自己規律

組織を運営していたり、自分のチームを率いていたりするときに、社員や部下に問題があるとする。それが技術とか能力の話でなくてマインドセットの話だったら、その社員や部下がどうしてそう振る舞うのかより、自分がどうしているのかを振り返ったほうがいいのだと思う。

例えば、「社員にやる気がない」と嘆くのであれば、自分が本当に仕事に対して誠意を持ってあたっているのか、部下に対して誠実に接しているのか(セコいことをしていないか、とか)を省みたほうが、答えが早く見つかるかもしれない。

誰が言ったことか忘れてしまったけど、「部下は上司の全ての過失を知っている」といった内容の箴言がある(確かヨーロッパの誰かがそんなことを言っていた)。本当にその通りだ。組織の精神というのはその中心人物の行動によって示される。美言は口だけあれば言えるので、それは組織の精神を作らない。

だから、もし自分のいる組織を良いものとしたいのであれば、その人は人一倍自分に厳しくしてしかるべきであって、その覚悟とか心構えがないと、強い組織は出来ないんじゃないかと思う。スタイルの問題なのかもしれないし、他のパターンもあるのだろうけど、僕の尊敬するリーダーはみな言葉よりも行動でメッセージを伝える人たちで、自分に100を求めて始めて他人に10を求めるような人たちだった。

「勇将の下に弱卒なし」(ことわざ)とか、
「人を相手にせず、天を相手にせよ。 天を相手にして己を尽くし、 人を咎めず、 我が誠の足らざるを尋ぬべし」(西郷隆盛)とか、
「己に打ち勝てば、天下はその徳に従う」(二宮尊徳)とか、

まあ、みんな言っていることは基本同じで、人が人と働くときの原理原則というのは世界のどこに行っても変わらなくて、かつ数百年前に結論はある程度出ているんだと思う。いつまでも人間を悩ませる問題は、どれくらいその規律を自分にきちんと課すかだけなのじゃないだろうか。

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サンクス!(英語)
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Taejun

自省録

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