今年現地で会ったマスコットをひたすら誉めたりツッコんだりしていきたい件③甲信越〜西日本編【マスコットは宝】
北海道・東北編、関東編とお送りしてきた今年出会ったマスコットの振り返り。
最終回は甲信越〜西日本編です。
ヴァンくん&フォーレちゃん(ヴァンフォーレ甲府)
モチーフは犬。
今シーズンもヴァンくんの天井知らずの突き抜けた笑いとフォーレちゃんのアイドルぶりは加速。10月には天皇杯史上最高のジャイアントキリングと言われた天皇杯制覇でクラブ初タイトルも獲得。アフロヘアーの三平和司の存在も彼らのキャラクターに拍車をかけたこともあり、エンターテイナーとしてまた一つ階段を登った。
とりあえず、風邪だけはひかないでね。。
今年は小瀬に行けなかったのが心残り。でも違うところでコンビではなくそれぞれ1匹ずつ会えた。
ライオー(AC長野パルセイロ)
モチーフはライオン。
フォントを手がけたのはあのイナズマイレブンと同じ作者ということで、どことなくそんな空気がする。
今季はJリーグで初の信州ダービーが実現。ホームとアウェーでガンズくん(松本)に会う。フォトセッションでは子供に対する面倒見の良さとイジりっぷりを発揮する意外な一面も。来季もダービーは継続。このコンビの相性はいいので来季も続けてピッチ外では仲良くしてほしい。
ガンズくん(松本山雅FC)
モチーフは雷鳥。
鳥の会で一番仕事ができるマスコットぶりは今年も健在。J3降格を逆手に取り、福嶋火之助(福島)、ハーマー&ドリー(いわき)、ハマピィ(YS横浜)などJ3のデビューして間もないマスコットを迎え入れ、ホスト役として十二分の働きぶりを見せた。
信州ダービーでもライオー(長野)とのコンビ芸は息ぴったり。岐阜戦ではハロウィン衣装を逆に着るおっちょこちょいぶりも発揮したが(笑)、来季も頂を目指して戦う。ぜひキヅール(岩手)は呼んでほしい。
ライカくん(富山)
モチーフは雷鳥。
同じ雷鳥のガンズくんとは違い、スラッとした印象。
昇格は逃したものの、社長のもとで改革が続くクラブに乗っかり、地元のイベントへのお出かけの回数も増えた印象。ホームの松本戦ではガンズくんを迎え入れ、雷鳥同士が顔を合わせた。
LTOのイベントでは、J1クラブのマスコットとも積極的に絡む。その中でも背の大きさが際立ち、この格好良さがもっと伝わってほしい。
パルちゃん&ピカルちゃん&こパルちゃん(清水エスパルス)
モチーフは架空の生物。
昨シーズンはパルちゃんのみの試合が多かったが、徐々にコロナ前の光景が戻り、4匹で戻ることが増えてきた。スポンサー芸は唯一無二の面白さ。
クラブ創設30周年で降格という屈辱のシーズンにはなったものの、国立開催、静岡ダービーでアウェーのエコパに参戦など活躍ぶりは衰え知らず。マリノス君(横浜FM)と並ぶレジェンドマスコットの先駆者として、来季も走り抜ける。
ジュビロくん&ジュビィちゃん(ジュビロ磐田)
モチーフはサンコウチョウ。
ジュビロくんの「明るく情熱的」という性格はいつも影を潜めているものの(笑)今季は総選挙で一気に躍進。初のトップテン入りを果たし、昨年に引き続き記念グッズが作られる。昨年よりもYouTubeの出演が減ったようにも見えるが、アウェーのアイスタに参戦は驚きだった。
ジュビィちゃんの人気はSNSを軸に年々上がっている印象。ジュビロくんの能天気ぶりとは反対にやる気に満ち溢れているできる子っぷりに磨きがかかる。
蹴っとばし小僧(藤枝MYFC)
モチーフはフェニックス。
蹴っとばし小僧という名前とは裏腹な見た目とのギャップに驚く人は多いはず。雨の日の雨合羽スタイルの斬新さにも注目が集まった。今シーズンはJ3で2位に入り、来シーズンは初のJ2を戦う。カテゴリーを上げたマスコットの行動力は毎年上がるのは間違いないが、彼が来季のJ2クラブにどのように知れ渡っていくのかはめちゃくちゃ興味ある。
ちなみに今季初めて藤枝に参戦したが、ピッチ外でのグリーディングの長さは全マスコットで一番長かったので来季藤枝に行く方はぜひ。
パーサくん&コトノちゃん(京都サンガF.C.)
モチーフはフェニックス。
サンガスタジアム3年目にして初のJ1リーグを戦った今シーズン。
2羽のバランスはジュビロの2匹と似ている感じ。アウェーチームのマスコットが来るわけではないものの、指などに人形など細かな芸を仕込んでくるコトノちゃんの親しみやすさは◎。多くのJ1サポーターに素晴らしさが認知されたサンガスタジアム、入れ替え戦でなんとか残留を掴み来シーズンもJ1で戦う。
ロビー&マダム・ロビーナ(セレッソ大阪)
モチーフはオオカミ。
息子のロビーと「おかん」ことマダム・ロビーナのコンビ。
おかんにははじめて会ったが、何をしていても面白い。何より「大阪のおかん」のキャラクターがきっちり立ちすぎていて、それが一切ぶれないのが笑いを常に生み出す凄さ。ときに暴走するおかんをロビーが止めるのは漫才コンビの域。
彼らに出会って、来季ヨドコウスタジアムにめちゃくちゃ行きたくなった。今季一番の発見でした。
ファジ丸(ファジアーノ岡山)
モチーフはキジ。
プロレス好きでアクロバティックな動きがかっこいい。アウェーサポーターの前では自前の脚立芸を披露し沸かせる。たびたび胸を叩く仕草がクラブへの誇りを感じさせる、鳥の会屈指の熱いマスコット。今シーズンは自己最高のJ2リーグ3位。来季こそ悲願の昇格へさらに熱く盛り上げる。
10月の秋田戦の脚立芸フルバージョンはこちら。
ヴィヴィくん(V・ファーレン長崎)
モチーフは鹿とオシドリ。
今シーズンも不動の人気ぶりでマスコット総選挙は2位。
カフェの話題も出てくる女子大生のようなInstagram、潜入企画も人気のYouTubeだけでなく長崎県内を軸に奔走。地方も栃木、千葉、横浜など関東圏にも顔を出し、シーズンオフにはLTOのイベントで江ノ島の海にも出没。
今年は「餅」がブームとなり、仮装や総選挙のスローガンにもその関連の話題がズラリ。2022年だけで367個も食べたとか。太り過ぎには注意。
というわけで、以上になります。
今シーズンは総勢50名のJリーグマスコットに会えました。
本当は近いけど会えなかったマスコットもいましたが、はじめて合うマスコットや、「もののけ大集合」やLTOのゴミ拾いイベントなど、ワールドカップの過密日程のおかげでオフが長く、シーズンオフに多くのマスコットが集まれるイベントも多数あったのはかなりマスコット好きにとっても恩恵を得られたと言える。
来季はスーバーカップも元通りに、豪華になるのか注目したい。そしてシーズンオフのイベントで地方では会えたけど、それぞれのホームで会えなかったマスコットには直にそれぞれのホームスタジアムでお会いしたいですね。
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