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"コンテンツ" による新しいスタートアップ支援のかたち

4/11(木)、FastGrowさんのイベント【"コンテンツ" による新しいスタートアップ支援のかたち】に行ってきました!

ターゲットは、「コンテンツ」を通じてスタートアップ界隈を支えていきたいコンテンツマーケター、エディター、ライター。

イベントの中で響いた話を、3つの軸でまとめました。

※登壇者※

James Rineyさん:Coral Capital CEO

西川ジョニーさん:FastGrow編集長

1.コンテンツを発信する理由

最初の問いは「コンテンツを発信する理由」。特に「Coral Capital」のJamesさんが、TwitterやFacebook、ブログを発信し続けていますが、VCという立場でコンテンツマーケを重視して、あえて発信する理由は……?

海外から見ると、日本のスタートアップはブラックボックスで、情報が手に入らない状態。そのため発信して、盛り上がりを見せることで、将来的には投資もしてもらいたい

Jamesさんは、英語でTwitterを続けていくことで、日本のスタートアップの窓口のような役割になっているそう。

一方の「FastGrow」ジョニーさんは、自分の体験が発信の理由になっているそう。

僕も一度起業をしたのですが、うまくいかなかった。その後スローガンに入社して、多くの人にインタビューをしてきてわかったのが、圧倒的に事業を伸ばしている人は、そもそもの「思考フォーマット」が違うということ。そのノウハウを共有したら、「無駄な失敗」というのがなくなるのではないかと考えました

2.企画の種をどう見つけるか

編集者としては、とても気になるところ。ジョニーさんは、こんなイメージをもって企画を立てているそう。

いま話している領域・テーマで、境界線を一歩超えている人は誰だ?」というのを、日々話し合っています。24時間頑張るだけじゃ追いつかない考え方をしている人に、「どうしたらあなたに近づけるか教えて下さい」を聞きにいく

また、企画のための情報収集は「キーパーソンのツイートをチェックしながら、大事な発言をslackで共有」しているそう。このテクニックは使える……!他には、自分たちがスタートアップとして困っていることを聞きに行っているそうです。

一方のJamesさんは、日本と海外の「ずれ」をうまく利用してコンテンツの種を見つけているそうです。

海外のコンテンツを読みまくっていると、海外では当たり前なのに、日本のスタートアップには当たり前じゃないことはたくさんある。それを発信すると誰かの役に立つはずと思っています

3.どんなエディター・ライターに任せるか

投稿された質問を見ていると、エディター・ライターさんの採用について、多くの人が問題を抱えていることが見えてきました。

これに対して、ジョニーさんの答えたポイントはこちら

ひとつは、読者と同じ経験をしているか、つまりスタートアップの経験があるかということ。物事をポジティブに見られることや共感度が高いことも大事です。さらに、ストーリーを描けること。

FastGrowでは、パートナーのライターさんたちに「書き手にとってインプレッシブなポイントを、記事に出してください」と伝えているそう。

一方、Jamesさんからは「グロースハッカー」というキーワードが出てきました。

PDCAを回すことも大事。グロースハッカー的なマインドセットをもっていること。「サービスをどうグロースさせられるのか」を考えられるかどうかを見ています

コンテンツを作る人間として長くやっていくには「どうグロースさせるか」という視点から逃げてはいけないのだなと再認識。

最後にジョニーさんが語った「メディアとは?」を書き残します。私もこの考え方、忘れたくない!

メディアは「続けることに価値がある」。1つの記事で何かが変わるわけではない。でもみんな続かないから、長くやっていると、あまりやっている人がいないので勝てる。

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