週末レビュー(2019年8月18日):カンボジア→日本→インド

なんか最近カンボジアとインドをよく訪問しているな。どちらもちょっと佳境なので訪問回数が多くなっている。

・週の出来事と雑感

カンボジアでスタート。2日だけどかなり忙しく過ごす。一番大切なプレゼンがあるからここに来ているんだけど、大切なプレゼンにおいてはストーリーラインを考えたあと、どうやって不要な要素を切り落とすのか、本番で何を話すのかにかなりの時間を費やす。

なんだけど、大抵の世の中のプレゼンターはストーリーを決めたあとに、相手がこちらの資料をくまなく読んでくれることを前提に資料をつくり、発表準備はほとんどしない。もちろんこっちがノーベル賞を取っているような学者だったらみんな放っておいても話を聞いてくれるのかもしれないけど、そうでもない限りはとにかく聞き手にとって必要な情報を可能な限り低い摩擦・ノイズで提供する必要がある。

情報伝達における主な摩擦・ノイズは、不要なインクと音声だ。資料は、必要な情報を提供できる限りにおいて、最低限のインク量で表現されるのが望ましい。不要なスライドは当然のこと、文字は減らす、罫線は細く薄くする、文字の代わりにアイコンを使う、など。そういう過程でメッセージもよりクリアになっていく。

そして、音声(すなわち喋り)でも余計な部分を削り落とす。ベストな方法は、話す内容を書くこと。プレゼン慣れしている人でもこれで3割は時間を削減できる。大切なプレゼンなら、話す内容はまず一度は書くべきだ。母語でない英語であればなおさらのこと。そして、それを元に話す練習をする。

僕の個人的な意見だけど、話す内容は大体これまでの積み重ねで決まっているとして、A構成、Bスライド作成、Cスライド短縮、D話す練習にそれぞれ同じくらいの努力を割いたほうがいいと思っている。

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