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7月13日 奈良県野迫川村・立里荒神社

7月13日。
この日、夫も私も仕事が休みでした。

夫は朝から、皮膚科に行きました。
脚に湿疹ができたからです。

その夫が帰宅したのが、午前10時。
遠出をするには、ちょいと遅い時間でした。

「どうする?どっか行く?」

と言うと、夫はしばし考え込んだのちに…

「立里(たてり)さん、行こう」

と言いました。

立里さんとは。
奈良県野迫川(のせがわ)村にある、荒神社です。
文字通り、荒神さまを祀った神社です。

奈良県の南西部にあり、和歌山県との県境近くにあります。

我が家からだと、いったん高野山に上り、龍神スカイラインを経て県道733号線に入り、野迫川村に至ります。
車でだいたい、2時間ちょっとの道のりです。

立里荒神社については…

この神社は、奈良県南部の野迫川村のほぼ中央にそびえる荒神岳(こうじんだけ、1260m)の山頂­に鎮座する神社であり、正確な年代は不明であるが、西暦800年頃の創建であるとされている。

誉田別命(ほんだわけのみこと)と火産霊神(ほむすびのかみ)を祀っていることから、商売繁盛の神としてや火の神、かまどの神として崇められており、また、日本三荒神のひとつとしても知られていることや高野山の奥社などとされていることから、火に関わる職業の人や高野山参詣の人々を中心に全国各地より信仰心の厚い人々が訪れるという。

(Wikipediaより)

誉田別命→応神天皇を神格化した八幡神。

火産霊神→古事記における「加具土命(かぐつちのかみ)」、火の神。

立里荒神社は、割と不便な所にあります。
車で行くのが一般的ですが、土日のみ高野山駅からバスが出ています。

立里荒神社の拝殿の標高は、1236メートル。
夏でも涼しく、冬は雪が積もります。
また季節によっては、雲海を見ることもできます。

山奥にある小さな神社ですが、全国から参拝者が訪れます。
私と夫は毎年、夏にお参りします。
お札をいただいて、台所の火除けとして神棚に祀っています。

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山の上ですが、駐車場が整備されています。
駐車場からすぐに、一の鳥居があります。

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深い山の中なので、野鳥がたくさんいるそうです。
見たことはありませんが(笑)

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狛犬。

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一の鳥居付近からの眺望。
遠く金剛山や、大峯の山々が見えます。

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拝殿までは、10分ほど石段を上ります。
下界は蒸し暑かったですが、こちらの気温は24度でした。
ひんやりと、気持ちが良かったです。

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石段を上って行きます。

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石段には、無数の鳥居があります。
すべて、奉納された鳥居です。

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この鳥居は、拝殿まで続いています。

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振り返ってみる。

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深い山の中です。
とても静かで、時折鳥の声が聞こえました。

昨年お参りした時、不思議なことがありました。
石段を上っていると、笛の音が聞こえてきました。

拝殿のあたりから、微かにですが笛の音が流れてきたのです。

夫も、

「笛の音、聞こえるでな?」

と言っていたので、間違いないと思います。

しかし拝殿に到着しても、笛を吹いている人はいませんでした。
また石段を上っている際に、すれ違った人もいませんでした。

お参りを終えて社務所まで下り、神職の方に聞きました。

「今日、誰か拝殿で笛を吹いてました?」

神職の方は、

「いえ、今日は奉納楽は無いはずです」

と答えました。

いったい誰が吹いていたのか。
未だもって、謎です。

…それはさておき。
さらに進みます。

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石段の途中には、休憩できるスペースもあります。
これはありがたい。

もっとも、夫は休憩せずにどんどん進んで行くのですが。

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何かのご神木でしょうか。
賽銭箱が置かれています。

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ようやく、拝殿が見えてきました。
ここまで上ると、少々息が上がってきました。

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立里荒神社・拝殿です。
夫と二人で、お参りしました。

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拝殿を通り抜ける風は、ひんやりと涼しかったです。
御神域の清浄さもあいまって、心身が浄化される思いでした。

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拝殿からの眺望。

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夫に撮ってもらいました。
てかTシャツよ(笑)

このTシャツの意味をお知りになりたい方は…
過去記事をご参照ください。

意味が分かると恐ろしいTシャツです(笑)

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さて、お参りを終えたので石段を下ります。
夫が左手に持っているのは、私のトレッキングポールです。

石段にトレッキングポールは欠かせない。
あると無いでは、大違いです。

もちろん私も、右手にトレッキングポールを持っていました。

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木の幹に生えていた苔。
雨が続いていたので、苔はイキイキしていました。

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昨日は、祈祷殿でご祈祷をしていただきました。

ここのところ、気分的に落ち込んだり、不安定だった夫ですが…
ご祈祷をしていただいて、「清々しい。スッキリした」と言っておりました。

良かった!!

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お札と、お下がりの落雁が入っています。

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曇っていましたが、雨は降りませんでした。

さてこの後、高野山へと向かいます。
記事が長くなるので、次回へと続きます。

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