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仕事も勉強も頑張りたい!モチベーションを維持し、時間を捻出する6つの方法

2019年4月から通信制の大学院生として、政治学/コミュニケーション/カルチュラル・スタディーズ等を学んでいます。仕事もフルタイムで続けているので、スケジュールはけっこうきつい。

平日:10:00~20:00は仕事(もう少し早い時もある)それ以外の時間で勉強/土日:半日は家事に消える、予定がなければそれ以外は勉強/お盆など長期休み:がっつり充てる

こんな状況で半年間、試行錯誤をしてきました。その結果、スケジュール管理・モチベーション管理で大切だなと思えたことがいくつか見つかったので、書いていきます(研究の進め方に寄っているTipsもあります)。

1. スケジュール管理編

放送大学の入学オリエンテーションで、「とにかく時間との闘いなので、リズムを作ってください」「私は在学中に、仕事終わりでも論文1本は読んでいました」などなど、時間を作る大切さは繰り返し話されました。半年経って、ようやく自分でコントロールできるようになって気がします。

①自分にとってのゴールデンタイムを見つけ、死守する

院生になりたての頃は、仕事から帰宅してご飯を食べた後に時間を確保しようと思ったのですが、これが恐ろしく効率が悪い。頭は働かないし、SNS見ちゃうし。だいたい、すべて済ませて机に向かえるのが11時からとかなので、その時点でかなりへとへと。そして仕事で頭を使いまくって、もう飽和状態。やる気ない&ネガティブになるのも仕方ない状態です。

そこで思い切って、生活を朝型に切り替えることにしました。通勤電車に座れる時間に家を出る→カフェなどで1時間~1時間半勉強を続けています。ここが、私にとってのゴールデンタイムでした。起きた直後は頭がすっきりしているので、ちょっとした考え事にはちょうどいい。こんな感じで時間を使うようになりました。

通勤時間……読み物(流し読み)&やりかけの仕事/朝カフェ……精読とパラフレーズ&書き出し/夜……気分が乗れば読み物/週末……パラフレーズしたもののまとめ、資料蒐集(@国会図書館)、英語系の読み物

また、後述する『在野研究ビギナーズ』で複数の研究者が言及していたのが、通勤時間を活用する重要性。読み物だけでなく、口頭発表のスクリプトをスマホで書いてしまうという方もいらっしゃいました。でも本当に、すき間時間を積み重ねることは大事。ここもある意味、ゴールデンタイムです。

②休日の朝は10時30分までにガストに行く

いやーこれは、半年間で最高の発見かもしれません。勉強道具をもって、10時30分までにガストに行くだけ。すると、モーニングを300~400円台で食べられます。全メニュードリンクバーがついていて、コーヒーも美味しい!私だけかもしれませんが、とても集中できます。机も広めだし。

お昼に行くよりも安いので、早起きのモチベーションにもなります(せこい)。

いまは電源のある席があったり、カウンターのような席があったりと、こうした目的のソロ客にも優しく対応してくれるように思います。お昼が近づき、混んでくるな、と思ったら帰ります。それでも、がっつり2時間くらいは捻出できる。お盆のレポートシーズンは本当に助けられました。

休日も朝型の生活をキープすることで、次週に早起きしやすいという特典付き!

③仕事の繁忙期はさっぱり諦める

これも精神衛生上、とても大切。私は思い切りが悪いので、院生をはじめて2~3ヵ月の頃は、無理やり毎日1時間やらなければ!と無理をしていたこともありましたが、疲れていて効率が悪い。休みの日に積み残しの仕事をしているとき「なんでうまくいかないんだろう」と悲しくなることもたくさんありましたが、落ち込んでも仕事はなくならない。

仕事の繁忙期は台風みたいなものなので、じたばたせずじっとやり過ごす。できれば早く去ってもらえるように、仕事に集中する。そしてなるべく早く、平常運転に戻す。これを意識するようになってから、だいぶメリハリがつくようになりました。

仕事でつく力が研究に生きることもあるし、研究の知識が微妙に仕事に役立つこともあるはずです、たぶん。どちらも中途半端が一番ダメ。

2. モチベーション管理編

好きで始めた勉強も、仕事で疲れていたり、研究せずとも楽しい娯楽があったりして、気分が乗らない時もあります。でも少しでもスキマ時間があるともったいないと思ってしまい、集中できない自分を責めてしまうこともありました。

フルタイムの院生と違って、締め切りが頻繁に襲ってこない(月1回程度)のも、だらだらしてしまう原因。やる気をブーストする方法もいろいろ試しました。

④研究における「自己啓発本」を読み漁る

どうしようもなくやる気がないときは、研究の方法論の本を読む。同世代の専業院生の業績を見てため息をつく。こんな感じで自己啓発をしています。

先日たまたま本屋で、以下の本を見つけました。

大学に籍を置かずに研究している人たちが、いかに足場固めをして、研究を続けているかを紹介した本。工夫と頑張り次第で在野研究者が成立する、という事実には、とても勇気づけられます。それができないのはただのさぼりか言い訳だなぁとも思わされますが……。モチベーションが下がったときには読み返したい一冊です。「リソースやコストをかけずに研究するには」「図書館を使い倒すには」という極めて実用的なトピックもありました。

特に私が学んでいる政治学においては、いわゆる「セミプロ」が多く存在すること。日本政治学会の数パーセント程度の会員は、マスメディアや行政機関などに所属しているそうです(p.17)。

また、在野研究者の強みとして、実務を担当しているからこその視点を強みとできること、研究とは離れた仕事で安定した稼ぎがあるため落ちついて研究ができることなどが挙げられていました。両立は悪いことばかりじゃないなーと思えて、やる気が出てきます

この本の書評は、いずれ詳しく書きたいと思います。

経営や社会科学系の研究をされている方には、こちらもおすすめ。研究の進め方がやさしくまとめられているので、読めば行き詰まりが突破できるかも。

⑤これまでのアウトプットを紙に出力して眺める

PC画面では一度に映せる範囲が限られているので、「木を見て森を見ず」現象が起きがち。そうすると自分がどこまで進んだのか、なにを書いてきたのかまったくわからず、やる気も出ないし些末なことに気をとられて動けなくなる可能性もある。しかし”週末院生”の場合、それを指摘してくれる同志に頻繁に会うことはできないので、もう一人、自分の分身を置く必要があります

そこで紙に出力し、普段と違う場所で読んでみる。すると「ここは手を付けやすそうだから加筆しよう」「この部分、甘いな」などと発見があります。私はエコじゃないですが、かなり頻繁に紙出力をして、電車なりベッドなりでめくっています。

⑥研究のために捨ててきた”キラキラしたもの”に思いを馳せる

社会人でも勉強し続けたい、できれば20代のうちに成果を残したい、と考えたとき、捨てようと思ったものがいくつかありました。たとえば新卒で入った会社。お給料も良く、珍しい仕事だったのでそれなりにステータスもあった(気がする)のですが、勤務時間が不規則&激しいジョブローテーションで、これでは私の描く両立は難しいだろうと、手放しました。

今の仕事をしていても「もしかして勉強に割いているリソースを全振りすれば、もっと突き抜けられるんじゃないか?」と妄想することはありますし、実際にそうすべきなのかもしれない。

これらの「捨てたも」のを思い出した時、私は「どちらも中途半端にすると絶対後悔する」という気持ちが湧いてきて、とにかく手を動かそうという気持ちになります。

まだまだあります。社交界(お金も時間もない)、学生とは違うお金をかけたおしゃれ(そのお金は学費に消えた)、社会人らしい趣味(音楽やスポーツ)などなど。自分は「うらやましいとは思いつつも」それを選ばなかったのだから、せめて選んだものくらいはちゃんとしようよ、というわけです。

あと1年半で修論を仕上げて卒業予定です。スケジュール・モチベーション管理は永遠の課題なので、また新しい方法が見つかったら書こうと思います。

Twitter→@tadenu_

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