フジロック2018

忘れる前に感想を。今年も土曜日途中からだけど、なんだかんだフジロックに行くことができてよかった。個人的なベストアクトは、Fishboneとブラフマンかな。

フジロックでは当然音楽を楽しむのだけど、それ以外のことも自分にとっては大切だったりする。一つは、ステージの合間に歩きながら考え事をすること。もう一つは、ロックスター達を肉眼で確認できる距離で見て、その雰囲気を観察すること。骨董品を見る目を磨く方法は「本物をひたすら見る」とよく言われるけど、僕は人物鑑定も同じだと思っている。仕事柄、人を見て判断しなければいけないことが多いので、この目は引き続き養っていきたいと思っている。


土曜日

Superorganism
レッドマーキーがものすごい盛り上がりを見せていた。会場の熱気がすごかった(文字通り暑かった)。楽曲も面白いのだけど、映像とパフォーマンスを含めたステージ作りが上手だなと感じた。ボーカルの子を見ながら、やっぱり色んな国の人達でチームを作るのは楽しそうだなと素直に感じた。自分の場合は仕事だけど、引き続き頑張りたい。

Ash
この期間聞いたものたちのなかでは最もスタンダードなロックバンド。ただ、正直ほとんど楽曲が心に残らなかった。これは彼らのせい、というより、この形式でのロック音楽がどうしても皆同じものに聞こえてしまうことによるのだと思う。パンクの多くがどうしてもピストルズに似てしまうのと近いというか。

ユニコーン
奥田民生は相変わらずの肩の力の抜け方をしていたし、バンドメンバーに対する気遣いも感じられ、穏やかな気持になる時間だった。しっかりと大迷惑をやってくれて大感謝。

Carla Thomas
声のハリと声量が圧倒的に化物だった。ど本流のR&Bで、演奏も上手。とてもいい感じのジャズバーに来た気分で、椅子に座りながら音楽に浸っていた。Carla Thomasが帰国準備しているときにたまたま居合わせたので「あなたの歌声が今回のフジロックで一番パワフルだった」と伝えたら喜んでいた(そういう素朴な感じもまた良かった)。

Fishbone
グルーヴの嵐。高い演奏クオリティと秀逸な楽曲とパフォーマンス魂が炸裂したすごいステージだった。こういうノリノリ&ウマウマの楽曲を聞いているとついついにやけてしまう。参加していた多くの人が同じ感想をもっていたようだった。

Kendrick Lamar
「とりあえず2018年にKendrick Lamarを見た」ということのために見に行った(同じような理由づけをしている友人が多かった)ものの、正直音楽そのものが特別素晴らしいとは思わなかったので、30分で退散した。まあ、僕がヒップホップをあまり聞いていないから、大体のヒップホップが同じものにしか聞こえないというのもあるのだけど。ただ、純粋なヒップホップならジュラシックファイブとかの方が聞いてて楽しい。歌詞が時代を捉え、個人がカリスマ性を持っていたことが、彼を今のポジションに登りしめたのだろうか。映像は確かに作り込みがきちんとされたいたが、それは音楽とあまり関係のないことだと僕は思っている。

Cubana Fiesta
こういう街角で人々が踊っていそうな音楽を僕は心から愛している。文句なしに素晴らしいステージだった。技術よりも、本人たちの心が感じられるステージ。今年のジプシーアバロンは充実していた。

ブラフマン
疲れている体に追い打ちをかけるかのような土曜日最後のステージ。往年の名曲たちをたくさん演奏してくれのはとても良かった。ギターとベースの髪の伸び方が、微妙に浅草寺の風神雷神ぽくて、真ん中のボーカルが見事に映えていた。TOSHI-LOWの人柄を感じさせてくれるMCもとても良かった。感動した人も多かったんじゃないかな。

日曜日

鼓童
ドラマーとして聞かない訳にはいかない鼓童。お互いを見ることなく、しかしピッタリとタイミングが合っている。どうやっているのかと思いながら観察していたら、文字通り呼吸のタイミングを合わせていることに気がついた。鼓童のインタビューを聞いた訳ではないのだけれども、おそらく呼吸でタイミングを合わせているという仮説は合っている気がする。良いステージだった。

INTERACTIVO
前日のCubana Fiestaの面々に何人かが追加されての演奏。Field of Heavenなので少し観客とステージが遠いのが残念。やっぱりこういう音楽は観客とバンドの距離が近ければ近いほどいい。楽しい時間。

加藤登紀子
なんだか心に染み入る歌声に泣きそうになった。この歳になっても声のハリが失われていないどころか、年季が入っていて素晴らしかった。ジプシーアバロンの近さで見ることができたのも素晴らしい。

Kacey Musgraves
歌声がドンピシャの好み。アルバムとライブではボーカルの声の聞こえ方がだいぶ違っていて、ライブのほうがずいぶんと良かった。

Jack Johnson
フジロックのグリーンステージで彼を見るのは二度目だけど、やはりいい演奏。こういうギターと歌声は素晴らしいなと思った。

ボブ・ディラン
レジェンドである彼を見ることができた、というだけで良いことだったと思っている。この人はこうやってもう50年以上歌を歌い続けてきたのか。楽曲たちがどうかというと、普通に良かった。リズム隊のスネアの音色が素晴らしかった。チューニングと叩き方の為せる業なのだろうか。Like a Rolling Stoneをやってほしかったけど、叶わずに残念だ。同僚のYが「昔の映像見たらいいよ」と言ってくれて、Youtubeを見たのだけど、確かに素晴らしかった・・・

54年前にこんな歌を歌っていた人が、今も同じようにステージに立っていて、人を感動させている。それを目の当たりにするうだけで充分な気がした。


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カムサヘヨ!(朝鮮語)
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Taejun

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