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はるかぜるりいさんの「はれのちくもりたまにネコ」を読んで

※「俳句で猫助け!チャリティープロジェクト(最終会計報告と御礼)」にコメントくださったみなさま。
すみません、明日以降お返事させていただきます。

さて。
はるかぜるりいさんが書かれた「はれのちくもりたまにネコ」を拝読しました。

「猫が苦手だった」という、はるかぜるりいさんの過去から…
日本の「犬猫の命」についてのこと。
そして、はるかぜるりいさんが、「保護猫カフェ」を訪ねられたこと…
また、「犬猫の命」に対する、はるかぜるりいさんの「考え方」が書かれています。

そして、ありがたいことに…
「俳句で猫助けプロジェクト」のご紹介もいただきました。
愛安堵感謝♡

以下、はるかぜるりいさんの「はれのちくもりたまにネコ」を拝読して。
私の感想です。

日本の、動物に対する考え方は、諸外国とまるで違います。
「命」を「物」とする風潮が長く続き…
今ようやく、「命」を「いのち」と認識されてきているのかな、と感じます。

私は、近年の猫ブームにも危機感を持っておりました。
猫様はとても愛らしい存在ですが、共に暮らすのは意外と大変です。
トイレ、病気、爪とぎなどなど。

猫を迎えたものの、もてあます人も増えるのではなかろうか。
かつての「シベリアンハスキー現象」を思い出しました。
(シベリアンハスキーブームで迎えたものの、共に暮らすのは困難だとして、シベリアンハスキーを遺棄する人が増えた事件)

実際、現在でも「多頭崩壊」という痛ましい事態はあります。
猫は、とても繁殖力の高い動物です。
不妊手術をしないまま、猫を家族に迎え…
増えすぎたあまり、大変な事態を引き起こす。
それが「多頭崩壊」です。

「かわいい」だけでは済まされない現実が、今の日本にはあります。
はるかぜるりいさんの本には、その点についてもわかりやすく、詳しく書かれています。

ですが。
猫ブームによって、「猫に対する、ひいては生き物に対する意識」も、少しずつ変わってきたのではないでしょうか。

「はれのちくもりたまにネコ」では、その点についても書かれていました。
殺処分(という言葉を私は使いたくないのですが)の数は、年々減ってきています。
少しずつ、「保護猫」という言葉も浸透してきているのではないか。

それでも、年間2万匹の猫が、罪もないのに「処分」されているのが現状。

「俳句で猫助けプロジェクト」の寄付をお届けした団体「ネコリパブリック」は、2022年2月22日の「猫の日」までに、「猫の殺処分をゼロにする」というのが目標の団体でした。

残念ながら、2022年2月22日時点で、猫の殺処分ゼロはかないませんでしたが…
ネコリパによって命を救われた猫は、かなりの数にのぼると思います。

はるかぜるりいさんの「はれのちくもりたまにネコ」には、こうも書かれていました。

「ネコを飼うとは、ネコという、生きている命と、その命が続く時間を預かること」

現在、5匹の猫様と暮らしている私は、激しく同感です。
猫様は愛らしい存在ですが、時に困った存在にもなりえます。
自宅の減築(あちこち爪とぎ)や、トイレ問題、さらに病気、費用…

ですが、そこを笑って「猫様だから」と…
猫様に快適な住環境、食環境を整える覚悟が必要なのです。

そう、人間は多大な責任を負うのです。

はるかぜるりいさんのkindle本を拝読して、あらためて認識させられました。

はるかぜるりいさん、出版おめでとうございます。
猫が苦手でいらしたからこその考察は、素晴らしいと思いました。
いち猫好きとして、御礼申しあげます。


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