ナナフシの飼育②
前回の記事からの続きです。今回は足の再生と、成虫までの成長を書いていきます。
足の再生
しばらく観察していると、前足がなかった個体の、取れてしまった先がカールしてきました。そして、次の脱皮では、片方の半分ほどの長さにまで成長しました。(下図)
そして、この個体は無事成虫になり、今ではもう両足が同じ長さになって、ほかの個体と見分けがつかないほどです。
ただし、この個体は足の長さを調節させるために、エネルギーを多く使ってしまったため、全体的にほかの個体と比べて体長が小さかったです。
飼育環境
ナナフシの体長が大きくなっていくにつれて、当初の飼育ケースだと場所の取り合いなどが起きてしまっていたため、飼育ケースを2個合体させ、大きな空間を作りました。(下図)
また、えさは変えずに、エノキの葉を利用しています。
成虫までの成長
これからも、脱皮を繰り返し、無事4匹とも成虫まで成長することができました。下は、おおまかな体長のデータです。
1齢幼虫→2cm
2齢幼虫→3.2cm
3齢幼虫→5.3cm
4齢幼虫→6.5cm
5齢幼虫→8.5cm
成虫→10.2cm
ただし、そこまで真剣にデータを取っていなかったため、定かではありません。データはしっかり取っておくべきだと反省しました。(下図は成虫の様子)
次回は、ナナフシの繫殖について書いていこうと思っています。
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