殿_利息でござる

殿、利息でござる

これが本当にあった話だというから恐れ入る。物資輸送を自費でやることを強いられ窮乏していた村を救うために、9人が8年欠けてお金をため、伊達藩に1000両を貸し、100両を利息として受け取ることで村を救おうというプロジェクトを映画化したもの。伊達藩がこの1000両を取り上げず、ちゃんと利息を払い続けたというのもなんとも日本らしい話。

単なるコメディ映画かとおもいきや、思った以上に深いお話で、さらに王陽明まで取り上げられたりと、考えさせられることの多い映画だった。「親子二代の悲願」というテーマが人の心を動かすのはなぜなんだろう。苦労の長さや、願いを果たせずに亡くなった人がいることへの共感が理由なのだろうか。

役者たちの演技も素晴らしい(羽生結弦さんの友情出演だけは良く分からなかったけど、それでも違和感なく若殿様をやっていた)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?