用に関する発信をしているのか」を知りたい方は、この項目を飛ばしていただいて構いません(笑)

一言で言うと、社会人になったばかりの私が給与明細を見て、"額面と手取りとの差"に驚いたことがきっかけです。
 それは、社会人として働き始めて2か月目、給与明細を目にした瞬間のことです。健康保険や厚生年金、雇用保険、所得税などの合計(※)が額面の約2割も占めていました。その光景を目にした私は、「何も悪いことはしていないのに、給料の2割近くも差し引かれてる...これから毎月、問答無用で給与の約2割が天引きされるのか...」とショックを受けたことを今でも鮮明に覚えています。当時、私は近い将来に車を購入しようと考えていましたが、「車を買うための貯金はもちろん、将来に必要な資金も計画通りに貯められないのでは?」という不安が頭をよぎり、お金に関する本を求めて書店に足を運ぶようになりました。
 そこで出会ったのが、お金に関する知識がない私でも理解しやすい、「お金の増やし方」についての本(書籍:「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」山崎元 (著), 大橋弘祐 (著) (出版:文響社))でした。その中で、証券口座の開設方法や旧NISA制度の概要、インデックスファンドのメリット・デメリットなどについて学びました。これらを通じて、少なくとも将来のお金に対する不安を少しでも解消できることを感じ、資産運用に興味を持つようになりました。
 そして、実践してみた結果、2024年1月現在で、単なる貯金よりもほぼ2倍の額の資産を築くことができたので、「本当にやってよかった!」と心から思っています。

※この当時、社会人1年目なので、このとき住民税は0円でした。
 社会人2年目になって、住民税の恐ろしさを知ることになります(笑)

資産運用に関する発信をしている理由

ここからが、なぜ金融業界の人間でもない私が資産運用に関する発信をしているかについての理由です。大きく分けると、次の3つです。

・理由1.「金融業界の会社に勤務していない人が、どのようにして
     資産運用をしているのか」という1つの例を提示できる

・理由2.働く世代の大半は、資産運用に関する知識・経験を
     共有する機会がない

・理由3.金融業界の会社に勤務していないからこそ、ポジショントーク
     をする必要がない

これらについて、それぞれ解説します。

理由1.「金融業界の会社に勤務していない人が、どのようにして資産運用をしているのか」という1つの例を提示できる について

 私はよくYouTubeを視聴するのですが、私が知っている"お金に関する発信をされているYoutuber"は、その多くが金融会社に勤めていたという経歴の方・経済学者・ある企業の創始者など、金融知識を持ち、経験を積んできた専門家のような方々です。彼らは、豊富な金融知識と深い理解を持っており、配信を通じてそれが伝わってきます。
 彼らは、私が金融知識を学ぶ上で、とてもためになる情報を提供しており、働く環境上あまり金融業界に縁のない私にとって、非常にありがたい存在です。(なかには、ご自身の金融資産を、実績としてある程度公開されている方もいて、その信頼性に強く惹かれます。)
 しかし、一方で、視聴者である「金融業界に勤めていない方がどのようにして資産運用をしているのか?」といった内容は(私の探し方のせいかもしれませんが)見かけませんでした参考にするのなら、自分と同じような立場の人がどのようにして資産運用しているのか知りたいと思ったにもかかわらずです。
 そこで、私は「自分以外にもそう感じている人がいるのでは?」と思い、メーカー勤務の会社員という立場で、自分の資産運用に関する知識とその経験を共有するために発信活動を始めたいと思うようになりました。

理由2.働く世代の大半は、資産運用に関する知識・経験を共有する機会がない について

 下のグラフは、2022年時点での「世の中の働く世代は、どういった業界で働く方がいるのか」という割合を示しています。このグラフからは、金融業界で働いている人は全体の2.4%ほどしかいないということを表しています。
各業界の中に金融業界と関わりを持つ職種の方もおられると思いますが、
金融業界関係者は圧倒的に少ないということがわかります。
 つまり、金融業界で働いている方が持っているような「お金に関する知識を身につけたり、経験したりする機会が(おそらく)ない人」が圧倒的に多いということです。
 
そういった方の中には、「思っている以上に貯金が難しいかも…」という不安を抱えているにも関わらず、「どうすれば、この不安が解消できるのか方法がわからない」という方が少なくないと思っています。そういった方々に私の経験が役に立てばいいな!と思い、こうして発信したいと思うようになりました。

出典:早わかり グラフで見る労働者の今(2022年平均) 労働政策研究・研修機構(JILPT)


理由3.金融業界の会社に勤務していないからこそ、ポジショントークをする必要がない について

 私は金融業界の会社に勤めていないため、金融業界特有のノルマに縛られることはありません。また自己紹介の欄にもある通り、金融業界に身を置いたこともない(=銀行、証券会社、保険会社とのしがらみがない)ため、特定の金融商品や金融業界の会社について宣伝などする必要はありませんし、圧力も受けることがありません。また、金融商品の提案・販売に必要な資格は持っていません。(仮に、特定の金融商品について宣伝して売れたとしても、私にとって1円の得にもなりません。)
つまり、私は自分の生活のために、金融業界の営業職がとるようなポジショントーク(=ここでは、「自分たちが提案する金融商品がいかに優れているか」という営業トークを指します)をわざわざする必要がないということです。こういった点で、私は公平な立場で、資産運用に関する内容を発信できると思い、この立場での発信が誰かの役に立てるのではという考えのもと、活動していきたいと思うようになりました。

 金融業界の営業職がとるようなポジショントークに関連して、書籍:「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」山崎元 (著), 大橋弘祐 (著) (出版:文響社))にも書いてある驚きの内容なのですが、「お金を正しく運用したかったら、銀行には近づかない方がいい」ということを著者は述べています。簡単に言うと、銀行は、金持ちには投資させて、その手数料をもらい(この部分は、証券会社や保険会社も同様です)、一方で貧乏人には借金させて金利を払ってもらうことで利益を出しています。また、銀行をはじめとした金融商品を取り扱う会社の営業職には、日々厳しいノルマがあることが言われています。つまり、日々厳しいノルマに追われる彼らは、客である私たちのことよりも、会社側が手数料で儲けられる金融商品を売ることを優先しているということです。これは、資産運用を考える方みんなが頭の片隅に置いておく必要のあることですね。


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