走り書きメモ:縦長画面のマンガ​について考えたがまとまらない

巻物も本も映画もテレビもPCも、”像”を伝えるメディアはだいたい「横長」が仕様(人間の目の視野角に一致?)。なぜ携帯やスマホは縦長になったかと言えば多分第一に片手で持つため。印刷本の縦長版面コマ割りマンガも本来は見開きのレイアウトでここぞと言う時に”広さ”をメリハリをつけて表現できるのが魅力。だが単ページの版面オンリーとなると映画や16:9テレビの様な”世界の広がり”を表現するにはあまり向かない。それは外でスマホを持つ人の眼前にある、とも言えるか。縦長の絵と言えば、肖像画、掛け軸…。表現に向きそうなのは例えば人の心の”深さ”。だが”上にスクロール”させる事をストレス無く誘導できれば、「高さ」を効果的に表現出来そうでもある。ギミックとして上下左右どの方向にスクロールさせるかを矢印指示等で都度変えられれば…もうアドベンチャーゲームに近い?(まとまらない

(追加)
そう言えばマンガボックスの投稿では「縦横どちらにスクロールさせるか」の選択があった。
実機での挙動は持ってないので確認できないが、単ページ縦長表示でも「パッと切り替え」でなくスクロールであれば”見開き”の演出効果に近いものが得られるのかも知れない。但し、「上半分だけが見開きコマ」の様な形の場合は下部分のコマを見るのにページを戻って貰う必要が生じてしまい、読み手にストレスとなりそう。


↓(参考用自作品画像)
個人的に”見開き1コマ”はそこだけ漫画で無くなる様な感触があってまず使わないけれど
(と言うよりそれくらい潤沢にページを使える仕事が殆ど無かったと言うのが事実…)
こう言う見開き処理は好きで入れたがる方。見開き漫画の醍醐味。
しかしこう言う作りの漫画は電子書籍のモバイル端末閲覧だと悲惨な事になりやすい…。

…と、紙媒体のための漫画を描いてきた身には、新時代のモバイル端末の仕様にはあれこれ悩まされているところです。

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