見出し画像

しめ縄と「宝来」の話

こちらではお久しぶりです。

普段、仲良くしてくださっているmimicoさんが、「しめ縄」について記事を書かれていたので…
私もちょっと思いついたことを書いてみます。

「しめ縄」は、基本的には稲わらで作られています。
一般的には、神社やご神木などに掛けられていますね。
また、出雲の出雲大社は、巨大なしめ縄で有名です。

また、お正月には一般家庭にも飾られるしめ縄。
こちらは、年始に新年を司る神様である「年神様」を迎えるために掛けます。

ところが…
宗教都市である「高野山」で、しめ縄を見かけることはあまりありません。

なぜなら、日照時間の短い高野山では、稲があまり育たないからです。
つまり、しめ縄の原料となる稲藁が取れないのです。

そこで!!
しめ縄の代わりに掛けられるのが、「宝来ほうらい」という切り絵です。

宝来は、弘法大師が中国からもたらしたものです。
高野山に行かれたことがある方は、ご覧になったかもしれませんね。

宝来は、縁起物やその年の干支がかたどられています。
寺社はもちろん、一般家庭にも飾られています。
基本的には正月に新しいものと掛け替え、一年中そのまま掛けてあります。

宝来は、表具屋や印刷屋など、昔から紙を扱う職人が作っています。
干支は毎年一から型紙を起こして作ります。
基本的には周りを雲の形にして、あまり複雑な形は彫るのが大変なので、シンプルに、洗練した形を職人が作ります。

高野町HPより

宝来は、高野山内の土産物店などで買うことができます。
山内寺院によっては、年末年始の参拝時にいただくこともあります。

さて我が家も、そろそろ新しい宝来を求めねば…

(去年からまだ替えてないんかい)

サポートしていただけると、飛び上がって喜びます。 明日への活力、記事アップへの励みになります。 私にとってのリポビタンDです! (そこはレッドブルとかモンエナと違うんかい!)