週末レビュー(2019年10月6日):日本→インド

盛り沢山だったな。一週間とは思えない。子どもの頃に感じていた一週間の長さと結構同じで、毎日これくらい驚きや発見や学びに囲まれた日々を送ること以上に主観的寿命を伸ばす方法はないのではないかくらいに感じている。

・週の出来事と雑感

前半は日本。お世話になっている人に会ったり、取材対応をしたり、取締役会、面談。いい人に会うのはいつも楽しいことだし、あまり普段考えない質問を受けるのは良いことだ。

10月1日は誕生日で、38歳になった。Facebookから誕生日表記を削除して以来、本当に一部の人からだけ誕生日祝がくるようになった。それは本当に良いことだ。20歳を過ぎたくらいから誕生日を祝う意味が分からなかったのだけど、最近になって思うのは、誕生日っていうのは祝ってもらうより、周りの人に感謝を捧げる日のほうが適切なんだろうなと思うようになった。生きながらえてこられたのは周りの人のお陰なので。有難うございます。

それにしても、38歳って本当にただのおじさんの年齢だな。おじさんらしくいい感じに枯れていけたらいいなと思っている。毎年の抱負は年末年始にのみ作るので、誕生日の抱負はない。

そして中盤からインド。World Economic Forumのインドイベントに参加。僕は絶賛インド推しで、世界の民主主義社会の希望はこの国に託されていると僕は思っているのだけど、それが改めて確認された感じだ。とにかく人材が抱負。一番Impressiveだった人間を二人挙げるとしたら、Nandan NilekaniとSadhguruの二人かな。全社はインフォシスの創業者、後者は数字が語れるヨギだった。

Cashlessのセッションがあって、パネリスト6人のうち5人がこれからのFintechの未来を語る一方で、文筆家から政治家になったShashi Tharoorだけはインドの農村の現実に立脚した話をしていて、心から共感した。こういう場にくるエリートインド人達が見ている現在進行系のハイテクインドと、農村で直面する大部分の人にとってのインドには大きな隔たりがある。Digital financeで一番便益を受けるのは貧しい人たちなのだけど、その人達にはまだサービスが届いていない。InclusiveなFintechをなんとか作り出したい。

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