マジミラ以外のイベントにも軽率に参加するべきという話(ミク×鼓童結を終えて)

初音ミク×鼓童スペシャルライブ2023 ~結~に行ってきました。

めっ……っちゃくちゃによかったので久しぶりに感想を残したくなり、2年半ぶりにnoteを書いています。
2年半前に書いた記事というのがこちらの、コロナ初年度のマジカルミライ感想記事。
そして今回の鼓童ミクが2020にコロナの影響で中止になった公演のリベンジということも、筆を執った理由の一つであります。

直接今回の公演のセトリには触れませんが、ネタバレにはなりうるのでご注意ください。

という訳で、以下感想です。


……とはいえ、感想だけでは音楽の知識や語彙力に欠ける私にできることは少ないため、今回は一つ別のテーマも添えさせていただきたいと思っています。

それが表題の件になるのですが
「マジカルミライ以外のイベント、参加してますか」
という話です。

「VOCALOIDのライブ」といえば、まず名前が挙がるのが「マジカルミライ」です。
「ボカロ曲」の市民権がかつてないほどに拡大した今、ある程度ボカロ曲に好意的なイメージを持っている人であれば、参加したことはなくともマジカルミライの存在は知っていて、何ならいつか行ってみたいと思っていることも多くなったように思います。
長いボカロ厨歴の中で、ボカロ曲は聞くけど……というところから、マジカルミライに参加するようになった人も何度も見かけています。

マジカルミライは2013年から毎年開催されていて、企画展はあるしアルバムは出すし等身大立像は可愛すぎてどうなってんのマジって感じだしで、一番規模の大きなイベントであるのは間違いないです。
行きましょう(断言)。

ですが、VOCALOIDのライブイベントは他にも結構あるのです。
MIKU EXPO
SNOW MIKU
THUNDERBOLT
Two You
などなど、単発のものもありますが、クリプトン主催のものだけでもこれくらい挙がります。
ただ、マジカルミライに比べ、その知名度は高くないのが現状です。

しかし(唐突な大声)!

これらのライブのクオリティ、マジカルミライにまったく引けを取らないのです。

そして、それどころか余裕でぶち超えてきてないか? ってくらい良かったのが今回の鼓童なわけです。

太鼓芸能集団「鼓童」とのコラボレーションとなる本イベントは、その演奏やパフォーマンスの面でマジカルミライにはない魅力がたくさんです。
というか、マジカルミライと同様にミクさんたちがいてバンドメンバーがいて演出モニターもあって……というところに、日本伝統の音を引っ提げて世界を駆け巡っているバリバリのパフォーマー鼓童の分がプラスされているので、そりゃあもうという話じゃないですか。

もちろん、「ミクさんたちキャラクターに遭いに来ているだけ」という方には目的にそぐわないのかもしれませんが……とでも言うと思いましたか?

完全ミクさん目的でも、法被を着て和太鼓ぶったたくミクさんも、こぶし利かせて伝統的な曲を歌うミクさんも、マジカルミライでは見られないんですよ。
和太鼓のめちゃかっこいい演奏で歌う彼女らを、マジミラと区別して見ない理由ありましょうか。

しかも!
鼓童ミクは、普通に他のライブでやっていない名曲を平気な顔でぶちかましてくるのです。
2017年の初演時にはCelluloidとかやってるらしいですよ。他で全然やらない超名曲が、ここでだけ。しかもBlu-rayとかないし。どう思います? 私はよくないと思います。

今回の公演でも、「ならではの演出」も「あっと驚く選曲」も「死ぬほどかっこいい演奏」も目白押し。
終始叫んで悶えて呻いていました。
本当に良かったです。
……本当に良かった……。

ちなみに私は鼓童の皆さんにも、めちゃくちゃかっこいい演奏とパフォーマンスに見惚れてしまって、一生目が足りませんと喚いていたのですが、その部分は一旦置いておいて。
今回の主張は、ボカロ曲をたしなむ皆さんに「マジカルミライ以外のボカロイベントもどんどん見つけ出して参加していってはいかがでしょう」という話です。

かくいう私もミク鼓童は今回が初参加で、先ほど挙げた2017のCelluloidなんかは完全に聞き逃しているわけです。
私は他にも、私の中で永遠に伝説となっているボカロPであるところのトーマのエンヴィキャットウォークがサプライズ枠で流れた2015のマジカルミライも逃しているし、アンコール前のラスト曲をrayとかいう完全に予想外の方向からぶっ刺しに来た2016のマジカルミライも逃しています。
後悔しています。
どちらも会場にいたら、狂喜乱舞していたと思います。
しかし、私は逃しているのです。
後悔しています。

何故行かなかったかと言えば「知らなかったから」です。
「自分がボカロのライブをそんなに楽しめると知らなかったから」
「そんなイベントがあることは知らなかったから」

確かに人によっては合わないこともあると思います。いわゆる「ボカロ」との関わり方は十人十色で、ライブによっては、表現されるものに違和感を覚えることもあるでしょう。
しかし、「知らなかった」というだけで、可能性まで逃してしまうのはもったいない。

そして、マジカルミライの知名度が上がってきた今、ミク鼓童に感動した私は、微力ながら「他にもボカロのイベント、あるよー」と言っておこうと思ったわけです。

そしてもう一つ言いたいのが、イベントによっては次が保証されていないということ。

……そう、ミク鼓童は、これが最後ということになっています。
助けてくれ。
どうやって今後生きていけばいいんだ。

前回のnoteでは「今からでも行ってくれ」と言いましたが、今回は「行った人はちゃんとアンケート書いてくれ」、「行かなかった人はトレンドになるくらい『行きたかった』と呟いてくれ」が精一杯です。

……やむを得ない理由がある場合はまた別ですが、人気が高ければ高いほど次もやってくれる可能性は高いはずです。
そうやっていろんなイベントが盛り上がれば、「じゃあこういうのはどう?」みたいな新イベントも出てくるわけです。
VOCALOID JAZZ BARとかどうですか?

だからみんな! 軽率にイベントに参加してくれ!

そうやって、私にもっとたくさんのボカロイベントをもたらしてくれ!

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