上等だ!殴り合え!!R01.07.20 第23節 柏レイソルVSツエーゲン金沢  プレビュー

プレビューはとっても苦手だ。対戦しているならその試合を見ればいい。だが直近で戦っている自軍で無い相手を見て自軍に当てはめなければいけないのだからレビュー以上に時間を要する。たぶんプレビューはあまりやらない(笑)だが、夢のまた夢である分析アナリストになるためには通らなくてはいけない道だ(齢43には到底無理だとは思うが)だから時間がある時はプレビューもやっていきたい。おふざけを挟みつつ。

柏について一つ言えるのは、とにかくちょこまか動くという事だ。まあ、常にネルシーニョさんがギリギリまで前に出てきて指示しているからという事もあるのだろうが。

前節の徳島戦、基本フォーメーションはこんな感じだったのだが

守るときはこう!

そして攻める時はこうとか

瀬川くんINならこう!

さらには江坂・瀬川・クリスティアーノ・オルンガがポジションを激しくチェンジ。(すいません、相手のマーカー入れるのめんどくさくって(-_-;))

だからと言って柏がペースを握っている訳ではありませんでした。

下記データはもちろんFootboll Labさんより


試合は我が軍と同じ4-4-2(4-4-1-1)の徳島ペース。徳島のIHインターセプト王カピタン岩尾くんとCBテクニシャンパサー、ヨルディ・バイスさん、右のSH杉本くん、左のSH清武くんなど質で対抗できる面々が柏にペースを握らせなかった。柏ボール保持時は部分部分で見ていくとよくわかるのだが、柏は4バックと2インサイドハーフの6人でボールを回しビルドアップさせていくが、徳島はそこにはほとんどプレスに行かない。リトリートして4-3ブロックで4-4-2のFW2人と2列目の誰かが前に出る。出てきた隙間をついてパスを出すが徳島の4-3ブロックに囲まれてオルンガ・クリス・江坂が捕まってしまう。後半に入って柏は瀬川くん投入で4枚でかき回そうとするが前がかりになってしまったことで選手間の距離が空いてしまい徳島に攻め込まれる。それに気づき、柏は前に人数をかけられなくなってしまった。徳島は後半から入った渡井くんの広範囲に及ぶドリブル・パス・パスレシーブで逆に柏のスタミナを奪っていき得点をも奪う。ならばと柏はサイドからのクロスや中盤からのロングボールで打開を図るも徳島は完全にFW佐藤くんだけを前線に置いて引いてしまっているので、成す術が無かった。

IKKOさん風に「ドン引き~」である

85分までは完全に徳島の試合であった。だがしかし、だがしかしである。2本のコーナーキックで試合は柏にひっくり返される。これがあるからサッカーは怖い。1-2で柏の勝ち。残り5分で勝負は明暗を分けた。

我が軍にゾーンディフェンスして後ろから丁寧にビルドアップして質的優位で勝負する・・・相手の配置が変わったら柔軟に対応する・・・なんてことは・・・それでも負ける時は徳島のように負ける。

逆に人に付く守備をしていた前々節の甲府は度重なる柏前線のポジションチェンジに手を焼いていた。ただ、甲府は守備的3-4-2-1で柏に完全にペースを握られていた為、後半から攻撃的3-4-1-2に変更し互角にわたりあっていた。(前線の人数を増やしプレッシャーを与え、ディフエンスラインを下げさせ、柏の最終ラインから最前線までの距離を伸ばし、柏のポジトラ時カウンターに時間をかけさせる。)

要するにだ、中途半端はやられるぞ!守るなら守る!攻めるなら殴り合え!ということだ。

とにかく我が軍は我が軍のやり方で前回引き分けという結果を生んでいる。もちろん、あの時と柏は違う。鎌田くんというCBがいることで4バックが機能しているし、クリスティアーノさんは右肩上がりの絶好調。オルンガさんはアフリカ・ネーションズカップを経てサイドアタッカーとしても覚醒し始めている。しかし、我が軍は我が軍のやり方を貫くしかないのだ。鉾を磨いてその切先を研ぎ澄ますしか。とにかくセカンドボールを拾うこと。クリスさんからオルンガさんへのクロスは正確で、オルンガさんも競り合いにはめっぽう強くなった。そのため、そこから江坂くんなどにボールが渡ってチャンスが生まれることも多い。逆に金沢攻撃時には垣田くんにロングボールを出すことが多いのだが、垣田くんの競り合いの勝率は目立って良いというわけではない。ここをもう少し磨いて欲しい。あと、ポジションチェンジが激しいのでマークの受け渡しをの基準を明確にする事。そして一番の懸念が「沼田VSクリスティアーノ」だ。もちろん一人で対応するのは至難の業なので味方と連携を取りながらの対応となるだろう。(もし沼田くん以外の誰かが左SBに入っても基本クリスさんには1対1ではやられる)柏はたぶん裏のスペースを使われたくないので徳島戦と同じくボール被保持の時は5バックになると思われる。そこを突破するコンビネーションプレイを。前回対戦の時も金沢は連携を炸裂させたが得点するには至らなかった。引き分け続きで決定力が求められている今、勝ち点で首位と並ぶ3位柏に勝って喜びを爆発させたい。ちなみに前々節の柏VS甲府の甲府2点目のシーン。


引き付けて

裏を取ってゴール前へ!

金沢に残された道は一つ、殴り合って倒せ!以上!

これじゃ、分アナの道は果てしなく遠いな・・・苦笑

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